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福留範昭先生から「韓国の過去問題に関する5記事」が、滝尾宛にメールで送られてきました。この記事を『滝尾英二的こころPart2』の掲示板に掲載します。
『聨合ニュース』の翻訳していただいた森川静子先生、また、メールを翻訳し、届けていただいた福留範昭先生に感謝します。
人権図書館・広島青丘文庫 滝尾英二
‘08年11月13(木曜日)20:50
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福留です。韓国の過去問題に関する記事を紹介します。
1) 第839回日本軍「慰安婦」問題解決のための定期水曜集会 (ニューシス)
2) 81歳の慰安婦被害者吉元玉さん、ドイツで被害の証言 (クリスチャントゥデイ)
3) 釜山市・慶尚南道、来年度の予算案確定 (韓国日報)
4) 東北アジア歴史財団、独島問題で国際学術大会 (聯合ニュース)
5) 「李大統領、『日王(天皇)が謝るべき』」 <英・ザ・ タイムズ> (聯合ニュース)
1) **************************************************************************
[ニューシス 2008-11-12 14:00]
【第839回日本軍「慰安婦」問題解決のための定期水曜集会】
(ソウル=ニューシス) 12日正午ソウル鍾路(チョンノ)の日本大使館前で、慰安婦被害ハルモニたちと参加者らが、第839回日本軍「慰安婦」問題解決のための定期水曜集会を行っている。 /ホ・ギョン記者
(写真あり)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=003&aid=0002374140
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=003&aid=0002374144
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=003&aid=0002374153
2) *******************************************
[クリスチャントゥデイ 2008-11-12 07:49]
【81歳の慰安婦被害者吉元玉さん、ドイツで被害の証言;日本軍慰安婦問題解決のためのヨーロッパキャンペイン行われる】
(写真あり)
http://www.christiantoday.co.kr/view.htm?id=197315
写真 ▲吉元玉さん氏(81)
日本軍慰安婦問題解決のためのヨーロッパ キャンペーンが、7日と10日ドイツのベルリン自由大学とベルリン韓国人教会で行われた。今回のキャンペーンは、韓国挺身隊問題対策協議会(以下 挺対協)、世界韓民族女性ネットワーク ドイツ地域、在独韓国女性の会、在独韓国平和女性会、コレア ペオバント、ベルリン韓国人教会が共同で主催した。
今回のキャンペーンのために、81歳の高齢にもかかわらず、ドイツ海外同胞社会と留学生社会の前で証言した慰安婦被害者の吉元玉(キル・ウォンオク)さんは、2007年の11月と12月、オランダ議会とヨーロッパ議会が第2次大戦当時の日本軍の慰安婦強制動員に対する日本政府の公式謝罪および賠償を要求する決議案を採択するために、ヨーロッパキャンペインに参加したことがある。
行事を行われたセミナー室は、慰安婦被害者ハルモニたちが描いた作品が展示されて、ハルモニの証言を聞くために集まったドイツの現地人と韓国人留学生たちで席が埋まった。行事は、参加した現地のドイツ人のために、韓国語-ドイツ語の通訳で進行された。
吉元玉さんの証言に先立ち、挨拶の言葉と短い映像物を通して、アジア-太平洋戦争当時、20万名の若いアジア少女たちと女性たちを強制的に連行して、性奴隷にされた被害者たちの証言と写真などを見せた。おぞましく、残忍な戦争犯罪の悲しく、恨(ハン)の積もった被害者ハルモニたちの証言を見ながら、セミナー室には沈黙が流れた。
続く証言で吉元玉さんは、「皆さんの前で話すのは恥ずかしいことですが、それでも皆さんの支援を受けようと、この席に来ました」と言って、13歳の幼い年齢に、日本軍の嘘にだまされて、慰安婦として強制的に連行されて、暴力と強姦によって、涙で明かした毎日について話し始めた。
吉さんは、過去の犯罪を認めず、むしろ嘘の歴史で糊塗して、韓国だけでなく、アジアの多くの女性被害者たちを侮辱している日本政府を非難した。彼女は、「戦争のない国、平和な国のために、皆さんに知らせたくてこの場にきた。私は、皆さんがこの世の真実だけを教える人たちになってほしい。こうしたことが再びあってはならいではありませんか」と訴えた。
吉さんの証言時間の後には、質問および応答の時間が続き、ドイツの現地人と韓国留学生の質問が絶えずに続いた。ある現地人は、彼女に宗教は何か、それが助けを与えたのかを質問した。
これに対しハルモニは、「私は人生を苦労して送り、子供も持つことができなかったが、赤ん坊を育て、その子を一生懸命教育し、大学院まで出て、牧師になった。また、自分が養子だったのを知って、ほかの娘を養子にして、元気に暮らしている」と明らかにした。
第2部では、挺対協の活動報告および慰安婦博物館建設の紹介と文化行事(チョン・オクヒ 一人劇)で、この日の行事を終えた。 (ベルリン=イ・ジャヨン記者)
3) ****************************************
[韓国日報 2008-11-12 03:06]
【釜山市・慶尚南道、来年度の予算案確定;[日帝強制動員歴史記念館建設に35億ウォン]】
釜山市と慶尚南道は、11日来年当初予算でそれぞれ7兆1,629億ウォン、5兆5,916億ウォンを編成、市議会と道議会に提出した。両自治団体は、ともに7兆ウォンと5兆ウォンを突破した。
釜山市の来年の当初予算案は今年より3,090億ウォン(6.3%)増額され、一般会計が4兆7,789億ウォン、特別会計が2兆3,840億ウォンとなった。(中略)
釜山市は、映像センター建設に236億ウォン、英語放送局の開局など英語公教育のインフラ構築に162億ウォン、自転車試験道路4ケ所(8.4km)開設に30億ウォン、温室ガス低減の投進に85億ウォン、日帝強制動員歴史記念館建設に35億ウォンを配分し、来年から本格的に推進することにした。(以下 略)
4) *****************************************
[聯合ニュース 2008-11-11 07:00]
【独島の領有権に学問的に接近しよう;東北アジア歴史財団、独島問題で国際学術大会】
(ソウル=聯合ニュース)ソン・グァンホ記者= 独島の領有権について韓・日間の立場が平行線を描いている中、独島問題に光を当てる国際学術大会が開かれる。東北アジア歴史財団と仁荷(イナ)大学は、18~19日の二日間、ソウルのプラザホテルで「独島問題の歴史認識と国際法的正義」を主題に、「世界の碩学を招いて独島問題の国際学術大会」を開く。
韓国、日本、米国、中国、英国など7カ国からの学者30名余りが、当事国である韓国と日本の立場をはじめとし、国際法及び領土紛争の事例などについて議論する。
大部分が歴史と国際法の専門家である参加者たちは、 ▲日本の視点で見た独島問題に対する対話 ▲領土紛争の現実:緊張と挑戦 ▲島嶼の領有権紛争と国際司法裁判所の最近の判例 ▲植民主義と帝国主義、領土紛争、そして国際法 ▲独島問題の解決のための体制の形成、などの五つの小主題を通して、独島問題をめぐる合理的な解決の方案を模索する。
荒井信一日本の戦争責任研究と記録センターの共同議長(戦争責任資料センターの共同代表か)が、「対話を通じた解決の必要性」について基調発表をし、代表的な知韓派の学者である和田春樹東京大学名誉教授が、「独島問題は2010年までに解決しなければならない」を主題に発題するなど、計16編の論文が発表される。
金容徳(キム・ヨンドク)東北アジア歴史財団理事長は、「学際的な観点で独島問題を総体的に眺望することにより、独島問題の現在と未来を診断し、韓日両国、さらには東アジアの平和な共存と繁栄のために、平和的な解決方法を模索することが今回の大会の目標」だと語った。
〈森川静子訳〉
5) *****************************************
[聯合ニュース 2008-11-11 10:11]
【「李大統領、『日王(天皇)が謝るべき』」 <英・ザ・ タイムズ>】
(ソウル=聯合ニュース)キム・ジェヒョン記者= 李明博大統領は、明仁天皇が戦後のドイツの事例に従って、アジアへの侵略行為について心から反省する姿勢を見せるべきだと語った、と英国の日刊ザ・タイムズが11日報道した。
同紙は「李明博、『明仁天皇が謝るべきだ』と言及した」という題の記事で、李大統領が「ウィリー・ブラント元ドイツ総理は、ポーランドの国民全体とヨーロッパ人、世界の心の琴線を鳴らした」とし、このように伝えた。
ブラント元総理は、1970年12月にポーランドを訪問し、ナチの虐殺が恣行されたユダヤ人追悼碑の前でひざまずき、ホロコーストなど第2次大戦の時に人類を相手に犯した犯罪行為に対し、謝罪している。
李大統領は続けて、「ブラント元総理のそのような謝罪は、ドイツとポーランドのパートナー関係で転換点となった」と評価し、「明仁天皇の訪問がこれと類似の事例となり、韓・日両国関係が本当に前進しるだろう」と語った、と同紙は付け加えた。
〈森川静子訳〉
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