フェリペ・マッサは、2011年シーズンを前にして減量プログラムに着手しなかったと明かした。
今シーズンはKERS(運動エネルギー回生システム)がF1に復活する。KERSシステムは重量がかさむため、マッサのチームメイトであるフェルナンド・アロンソや、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)を含む多くのドライバーがダイエットに取り組んだと語っている。
体重が60㎏以下とみられているマッサは、スペインの『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』紙に、「僕はグリッド上で最も体重の軽いドライバーだと思うから、そのことについてはほかのドライバーほど心配する必要はないんだ」と述べている。
また、マッサには、2009年に初めてKERSが導入された際、すでにフェラーリのKERSを使っていた経験がある。一方のアロンソは、昨年チームに加入したばかりであることから、フェラーリのKERSを使ったことはない。しかし、これによって自身が有利になることないとマッサは語る。
「僕は2009年にフェラーリ製を使って、フェルナンドはルノー製を使った。どちらも、同じものだったけどね」とマッサはコメントし、マニエッティ・マレリが両チームのKERSの基本システムを作ったことに触れ、さらに加えた。
「しかも、僕はハンガリーでの事故が起こるまで、シーズンの半分しか使っていないんだ」