着物姿の男女「お化髪」楽しみ街を練り歩く…大阪
節分の風習を復活させようと、白塗り化粧に着物姿で「お化髪」を楽しむ参加者 |
「成人式に着た着物だけど、まだ似合うかしら」。節分を前に30日、大阪市内で白塗り化粧に着物姿の男女が「お化髪(ばけ)」を楽しみ街を練り歩いた。
「お化髪」は節分の日に厄年の人が他人になりすまし、厄を落とすという風習。江戸時代末期から一般家庭で盛んになり、現代では京都・祇園や大阪・北新地などの花街で芸妓(げいこ)や舞妓(まいこ)により受け継がれている。
関係者は「振り袖を着られなくなった(年配や既婚者の)人たちにも、その浮き立つ気持ちを味わってほしい」と3年前からイベントを始めた。
[ 2011年1月31日付 ]
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