ホコ天復活秋葉原!リアルレポート:急「世界のアキバよトップをねらえ!ここをどこだと思っていやがる!!!ホコ天復活!!おめでと~ございま~す!!」
午後六時前。
ついに「祝!ホコ天復活アキバパレード~世界はこれを愛と呼ぶんだぜ~」の時間が迫る。
正直、ホコ天の終了の五時までホコ天にいたため多少ガチガチのスケジュールになりアタフタした。
来ていただいた歌姫、「ヒミツキチ」さんを公園で待たせてしまった。
五時半にようやく公園に到着。
いつものメンバーが来てくれた。
ヒミツキチさんに挨拶をして
CDプレーヤーを渡される・・・・CD?
なんと今回、なるべく原曲を使わない方向にしたいという要望に応えてくれて打ち込みでオケを作ってくれたのだ!
すごい、
ちなみに自分たちで演奏して歌う、ということの方が
本来の
「アニメの世界」を自分たちで現実に顕現させるというコンセプトに叶うのだ。
だから究極の話、アニメの台詞を本物の声優が生で言ってくれたりするのが理想。ま、さすがにそれはないが。
で!出発前、考えていたアムロさんとのきっちりした
コラボ「トップをねらえ!」をモチーフにした
アジテーションコントをする。
よーするにアニメのワンシーンの台詞を現状に当てはめて
オチつきで楽しんでもらうという寸劇である。
・・・!!!となんとこの時、
NHKのでっかいカメラが来たのだ。
ま、まさか!!・・・
こりゃガンバスターの登場よりも迫力があった。
来てくれたのか。メールも返ってこなかったのでてっきり
小物として相手にされなかったのかと思った。
ホコ天復活について、秋葉原についてカメラの前でいきなり聞かれて答えるリアルシャアとアムロ。
はっきり言って二人とも緊張していたのが丸わかりだった。
「私が焦っている?!・・・私は冷静だ!」
と心で叱咤しながら準備をして
そう!NHKのカメラの前でいきなりコントを始めることになったのだ!
もー始めから使われることなんか考えちゃいない。
ただ、この本物の情熱を!・・・度肝を抜いてやる。
ちなみに僕の役はトップをねらえ!2のほうの主人公ノノ。
「お姉さま!!私は本当にバカでした。
以前の歩行者天国を遊び場のようにしてしまってました。
そんな歪んだ自由では、世界のアキバは本当のトップにはなれないのです!!
なぜならば!!!!
真にアキバを愛するのならば、世界のアキバとしての誇り
と自覚を持たねばならないからです。
もしもアニメのヒーローのような力があれば、
もしもタイガーマスクがいれば、そんな考えではいけないのです。
本当のアニメのヒーローは、本当のタイガーマスクは
心の中にこそ宿るのだから!!!!」
↑ちなみにこの台詞の元ネタは「2」のラスト近くにでるのだけど、改めていいシーンだったので素晴らしい発見をした。
そしてアムロさんの出番
「よく言ったぁ!おまえ等なにをぼさっとしている!早くパレードに参加しないか!俺はこのパレードのコーチを務めるオオタコウイチロウだ!
よく見ろ!あいつらには特別な才能なんてない。ただあいつらにあるのは「勇気」だ!この勇気があれば
世界のアキバは世界を救いうる奇跡を起こすかもしれない」
「コーーチ!!!奇跡は起きます!起こしてみせます!!!」
オチは割愛。
いや、でも受けてたんですよ。活字にしたら絶対スベるから割愛なんですよ!少し笑いが起きていて本当に嬉しかった。
アムロさんが直前で考えてくれた被せによりなんとか笑っていただけた。
結局準備もままならぬまま出発という形になった。
今回も毎度のことながら機材の調達に難儀してしまい
忘れ物も多く
万全ではなかった。
しっかりしたアンプ(今使っているのは故障気味)
やアピールカー(車も出そうと思えば出せるのだ)
を使えばもっとしっかりできると思う。
ポケモンゲットだぜ!を歌いながらパレード隊出発!
「タイガーマスクが善意の輪を広げたように、
今人の心は善意を求めているのです!
やりましょう!世界のアキバのホコ天が復活したこと、
これを希望として世界に元気なアキバがあることを
アピールしましょう。
社会はこんなにも自由です。
人はこんなにも自由です。
警視庁、万世橋警察署の方の協力を得て
こんな風に、愛を叫ぶことができるのです!」
アンプの接続に悩まされつつ台車を押した。
ガンダムカフェ、中央通り、にさしかかる
「愛おぼえていますか」
を歌うマチルダさんのコスをした歌姫キコさん。
相方のギターの亮さんはドラゴンボールの孫悟空コス。
「愛をおぼえていますか!
ネガティブな言葉に流されないで!
人は、自分の人生を生きるべきなのです!
こんな風に、こんな風に、
考えられますか、あのアキバのホコ天が復活したんですよ!!」
ほとんど半泣きで訴えた。
ここまで感情がでたのは初めてだった。
アンプの接続の調子を随時気にしていたのがなければ
大泣きしていたかもしれない。
やはり
本当に「秋葉原の歩行者天国が復活した」という事実は
改めて大きく、感動的な奇跡なのだ。
今回も書いてきた原稿とかを鞄にいれたままにしてしまい
ほぼアドリブでやったが、
主張が愛や「自分の人生」とか
抽象的な部分がある。
誤解というか、伝わりやすく書くとやはりさけられないのが事件のことなのだ。
自分の人生、とは
ネガティブな言葉に追い込まれたり
日々の尊厳の欠落で自分を矮小化してとらえてしまったり
悲しい事件に魂を引かれてしまう怯えた心などから
自分を取り戻せ、ということなのだ。
ホコ天が復活したことを喜ぶことができずに
「自由がどうの」とか
「迷惑者がどうの」とか
今を、今の人生を、それじゃあいつまでたっても
生きられないじゃないか。
NHKのカメラといくつかのカメラが追う。
今回満を持してアニメの名言を言う電報システムを本番で初めて発動させたが(以前は始まる直前だった)
やりつつもなんかしっくりこない感じがした。
露骨に泣かせようとか、感動させようとかいうのは空気的によくない。ああ、改めて難しい表現だと思う。
マイクが入らなくなったりして
途中のグダグダ感は否めなかったが
もはやマイクなし、という感じで
「歩行者天国ふっかーーーつ!!!」
というとアムロさんたちが
「おめでと~~ございま~~す!」
と応えてくれて、
それで押していった。
「世界のヲタクが憧れる!
クールジャパンを育む生地!
ホコ天復活秋葉原!!ここをどこだと、
思っていやがる!!!」
みんなで天を指さしてやる予定だったのだけど
僕自身両手が塞がっていた。
ちなみにお昼にセレモニー直前、
ミヤネ屋さんのカメラが来ていて取材してくれて
一言だけ言わせてください、と言って
この啖呵を切ったら
すげ~軽蔑する目を寄越した。
ほーこれが大人か。
ジャーナリズムの偏見の助長の端緒を簡単に
見て取れた。
甘いな、それじゃあ「大好きに夢中になる遊び心の秋葉原」は捉えられんさ。
結局メディアの問題はその器の小ささによる
真実を突き詰める力のなさが負の連鎖を呼んでいるという
ことにつきる
そんな情報では弱い心を呼ぶだけであり、
弱い心は社会を閉塞感で包むだけである。
これはある意味で日本人の典型的な定石でもあり
問題を先送りにすればゆっくりと日本は沈み
心の育たぬままに迎える不況は
大いなる不幸を呼び込む。
「参加してくれた人たち。
付き合ってくれた報道の方、ありがとう。
よくここまで戦ってくれた」
と言って始まる前にみんなで泣いて今日という日を
喜びたかったが、
まーバタバタしたまま終了した。
あの日はまだ実感なんてわかなかった。
次の日のニュースなどもあり
まだまだこれからのことも多い。
よかった。世界はまだまだ捨てたもんじゃない。
人はまだ、希望に賭ける勇気を無くしてしまうほど
萎えちゃいない。
大人たちもまだまだ若者を見捨てちゃいない。
あーーーーー惜しかった。
まことに惜しかった。
実はここに書いていないところでもギリギリまで
でっかいメディアに記事を書いてそれを審議していただき
ギリギリで漏れることになったりしたのだ。
ワンピースのルフィばりに素直に惜しかったと叫びたい。
マスコミは来ていたのであとは人数だけだったのだし、
機材の準備などがもうちょいど派手だったりしたら・・・。
あーーーーでもよかった。
みんなで笑えて歩けた。
パレードの中でも言ったと思うが
「ルフィ海賊一味のように
心の底から本当の笑顔になれるように、
私たちも日々、命を賭けて一生懸命いきなきゃいけない」
とりあえずこの辺でレポを終えるが
NHKの放送などで重要な面があったので
続・祝!ホコ天復活リアルレポート「報道」に続けよう
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