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息子の障害悩んだ末に 殺人容疑の母、支援団体にも相談(2/2ページ)

2011年1月30日5時1分

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 隆正君は保育園で、部屋から飛び出すなど落ち着きのない時もあった。それでも、お菓子を友達にあげたり、以前よりも話せる言葉が増えたりしていた。

 保育園の保護者や支援グループのメンバーは、鈴木容疑者が保育士らの話に、うなずきながら聴き入る姿が記憶に残っている。周囲に積極的に交じるタイプではなく、最近の様子に大きな変化は見られなかった。ただ、保育園と交わす連絡帳の記述量は減っていたという。

 「かたつむりの会」の西村さんは、会員向けのメールで「支えられなかった」と自責の念を記した。30通以上のメールが会員の間を駆けめぐった。「紙一重の自分の姿です」「私も世界でひとりぼっち」「もっと強くなりたい。そしていつも子供の味方でいたい」「母親がどんなにつらかったか。そして信頼していた母親に。涙が止まらない」

 鈴木容疑者の夫は取材に対し、「まだ混乱している。頑張るしかない」と言葉少なに話した。(舟橋宏太、根岸拓朗)

    ◇

 〈発達障害〉 先天的な脳の機能障害とされる。他人の感情を読み取りにくかったり言葉の発達が遅れたりするコミュニケーションの障害▽読み書き計算などの学習の障害▽じっと待つことが苦手で、注意力が散漫――など様々な症状がある。状況に応じた適切な行動を増やす行動療法、ロールプレー、投薬などの治療で症状は緩和できる。文部科学省の2002年の調査では、小中学校の通常学級に発達障害とみられる子どもが6.3%いた。05年4月施行の発達障害者支援法では、発達障害の早期発見と支援を国と自治体の責務と位置づけた。

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