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アセトアニリドの融点測定についてなのですが、文献値よりも融点は低かったのです...
アセトアニリドの融点測定についてなのですが、文献値よりも融点は低かったのです。この原因として考えられることは純度が低かったからなのですが、なぜ純度が低いと融点が低くなるのか。
ということがわかりません。なるべくわかりやすく教えてください。お願いします。
- 補足
- すみません。何故というのが抜けていました。
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- 質問日時:
- 2011/1/30 11:10:40
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- 残り時間:
- 7日間
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- 補足日時:
- 2011/1/30 22:13:39
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回答
(3件中1〜3件)
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いくつか回答が付いていますが、「何故」が書かれていないように思います。
これはまず、結晶とは何かが分からないといけません。
結晶というのは、分子がある「規則構造」を持って並んでいる状態なのです。
単に固体ならば結晶というものではありません。
規則的にきっちりと並んでいるものを結晶と呼ぶのです。
分子がきっちりと並んでいると、分子と分子が最も密に並ぶわけです。
ダンボールに野球ボールを入れていくことを考えてください。
ガサっと一気に1000個を放り込んだときと、一つずつ下からきっちり詰めていった時とでどちらの方が密に詰まりますか?
確実に後者ですよね?
この状態が結晶です。
密に詰まっているということは、分子同士の相互作用も最大限になります。
溶けるというのは、分子間の相互作用を熱エネルギーで断ち切ることですよね。
つまり、相互作用が大きいほど(→分子が規則的に並んでいるほど)、融点は高いわけです。
上記の野球ボールの例を再度考えましょう。
下から野球ボールを詰めていったときに、途中で何個かソフトボールを入れてみましょう。
どうなりますか?
野球ボールが箱にきちんと入らなくなりますよね。
特に、ソフトボールの周りでは野球ボールの配置が大きく乱れるはずです。
これが不純物の入っている結晶と同じ状態です。
つまり、不純物が入ることで、結晶の配列が歪んでしまうんです。
結果、分子間の相互作用が弱くなってしまいますので、低い温度でも溶けてしまうわけです。
お役に立てば幸いです。
<補足を読んで>
いや、私が言ったのは、他の回答者さんの説明では「何故そうなるか」が抜けているので、質問者さんの質問に対する答えになっていないですよねということです。
文章が分かりにくくてすみませんでした。
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- 編集日時:2011/1/31 08:01:53
- 回答日時:2011/1/30 15:05:24
融点とは別名で凝固点です。
凝固点は物質に固有の値ですが、これに他の物質が混ざっていると「凝固点降下」が起こります。
水とジュースではジュースの方が凝固しにくいのと同じ考え方です。
ですので、不純物が含まれていれば凝固点降下が起こり、結晶の融点が下がります。
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- 回答日時:2011/1/30 14:16:52
これは不純物を含んでいる為です。よって融点測定から文献値から相当ずれている
ならばGC-MSなど別の測定して不純物を同定するか、再結晶で精製し純度をあげる
必要があります。
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- 回答日時:2011/1/30 13:41:49