「ノア」(3月5日、有明コロシアム)
GHCヘビー級王者・杉浦貴(40)の9度目の防衛戦の挑戦者が31日、新日本プロレスの凶獣ジャイアント・バーナード(37)に決定した。都内で会見した杉浦は、身長198センチ、体重150キロの凶獣を投げきるための秘策を明かした。
杉浦は「大きいけど動けるしキャラもいいし存在感あるし、今までにない防衛戦の相手」と凶獣を評した。PRIDEで凶獣より大きいジャイアント・シルバを破っているが「シルバの時は寝かせればいけるだろうというのがあった」ため、投げる必要はなかった。
シルバより動けるとみている凶獣を必殺の五輪予選スラムで投げるにはテストが必要だが、前哨戦は2・16後楽園大会のみ。そこで目を付けたのが、凶獣と同じ体重150キロの吉江豊だ。杉浦は「仮想バーナードで…」と、フロントに吉江との連戦を要請した。
凶獣より18センチ低い分、投げにくい体形の吉江を投げられれば、V9防衛がグッと近づく。杉浦は「中洲で祝杯挙げたいよね〜」と、早くも3・21福岡大会でのV10防衛に色気を見せていた。