2010年12月1日 13時12分
テレビ番組をインターネットで無断配信したとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは1日、川崎市中原区木月1、情報通信機器販売会社「ファーストリーム」社長、金田芳也容疑者(48)を著作権法違反(公衆送信権侵害)容疑で逮捕したと発表した。金田容疑者はワンセグ放送に著作権が適用されないことに着目して海外などの利用者にUSBワンセグチューナーを販売していたが、実際にはワンセグ放送ではなくネットで直接配信していたという。
逮捕容疑は10月8日と11月5日、同社などのサーバーから、フジテレビ「ごきげんよう」とNHK「てっぱん」をテレビ局に無断で配信したとしている。
同センターによると、視聴者は海外の在留邦人ら約1800人に上り、チューナー販売などで約2600万円の売り上げがあった。金田容疑者は「ワンセグ受信なので著作権法違反ではないと思った」と容疑を一部否認しているという。【伊澤拓也】