「新日本」(30日、後楽園ホール)
IWGP王者・棚橋への挑戦権を懸けた前王者小島聡(40)と真壁刀義(38)の激突は、返り咲きを狙う小島が真壁をラリアート葬。リベンジの機会をもぎ取った。
策略がはまった。終盤優位に立った真壁が、パワーボム、スパイダージャーマンで畳み掛け、キングコングニーで決めようとした瞬間、小島のセコンド・タイチがエプロンサイドから挑発。真壁が排除に気をとられたスキに小島が蘇生し、カウンター気味のラリアートで、どさくさに紛れ勝利をものにした。
“チームプレー”の勝利にも「どうやらIWGPは俺みたいに礼儀正しい選手が好きみたいだな」と、どこ吹く風。試合後、王者棚橋から「小島がベルトを巻くことはない」と返り討ちを宣言されたが「俺だって生き残るのに必死なんだ!!1・4で1度を落としたからって止まってられるほど、のろまじゃねえ!!」と、野心をたぎらせた。
同じく小島セコンドのNOSAWA論外は「俺のコネクションで2・20仙台から元WWEのスーパースターが来る。楽しみにしとけ!!」とチーム増強を示唆。至宝を巡る争いに、きな臭さが漂ってきた。