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【プロ野球】

佑、沖縄上陸、1100人がお出迎え あす、初ブルペン

2011年2月1日 紙面から

 “佑春”到来だ。日本ハムの斎藤がキャンプ地入り。航空機が到着した那覇空港には、ファンと報道陣合わせ計1100人が集結。スーパールーキーを大歓声で出迎えた。

 午後1時45分。待ちに待った男が空港ロビーに現れた。球団オフィシャルのグレーのスーツに青系のネクタイを締めた斎藤が登場すると、一斉にカメラのフラッシュがさく裂。鈴なりの人だかりからは「カッコイイ!」「佑ちゃん!」などと絶叫が飛び交い、空港は騒然となった。「佑ちゃんがんばって」と書かれた横断幕も揺れ、歓迎セレモニーでは那覇まで出向いた稲嶺進名護市長が「めんそーれ。6万人の名護市民が首を長くして待っていました」と時の人の来訪を歓迎した。

 空港を管轄する沖縄県警豊見城署では、斎藤の来訪に備え、普段は5人の署員を地域課の応援などで約5倍の23人に増強。ファンや報道陣と選手が接触しないように、春季キャンプでは初めて空港ロビー内にロープで動線を作るなど対応に追われた。空港の熱狂ぶりには、さすがの斎藤も「かなり多いなと思いました」とやや困惑する程だった。

 1日からはいよいよキャンプインとなるが、初日のブルペン入りは見送り、2日が初ブルペンとなる見込み。初めてのキャンプで斎藤が設定したテーマは明確だ。「プロの打者の打ち取り方を見つけて不安を取り除きたい」。吉井1軍投手コーチも2月中旬以降に積極的に実戦起用していく方針を明言しており、斎藤もアマとのレベルの違いを「実戦の中で試していきたい」。目標の開幕1軍入りに向け、実戦経験を積む中でプロの水に慣れていくつもりだ。

 那覇から名護に伸びる沖縄自動車道には既に「2月中の土、日は(名護に向かう)許田インター付近の混雑が予想されます」と掲示が出されるなど、沖縄は斎藤一色。名護には史上最多の観客が集まると確実視されている。それでも「たくさんの方に来ていただいてプレッシャーは大きいが、しっかり受け止めて結果を残していきたい」とスターらしいコメントで締めくくった斎藤。空前の注目度の中、ついにプロの歩みを始める。(臼杵秀之)

 

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