30日昼すぎ、東京・文京区の「東京ドームシティ」の中にある遊園地で、回転しながらレールの上を走る乗り物から客の男性1人が地上に転落して死亡し、警視庁で詳しい状況を調べています。
30日午後0時40分ごろ、東京・文京区の東京ドームシティの中にある遊園地で、アトラクションの乗り物から人が転落したという通報が、従業員から消防などにありました。事故があったのは「スピニングコースター舞姫」というアトラクションで、走行中の乗り物から30代の男性客1人が地上に転落したということです。男性は病院で手当てを受けていましたが、およそ2時間後に死亡しました。東京ドームシティによりますと、スピニングコースター舞姫は、アップダウンのあるレールの上を4人乗りの乗り物が回転しながら走るアトラクションで、コースは全長が300メートルで、高さは最も高いところで10メートルほどあるということです。乗り物には座席に座った客の腰を固定する安全バーが取り付けられており、警視庁と東京消防庁は、男性がなぜ転落したのか、従業員などから事情を聞いて詳しい状況を調べています。この事故で、東京ドームシティのアトラクションはすべて営業を取りやめました。東京ドームシティでは、先月、別の乗り物からボルトが落下して近くにいた9歳の女の子が軽いけがをする事故が起きています。