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保冷車突入:勾留理由を開示 水戸地裁

 茨城県石岡市で昨年12月、戸井田和之県議(46)の後援会事務所に保冷車が突っ込み叔父利雄さん(62)が死亡した事件で、器物損壊と窃盗の両容疑で逮捕された指定暴力団山口組系元組員、設楽(したら)啓一容疑者(43)に対する勾留理由開示手続きが31日、水戸地裁(古川善敬裁判官)であった。

 設楽容疑者の弁護人は、「指紋が保冷車にあったとしても、窃盗や事件の際に運転していたという証拠にならない」などと述べ、両容疑ともに争う姿勢を示した。設楽容疑者は意見陳述をしなかった。

 古川裁判官は証拠隠滅の可能性や、逃亡の恐れがあるとして勾留の必要性を認めた。

 設楽容疑者は、石岡市内の運送会社で事件前日に保冷車を盗み、後援会事務所に突入した疑いで今月16日、県警石岡署捜査本部に逮捕された。

毎日新聞 2011年1月31日 15時00分

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