「IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(29日、ブラクパン)
ボクシングのIBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級タイトルマッチ12回戦は29日、南アフリカのブラクパンで行われ、チャンピオンのヌコシナチ・ジョイ(南アフリカ)に挑んだ同級1位の高山勝成(27)は、3回に偶然のバッティングで負傷して規定により無効試合となり、タイトル奪取は成らなかった。
WBCと、WBA暫定に続く3団体目の同級世界王座を目指した高山は、3回途中に右頭部を切り、レフェリーが試合を止めた。高山は「勝ったわけでもないし、負けたわけでもないので、複雑な気分」と話した。陣営によると、再戦となる見通し。
IBFは世界王座を認定する主要4団体の一つとされる。日本ボクシングコミッション(JBC)は認可しておらず、高山は一昨年11月にJBCに引退届を提出して海外で試合を行っている。
戦績は高山が29戦24勝(10KO)4敗1無効試合、ジョイは22戦21勝(15KO)1無効試合。