名古屋リコール:無効2万9000人「異議」…不足分超す

2010年12月1日 23時33分 更新:12月2日 7時41分

河村たかし名古屋市長=2010年11月撮影
河村たかし名古屋市長=2010年11月撮影

 河村たかし名古屋市長の支援団体が集めた市議会解散請求(リコール)署名の縦覧が1日に終了した。11月24日発表の審査結果では、有効署名は住民投票に必要な法定数36万5795人分に1万2004人分足りなかったが、異議申し立てがされた署名は1日現在で延べ約2万9000人分に上った。申し立ての大半は無効とされた署名を有効にするよう求める内容で、住民投票実施の可否は異議申し立てについての再審査結果が判明する今月17日ごろになる。

 ◇住民投票の可否は17日ごろ

 選管のまとめでは、11月25日から1日までに2万697人が市内16区役所に縦覧に訪れ、延べ2万9228人分の署名に異議申し立てがあった。重複した申し立ても含まれる。

 このうち、約2万人分は支援団体が1日に申し立てた。支援団体は、市選管による約10万人の署名者への個別調査で「受任者から求められて署名をした」などと答えて無効とされた署名の一覧表を各区選管から入手。この署名が約2万人分に上り、区ごとに一括して異議を申し立てたという。

 異議申し立ては郵送でも受け付けており、1日の消印有効。最終的な申立数は変わる可能性がある。

 請求代表者の一人で支援団体の平野一夫広報担当は「無効とされた署名をできる限り救済したい」と話した。【高橋恵子】

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