群馬県のわたらせ渓谷鉄道が今春17年ぶりに導入する新車両がこのほど、大間々駅に到着した。関係者が見守る中、約2時間かけてトレーラーから降ろされ、線路上の車輪に固定された。なじみ深い銅(あかがね)色の新車両は2月上旬から試運転を重ね、わ鉄の開業記念日にあたる3月29日に一般公開される。
新車両は330馬力あり、従来の250馬力よりアップ。定員は119人。カラーデザインは一般公募で決まり、銅色を基調に、窓に沿ってクリーム色が配色されている。樺沢豊社長は「銅色はわ鉄の象徴ともいえる色で景観にマッチしている。お客様にも喜んでもらえると思う」と話した。【塚本英夫】
2011年1月30日