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中国 ローマ法王庁の許可なしに司教を任命
中国当局は20日、ローマ法王庁の許可を得ないまま司教を1人任命した。ローマ法王庁は強く反発し、中国との関係悪化は必至となっている。
中国政府が公認する「中国カトリック愛国会」は、団体の幹部である郭金才神父を河北省承徳地区の司教に選び、ローマ法王庁の承認がないまま任命した。愛国会は2000万人の信者を抱えているが、これに反発して非公式の「地下教会」に通う信者は6000万人いるともいわれている。
世界各地のカトリック司教の任命権限はローマ法王庁にあり、これを無視した中国側の動きに、ローマ法王・ベネディクト16世の側近は「信じられない。まるで宣戦布告だ」と強く反発している。
宗教の自由が十分に認められていない中国と、ローマ法王庁の関係は、ベネディクト16世が就任してからやや改善していたが、これでまた冷えこみそうだ。
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