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叫び声、直後に「ドン」 コースター転落死(2/2ページ)

2011年1月31日6時0分

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 山梨県から日帰りで遊びに来た中学2年の男子生徒(14)は昼食後に乗り場に来たところ、コースターにシートがかけられていた。係員から「事故が起きたので安全確認します」と告げられた。一緒に来ていた弟(9)と午前中に乗ったばかり。「遠心力が激しい。急カーブを車で走るような感じ。結構体が動いて怖い」と話した。

 一方、コースターに何度も乗っている客からは、安全確認の方法が以前と変わったという指摘も出た。

 昨年10月にも乗った別の小学6年の女児によると、当時は走り出す前、安全バーが下がった状態で固定されているかを係員が手で押して確認していた。しかし、この日は午前中から3回乗ったが、「バーを下ろしてください」という呼びかけだけで、係員のチェックはなかったという。

 女児は「あちこちで急停止して、曲がる時にはガックンと衝撃が来て、思い切り横に振られる。バーの押さえがあるので安心して両手を上げたりできる」と話した。

 公式ホームページによると、このコースターは乗る位置や乗った人の総体重によって動きが変化し、毎回違った遠心力効果が楽しめるという。「わざと体重バランスを悪くして乗ると回転しまくるのがミソ」というスタッフのコメントも掲載されていた。事故後、こうした記述があるページは閉鎖された。

 この遊園地では、事故が続いている。昨年12月5日、走行中のジェットコースター「サンダードルフィン」のボルトが折れて落下し、地上で跳ね返って小学3年の女児(9)の右脇腹に当たり、けがをした。昨年11月29日には、垂直に落下する遊具「タワーハッカー」のモーターの点検をしていた女性作業員が右手を挟まれ、指3本を切断する事故もあった。

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