「WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ」(31日、有明コロシアム)
ダブル世界戦を行い、WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(31)=ワタナベ=が、同級4位の三浦隆司(26)=横浜光=を8回終了、TKO勝ちで退け、3度目の防衛に成功した。
代役で得た世界初舞台で、快感と苦渋を味わった。三浦は3回、ショートの左ストレートで王者からダウンを奪う“入魂の1発”で意地と見せ場を作ったが、ここからの壁は破れなかった。内山の左ジャブを浴び続けた右目が悲鳴を上げ、8回終了で暗転の幕切れ。「あれ以上やったら死んでいた。世界のレベルは高かった」と、潔く敗戦を認めた。