サッカーアジアカップで優勝した日本代表、海外組は早くもチーム合流のため出発
フジテレビ系(FNN) 1月30日(日)18時19分配信
カタールで行われたサッカーのAFCアジアカップ2011決勝で、「ザックジャパン」がオーストラリアを1 - 0で破り、アジアの頂点に立った。史上最多となる4度目のアジアカップ制覇を果たした日本代表、オーストラリアとの決勝戦は、まさに死闘だった。カタールでの激闘を乗り越え、成長を続けたザックジャパンがつかんだ初めての栄冠。史上最多4度目のアジアカップ制覇。
決勝の相手は、アジアカップ優勝3度のサウジアラビア。
開催国のカタール、宿敵・韓国をけ散らし、たどり着いた決勝のステージ。
日本代表は、前半から得意のパス回しで、相手守備陣を翻弄(ほんろう)し、幾度となくチャンスをつくり、攻め込んだ。
後半に入っても、果敢にサイドアタックを仕掛けるなど、今大会、わずか1失点のオーストラリアを脅かした。
攻撃陣の頑張りに、守護神・川島永嗣選手(27)も応えた。
絶体絶命のピンチにも、体を張ったセーブを見せ、オーストラリアの前に壁となって立ちはだかった。
そして延長戦、途中出場のサブメンバーが、この日のヒーローとなった。
左からのクロスに合わせたのが李 忠成選手(25)で、華麗なダイレクトボレーでゴールネットを揺らした。
完ぺきなポジショニングと、完ぺきなシュート。これにはキーパーも、ただ見送るだけだった。
ザッケローニ監督就任後、初の公式大会となったアジアカップ。そのフィナーレは、栄光、そして歓喜に満ちあふれていた。
日本代表が、史上最多4度目となるアジアの頂点に立った。
ザッケローニ監督は「最高の勝利、チームは最高だった。選手みんなが団結して、こんな勝ち方をしてくれた」と話した。
この日本代表の勝利に、元日本代表・中田英寿さんは「新しい監督になって、1つ目の大きな試合だったっていうのは、これを勝てたというのは、非常に日本にとっては大きなステップになるんじゃないかなとは思いますね」と話した。
そして、海外組の選手たちは、早くもそれぞれのチームに合流するため出発した。
長谷部 誠選手(27)は「優勝できたっていうのは、すごくよかったと思うし。本当に、若い選手たちにとって、僕個人にとってもそうですけど、非常にいい経験になる大会でした」と話した。
川島選手は「一睡もできなかったですけど、でも、心地いい朝ですね」と話した。
長友佑都選手(24)は「まだね、勝利の余韻に浸ってますけど、まあ、すぐまたリーグ戦始まるんでね、切り替えて頑張りたいと思います」と話した。
アジアNo.1の称号を手にした日本代表、チーム本体は31日に帰国する。
一方、日本代表のユニホームは、アジア王者奪還を記念し、そのマークがペイントされた。
特徴は、胸元の4つの星。
これは、アジア制覇を達成した回数の「4回」を表している。
一番下には、優勝を決めたスタジアムの名前が記されている。
このペイントの一般サービスは、2月1日から実施されるという。
最終更新:1月30日(日)18時19分