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未解決事件簿:深夜の樹海事件〜消えた女児の行方は?〜

1996年8月13日10時5分

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1991年3月3日、T県M市の県道00線の山中、遠足で遊園地に向かうはずだった幼稚園バスの車列の中、最後尾の1台が突如姿を消した。
先に遊園地に到着した他のバスの運転手が最後尾のバスが到着していないことに気がつき、2時間後警察へ通報。
その後の捜索により4日未明、現地へ向かうものとは全く別の道の山中でバスが転落しているのを発見した。
落下現場には、転倒したバスの運転手斉藤さん(52歳)と引率していた教諭内田さん(29歳)、及び13人の幼稚園児の計15名の死亡が確認され、同バスに乗っていた幼稚園児6名が重軽傷を負った。
しかし、乗員していたAちゃんが発見されなかった為、警察は地元の消防団の協力を経て山中を捜索したが結局発見には至らず 、捜索はわずか1週間で打ち切りとなった。

その事件から5年後の8月13日、群馬の樹海内で少女の遺体が発見され、当時の歯形等から行方不明となっていたAちゃん(当時4歳)と断定。 死因は溺死
遺体発見時Aちゃんの体には外傷が見られず、少なくとも数週間前まで生存していたと推定された。
事件当初犯人の絞り込みは難航すると思われたが、着衣からAちゃんのとは別の毛髪が発見されたため容疑者の一人が浮上した。しかしながら Aちゃんの所持品から別の人間の指紋が発見されたため複数人の犯行の可能性が高い。
発見された現場の地元民が遺体発見前日夜中に男性が言い争っているのを聞いていたこと、またAちゃんの遺体があった現場付近では、限りなく真球に近い翡翠が多数見つかっており
発見された山中では、こういった物は取れず事件との関係性が調べられている。
この5年間、転落事故があった付近では深夜の時間帯にAちゃんらしき少女がたびたび目撃されていた。
目撃者の通報により、何度か駐在・消防団が現場を捜索するものの発見には至らずイタズラや見間違いとして処理されていた。
その後、事故現場から数十キロ離れたAちゃんの遺体が発見現場でもたびたび目撃情報があり、地元民が声をかけると Aちゃんらしき少女は樹海の中に消えていったという。


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