30日午後0時45分ごろ、東京都文京区後楽1の遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」で、小型コースターから男性が転落した。東京消防庁によると、男性は34歳で病院に運ばれたが死亡した。警視庁富坂署が業務上過失致死容疑を視野に捜査を始めた。
富坂署などによると、事故があったのは「スピニングコースター舞姫」と呼ばれる4人乗りの遊具。2人ずつが背中合わせに乗り込み、約300メートルを左右や上下に動くという。男性は7~8メートルの高さから転落したらしい。遊園地は事故後間もなく閉園し、営業を見合わせている。
同遊園地では昨年12月、ジェットコースター「サンダードルフィン」の金属製部品が走行中に落下し、地上にいた小学3年生の女児(9)が脇腹に軽傷を負った。同11月にも、開園前に垂直落下型アトラクション「タワーハッカー」を点検していた女性従業員(26)が指を3本切断する事故があった。【山本太一、伊澤拓也】
毎日新聞 2011年1月30日 15時02分(最終更新 1月30日 16時36分)