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【プロ野球】

佑VSイチローもう実現 都内で合同トレ フリー打撃30球

2011年1月31日 紙面から

自主トレを終え、記者の質問に答える日本ハムの斎藤=鎌ケ谷・ファイターズスタジアムで(武藤健一撮影)

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 ビッグすぎる対決が極秘裏に実現していた。日本ハムの斎藤佑樹投手(22)=早大=は30日、千葉県鎌ケ谷市で行われていた新人合同自主トレを打ち上げた。同日午前には同じマネジメント会社に所属するマリナーズ・イチローとの合同練習を非公開で敢行。打撃投手としてイチローとの“対戦”も果たしていた。

 新人合同トレ最終日は自由練習だった。斎藤は午後0時40分に鎌ケ谷のグラウンドに現れると、ウオーミングアップなしでキャッチボールを開始。みるみる距離を取り、自主トレで最長となる推定100メートルの大遠投をやってのけた。しかも普段はクールな斎藤が「よっしゃー」と声を張り上げるなど、なぜかマックスハイテンション。ただ、それも無理はなかった。練習をわずか20分で終えた斎藤の口から衝撃的な事実が明かされた。

 「実はきょうイチローさんと練習をしてきたんです」。斎藤によると今月中旬にイチローサイドから打診があり、斎藤が快諾。練習が行われたのは東京都内の室内練習場で、キャッチボールやノックに加え、打者イチロー、打撃投手斎藤という超豪華なフリー打撃も実現したという。

 “初対決”は変化球も交えながら約30球。「多少は下心もありました。打ち取ろうっていう…。でも無理でしたね」。空振りは1球もなし。メジャーで10年連続200安打をマークした天才打者は斎藤の挑戦をあっさりと退けたという。

 それでも斎藤は「プロに入って初めての実戦をイチローさんとできて光栄」とうれしさを隠さなかった。キャッチボールではイチローの強肩を生で味わい「本気でこんな球見たことない。本当にレーザービーム」と胸を躍らせた。

 さらに「一緒にWBC? 究極(の目標)はそこです」と言い切るなど、イチローから受けた刺激は無限大。約2時間の練習を「純粋に楽しくて夢のようだった」と振り返った斎藤。至福の時間を追い風に31日、いよいよキャンプ地名護に乗り込む。 (臼杵秀之)

 

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