2010年12月1日 10時40分 更新:12月1日 12時40分
建設中の東京スカイツリー(東京都墨田区)が1日、高さ500メートルを超えた。今後、地上デジタル放送用のアンテナを取り付ける最上部の鉄塔「ゲイン塔」を少しずつ伸ばし、11年春には634メートルに達する見込み。内装工事などを経て、12年春には世界一の高さの展望タワーとして開業する。
スカイツリーは10月下旬、鉄骨を組み立てて造るタワー本体部分が計画の高さ497メートルに到達。タワー本体内の空洞部で組み立てていたゲイン塔の引き上げ作業を進めていた。1日午前、タワー本体最上部に仮置きされていた制振機械室とゲイン塔がドッキングし、高さは511メートルになった。【山田奈緒】