風雲相討学園フラット 感想
雑記
テラ久しぶりなフリーゲームの更新。
実を言うとフリーゲーム記事目当てにこのサイトにやってきてくださる人たちが多い。
MOTT!!MOTT!!フリーゲームの記事を書いていきたいんですけど、積んでいる市販ゲームをどうにかしないと、と思ってるわけで。
テラ久しぶりなフリーゲームの更新。
実を言うとフリーゲーム記事目当てにこのサイトにやってきてくださる人たちが多い。
MOTT!!MOTT!!フリーゲームの記事を書いていきたいんですけど、積んでいる市販ゲームをどうにかしないと、と思ってるわけで。
風雲相討学園フラット 感想
相討が「あいうち」と呼ぶのか、二つの漢字を音読みにして「そうとう」と呼ぶのかいまだにわからないけどフラットの感想を書きます。
正直言うとこれが人生初のギャルゲーでした。ですので最初やったときは妙に緊張したり、かなり真剣に選択肢で悩んだりしてかなり一喜一憂できました。今でもそうだけど彼女なんていなかったし、女友達すらいなかったのでただ普通の会話をするだけでどきどきもんだ!この際これ一人の男が作ったんだぜ?みたいなことは考えない。
ゲームの進め方は、基本的には選択肢を選んでいって女の子達の好感度を上げていくことになります。しかしゲーム中の二日目に行く場所によって攻略できるヒロインのルートが大体決まってしまうので、最初からこの娘を攻略する!と決めて無事攻略できるかは運しだいです。
1日目は各々の自己紹介みたいなもん、2日目でフラグがたち、3日目で告白!フリーゲームだから容量はこんなもんですが、展開早くて主人公マジ魔性の男。しかも二股したりしたら3日目で平和だったJ組に恋の嵐が…。人格破綻者揃いのJ組ですから、恋もまともじゃないのか!?
ギャルゲーなんてしたことなかったから、本当に画期的だったのかよくわからなかったけど「たたみかけモード」はかなり画期的だと言われています。たたみかけモード中では、セーブできない、次々に選択肢が表れ好感度が上下する、ラストは大抵たたみかけモードで好感度を上げまくって女の子と結ばれることになります。最もセーブしたいときにあえてさせない、というのは単に選択肢を選んでいくだけのゲームに緊張感を生むことになるでしょう。無事に結ばれたときは緊張もほぐれて、本当に感極まる思いがします。
ギャルゲーで不可欠な絵ですが、フラットの絵は昨今のギャルゲーやエロゲーに似たような絵ではなく、作者の個性が上手く出ているものであると思います。CGやアニメというより漫画に近い作画です。実際作者はHPでweb漫画描いたり、いろんな本でちょっとした漫画の仕事をしていたりしていますしね。
立ち絵は、顔の表情だけを変えるだけで対応する、みたいなことはなくポーズの種類が多いので立ち絵を見ているだけでも面白い。一枚絵は、そりゃもう絵を見ただけで作者がどんな思いをプレイヤーに与えたいかがすぐによくわかる、すばらしい出来です。
ここからはシナリオごとの感想。順番は攻略した順。
犬飼よしこまちこ
どう見ても小学生です、本当にありがとうございました。(このフレーズ懐かしい…)
でも本当は30近くで結婚を考えている年頃。ラストのたたみかけで告白すると、将来の結婚を約束させられます。かわいいと言ったら、キレのいいパンチが飛んできます。かわいいと言われたくないならランドセルみたいなのを背負って元気よく登校したりするなよ!
何も考えていなかったのに一番初めに合法ロリルートに来るなんて、自分はロリータの神様に愛されているかもしれません。本当は三十路近いですけど。
どう見ても小学生な女教師や鬼女教師ならみたことあるけど、どう見ても小学生な鬼女教師とは…流石フラット!一筋縄じゃいかない!そこに痺れる、憧れるゥ!
しかし完全版の後日談では、主人公をマゾに仕立て上げるほどのサドなエロさを実は隠し持っています。属性付きすぎだろwまともな箇所が少ないしwでもラストであの鬼教師がおとなしくて純粋な乙女のようになるというギャップに、グッ!と来ました。
辻斬とす
学校でも帯刀している超危険人物。彼女によってJ組から法は消え去ったッッッ!!
剣に全てを賭けると決めた剣道(?)少女。一応真面目で硬派(?)だが学年一の胸のデカさと持ち前の不運でその性格が裏目に出てしまうことがしばしば。最もラッキーイベントが多く、よく勃起させられました。ゲームのエロ枠を一手に引き受けるレベルである。
初日、主人公に押し倒され素が出てしまうところ、最高。いつかこういう子と背徳的で退廃的で官能的な遊びをしてみたい!いろんな反応を見てみたい!フヒヒヒヒヒ!!
…ゲーム中で辻斬りが主人公から受けた辱め、押し倒されて正常位+後座位をされ、生乳を見られ、胸をもまれ、最後は校庭でディープキス。硬派という設定をここまで裏目に使うとは…流石フラッ (以下略)
しかし本当はヘルニアで剣道場を運営できなくなった父親に代わって、必死に剣の修行をして道場を立て直そうとする真面目な女の子。彼女の名前の「とす」の由来を聞くとき、その決意の強さを十二分に示してくれます。だからこそ、告白時にはその重い荷をいくらか背負ってやろうとすることで、決意と責任に追われている彼女を助けることが大事です。
宮本キンバリー
外見、中身、生い立ち全てが変わっている謎のパツキン(死語)少女!
地毛が金髪で胸以外はかなりのナイススタイル。でも日本生まれ日本育ち。でも漢字読めない。無口で恥ずかしがりやな内気な女の子。ド糞ゲロ不味い相討ラーメンを美味しそうにすすり、かなり真面目に梅干とご飯だけのお弁当を作ってくる。足が臭いらしい。そしてキス魔。
キンバリーの正体は完全版の番長シナリオによって全てが明かされることになりますが、そのことはここでは書かない。
内気で変人だけど、純粋で優しいので内気で無口な自分とは少し波長が合うような気がしてなんとなく安らぎます。ですからこの子の前で二股なんてしないでくださいね!自分はやったことありませんが、想像するだけでつらいですから!(泣)
フラグが立ってからは、彼女なりに勇気を出してけなげに主人公に好かれようとするところがポイントです。ポイントというよりプレイヤーへのフラグ立たせが。消極的な自分を押してでも自分を好きになってもらおうとするなんて、そんなの彼女の「か」の字もかすったことがない自分には耐えられません。好きになるに決まってるじゃないか!
黒岩葵
ゲーム屈指の不幸属性とツンデレ属性を持ち、数々のギャルゲーマーを虜にしてきた薄幸の美少女。その人気は人気投票でトップを飾るほど!
アルバイトを何個も掛け持ちし、家(ボロアパート)に帰ってからも弟や妹の世話を頑張る不幸少女。親が死んで相続金をもらったが親戚に全て使われてしまい、たった一人で3人もの子供を養う高校生。
彼女は自分の置かれた状況に対応すべく、心を閉ざして他人を信用しない性格となりました。それは生きていくうえで必要なものだったに違いないのです。だからこそ彼女をどうにかして救いたい。彼女がそれを望んでいないとしても。
攻略するには彼女の心理構造を完璧にわかってあげなければ、上手くフラグを立たせることは出来ません。その点ではただ好意的に接していればなんとかなる他の女の子とは、一線を画しています。彼女は最初からツンデレではありません。最初はツンしかありません。その状態から上手く自分の好意がいかに純粋であるということを伝えることが大事です。
無事結ばれたときは恋心だけではなく、善意が相手に通じたときの自分の喜びみたいな何かも得られます。苦難を越えたときの達成感にも似たようなものも。
田ノ中蘭蘭
最初から好感度が50を越え、たたみかけモードを主人公に使ってくる積極派!愛の純粋さを感じろ。
家が中華料理屋で、料理の腕前はプロとして申し分なし。エセ中国人の父親の影響によりたまに語尾にアルがついてしまう。かなりのナイスバディの姉を持つが、自身はそれと相反するようにお胸ぺったんこ。まあ先生よりはましかも。
二日目で彼女と出会い、彼女を攻略しようと決めるとまず失敗しません。ただ単純に彼女に好意を伝えるだけで結ばれるほど。攻略を楽しむというよりむしろ好かれる感覚を味わうことが大事です。
たたみかけモードを仕掛けてきますが、そこで彼女が主人公のことを好きになっているのがバレバレ。そこがなんかもどかしいというか、むず痒いというか、ニヤニヤできるというか。ちなみに田ノ中が私の最も好きなキャラです。こんなに好かれちゃあ童貞なら無条件で好きになるだろ常考。
笹原瑠
ドジで眼鏡で委員長キャラ、腐女子で淫乱(?)、そして黒人メイドつきのサラ金令嬢。
ゲーム中に出てくる変人たちのことを考えれば予想できたかもしれないが、最も予想を裏切るタイプかも。序盤では結構典型的なキャラクターだと思っていたら、公園で濃いBL本を白昼堂々と読むド変体。しかも主人公と番長でオリジナル小説も作る、訓練された腐女子。そして何といってもCGコンプリートのためには笹原と他の女の子同時にフラグを立たせて二股しなくてはならない。
ぶっちゃけます。眼鏡も委員長もドジ(ちょっとあざとく見えるところ)も腐女子も淫乱(?)も、自分の属性範囲外ですから!残念!ですからCGコンプリートを目指しているときは心が痛みました。
特に田ノ中との二股は、田ノ中に全く救いがない点で心が痛んで若干鬱病気味になるほど。黒岩との二股は、単純に裏切った気もするし黒岩と笹原の仲の悪さを思うと、黒岩は大嫌いなやつに好きな人をとられたみたいな感じで内心相当傷ついたかもしれないと思うと、若干吐き気と頭痛を催しそうでした。しかし黒岩との二股でエンディングを迎えると、笹原が黒岩の借金を無理矢理帳消しにしてくれるので、その点ではハッピーエンドに近いです。
主人公についてですが、彼の名前は「境 不可止」。境で止まるべからずという意味ですね。まあ3日目でどの女の子も落とすことが出来ることを考えれば、彼の猪突猛進レベルの積極さは見習うべきですね。
笑いあり、涙あり、萌えあり、燃えありのギャルゲー、風雲相討学園フラット。人生初のギャルゲーですので新鮮でしたしいい経験になりました。これで童貞の俺にも彼女が出来る!と意気込もうとしたところで、彼女らレベルの変人は現実ではそうそういないので、やっぱり俺には彼女を作るのは無理だ!
完全版 感想
ポテト 感想
相討が「あいうち」と呼ぶのか、二つの漢字を音読みにして「そうとう」と呼ぶのかいまだにわからないけどフラットの感想を書きます。
正直言うとこれが人生初のギャルゲーでした。ですので最初やったときは妙に緊張したり、かなり真剣に選択肢で悩んだりしてかなり一喜一憂できました。今でもそうだけど彼女なんていなかったし、女友達すらいなかったのでただ普通の会話をするだけでどきどきもんだ!この際これ一人の男が作ったんだぜ?みたいなことは考えない。
ゲームの進め方は、基本的には選択肢を選んでいって女の子達の好感度を上げていくことになります。しかしゲーム中の二日目に行く場所によって攻略できるヒロインのルートが大体決まってしまうので、最初からこの娘を攻略する!と決めて無事攻略できるかは運しだいです。
1日目は各々の自己紹介みたいなもん、2日目でフラグがたち、3日目で告白!フリーゲームだから容量はこんなもんですが、展開早くて主人公マジ魔性の男。しかも二股したりしたら3日目で平和だったJ組に恋の嵐が…。人格破綻者揃いのJ組ですから、恋もまともじゃないのか!?
ギャルゲーなんてしたことなかったから、本当に画期的だったのかよくわからなかったけど「たたみかけモード」はかなり画期的だと言われています。たたみかけモード中では、セーブできない、次々に選択肢が表れ好感度が上下する、ラストは大抵たたみかけモードで好感度を上げまくって女の子と結ばれることになります。最もセーブしたいときにあえてさせない、というのは単に選択肢を選んでいくだけのゲームに緊張感を生むことになるでしょう。無事に結ばれたときは緊張もほぐれて、本当に感極まる思いがします。
ギャルゲーで不可欠な絵ですが、フラットの絵は昨今のギャルゲーやエロゲーに似たような絵ではなく、作者の個性が上手く出ているものであると思います。CGやアニメというより漫画に近い作画です。実際作者はHPでweb漫画描いたり、いろんな本でちょっとした漫画の仕事をしていたりしていますしね。
立ち絵は、顔の表情だけを変えるだけで対応する、みたいなことはなくポーズの種類が多いので立ち絵を見ているだけでも面白い。一枚絵は、そりゃもう絵を見ただけで作者がどんな思いをプレイヤーに与えたいかがすぐによくわかる、すばらしい出来です。
ここからはシナリオごとの感想。順番は攻略した順。
犬飼よしこまちこ
でも本当は30近くで結婚を考えている年頃。ラストのたたみかけで告白すると、将来の結婚を約束させられます。かわいいと言ったら、キレのいいパンチが飛んできます。かわいいと言われたくないならランドセルみたいなのを背負って元気よく登校したりするなよ!
何も考えていなかったのに一番初めに合法ロリルートに来るなんて、自分はロリータの神様に愛されているかもしれません。本当は三十路近いですけど。
どう見ても小学生な女教師や鬼女教師ならみたことあるけど、どう見ても小学生な鬼女教師とは…流石フラット!一筋縄じゃいかない!そこに痺れる、憧れるゥ!
しかし完全版の後日談では、主人公をマゾに仕立て上げるほどのサドなエロさを実は隠し持っています。属性付きすぎだろwまともな箇所が少ないしwでもラストであの鬼教師がおとなしくて純粋な乙女のようになるというギャップに、グッ!と来ました。
辻斬とす
剣に全てを賭けると決めた剣道(?)少女。一応真面目で硬派(?)だが学年一の胸のデカさと持ち前の不運でその性格が裏目に出てしまうことがしばしば。最もラッキーイベントが多く、
初日、主人公に押し倒され素が出てしまうところ、最高。いつかこういう子と背徳的で退廃的で官能的な遊びをしてみたい!いろんな反応を見てみたい!フヒヒヒヒヒ!!
…ゲーム中で辻斬りが主人公から受けた辱め、押し倒されて正常位+後座位をされ、生乳を見られ、胸をもまれ、最後は校庭でディープキス。硬派という設定をここまで裏目に使うとは…流石フラッ (以下略)
しかし本当はヘルニアで剣道場を運営できなくなった父親に代わって、必死に剣の修行をして道場を立て直そうとする真面目な女の子。彼女の名前の「とす」の由来を聞くとき、その決意の強さを十二分に示してくれます。だからこそ、告白時にはその重い荷をいくらか背負ってやろうとすることで、決意と責任に追われている彼女を助けることが大事です。
宮本キンバリー
地毛が金髪で胸以外はかなりのナイススタイル。でも日本生まれ日本育ち。でも漢字読めない。無口で恥ずかしがりやな内気な女の子。ド糞ゲロ不味い相討ラーメンを美味しそうにすすり、かなり真面目に梅干とご飯だけのお弁当を作ってくる。足が臭いらしい。そしてキス魔。
キンバリーの正体は完全版の番長シナリオによって全てが明かされることになりますが、そのことはここでは書かない。
内気で変人だけど、純粋で優しいので内気で無口な自分とは少し波長が合うような気がしてなんとなく安らぎます。ですからこの子の前で二股なんてしないでくださいね!自分はやったことありませんが、想像するだけでつらいですから!(泣)
フラグが立ってからは、彼女なりに勇気を出してけなげに主人公に好かれようとするところがポイントです。ポイントというよりプレイヤーへのフラグ立たせが。消極的な自分を押してでも自分を好きになってもらおうとするなんて、そんなの彼女の「か」の字もかすったことがない自分には耐えられません。好きになるに決まってるじゃないか!
黒岩葵
アルバイトを何個も掛け持ちし、家(ボロアパート)に帰ってからも弟や妹の世話を頑張る不幸少女。親が死んで相続金をもらったが親戚に全て使われてしまい、たった一人で3人もの子供を養う高校生。
彼女は自分の置かれた状況に対応すべく、心を閉ざして他人を信用しない性格となりました。それは生きていくうえで必要なものだったに違いないのです。だからこそ彼女をどうにかして救いたい。彼女がそれを望んでいないとしても。
攻略するには彼女の心理構造を完璧にわかってあげなければ、上手くフラグを立たせることは出来ません。その点ではただ好意的に接していればなんとかなる他の女の子とは、一線を画しています。彼女は最初からツンデレではありません。最初はツンしかありません。その状態から上手く自分の好意がいかに純粋であるということを伝えることが大事です。
無事結ばれたときは恋心だけではなく、善意が相手に通じたときの自分の喜びみたいな何かも得られます。苦難を越えたときの達成感にも似たようなものも。
田ノ中蘭蘭
家が中華料理屋で、料理の腕前はプロとして申し分なし。エセ中国人の父親の影響によりたまに語尾にアルがついてしまう。かなりのナイスバディの姉を持つが、自身はそれと相反するようにお胸ぺったんこ。まあ先生よりはましかも。
二日目で彼女と出会い、彼女を攻略しようと決めるとまず失敗しません。ただ単純に彼女に好意を伝えるだけで結ばれるほど。攻略を楽しむというよりむしろ好かれる感覚を味わうことが大事です。
たたみかけモードを仕掛けてきますが、そこで彼女が主人公のことを好きになっているのがバレバレ。そこがなんかもどかしいというか、むず痒いというか、ニヤニヤできるというか。ちなみに田ノ中が私の最も好きなキャラです。こんなに好かれちゃあ童貞なら無条件で好きになるだろ常考。
笹原瑠
ゲーム中に出てくる変人たちのことを考えれば予想できたかもしれないが、最も予想を裏切るタイプかも。序盤では結構典型的なキャラクターだと思っていたら、公園で濃いBL本を白昼堂々と読むド変体。しかも主人公と番長でオリジナル小説も作る、訓練された腐女子。そして何といってもCGコンプリートのためには笹原と他の女の子同時にフラグを立たせて二股しなくてはならない。
ぶっちゃけます。眼鏡も委員長もドジ(ちょっとあざとく見えるところ)も腐女子も淫乱(?)も、自分の属性範囲外ですから!残念!ですからCGコンプリートを目指しているときは心が痛みました。
特に田ノ中との二股は、田ノ中に全く救いがない点で心が痛んで若干鬱病気味になるほど。黒岩との二股は、単純に裏切った気もするし黒岩と笹原の仲の悪さを思うと、黒岩は大嫌いなやつに好きな人をとられたみたいな感じで内心相当傷ついたかもしれないと思うと、若干吐き気と頭痛を催しそうでした。しかし黒岩との二股でエンディングを迎えると、笹原が黒岩の借金を無理矢理帳消しにしてくれるので、その点ではハッピーエンドに近いです。
主人公についてですが、彼の名前は「境 不可止」。境で止まるべからずという意味ですね。まあ3日目でどの女の子も落とすことが出来ることを考えれば、彼の猪突猛進レベルの積極さは見習うべきですね。
笑いあり、涙あり、萌えあり、燃えありのギャルゲー、風雲相討学園フラット。人生初のギャルゲーですので新鮮でしたしいい経験になりました。これで童貞の俺にも彼女が出来る!と意気込もうとしたところで、彼女らレベルの変人は現実ではそうそういないので、やっぱり俺には彼女を作るのは無理だ!
完全版 感想
ポテト 感想
三四郎 感想
北海道旅行中に読んだ三四郎の感想。
夏目漱石が書いた三四郎であって、一二の三四郎とかそういうのじゃないよ?
夏目漱石が書いた三四郎であって、一二の三四郎とかそういうのじゃないよ?
三四郎 感想
感想書く前に、本当に全てを理解できたかどうか確認するためにネットでいろんな人の感想やら考察やら読むのを習慣にしているんですけど、この「三四郎」はやはり古いせいか夏目漱石の信条やら文体やらを考察しているばっかりで自分の望んでいるものが少ないです…
正直言うとこの本に出てくる全てのことを理解できたとは思っていません。そりゃまあ時代が違うわけですから地名や調度品や人物名がわからないのは当然ですが、登場人物の心理を完璧に理解出来なかったのは悔しいです。
ではまあ感想を。
あらすじとしては、主人公の三四郎は熊本から東京大学に入学するため東京へとやってきた学生。東京での新しい生活、出会った新しい人々、田舎に置いてきた母やその他の人々、多くのものと接触し生活していく上京学生ものとしてはかなりど真ん中のものです。三四郎の状況自体は現代でもよくあるものなので、明治時代の小説であろうと感情移入のしやすいものになっているでしょう。
三四郎は自分には三つの世界があると感じます。感想が書きやすいので感想文も3つに分けます。まず一つは「故郷」。二つ目は「東京と学生生活」。そして三つ目は「みねこを代表とする最も深厚な世界」。
一つ目の世界、三四郎の故郷について
小説の中ではしょっちゅう三四郎に故郷からの手紙がやってきます。内容は故郷でなんとかがあっただの、お金のことなど。三四郎も真面目に手紙の返事を書いたりしています。
言わば三四郎の過去の世界です。この世界が大きく物語に干渉してくることはありませんが、それでも三四郎の心理を考えるには重要な要素でしょう。
二つ目の世界、三四郎の生活について
上京した直後には三四郎はこう感じます。「劇的な変化を遂げている東京の中で、自分だけが取り残されているような感じがした。(要約)」これは現代でも田舎から都会にやってきた人が感じることでしょう。私も名古屋に来た頃は、人がたくさんいるのにみんながみんな自分とは関係ない世界を生きていると感じ、妙な孤独感にさいなまれたこともあります。それに電車で轢死にあった人の話も三四郎の生活の不安が表れているようで、人物の心理状態がわかって面白いです。少し間違えばこうなる…三四郎にそう語りかけているような漠然とした恐怖がありました。
しかし三四郎の生活が妙に暗いのはここ辺りまででしょうかね。その理由は、与次郎が登場したから。彼のおかげで三四郎の生活が若干能天気になった感じがあります。三四郎の問題は解決されていないのですが、与次郎の馬鹿みたいな行動力と発想力で雰囲気は少し明るくなったと思います。以降三四郎は与次郎に翻弄されるのですが、まあ舞台回しとして役に立っていたでしょう。
でもよく考えてみれば、この世界の中で動くのは与次郎だけであってその他の三四郎や与次郎の敬愛する広田先生や野々宮はほとんど自分からは動かないんですよね。私が読んだ文庫本に載っている解説でも、
三つ目の世界について
三つ目の世界では三四郎のみねこへの思いが大半になっていると思います。ですのでここで三四郎が上京途中にあったかなり衝撃的な出来事が関与してくると思います。その出来事は、三四郎が女を宿に案内し同じ部屋に泊まっても何もなかったときに、女が言った言葉「あなたは余っ程度胸のない方ですね」
最初読んだときはこの出来事はかなり衝撃的だったので、後々の物語に大きく関与してくるんだろうな〜と思いましたが直接関与してくることはありませんでした。が、広い視野で大きく見てみるとこの言葉は三四郎の結末を表しているような…そんな気がします。
みねことの出会いや会話、みねこの素振りなんかを見ていると三四郎は彼女と結ばれるんだろうと思っていました。しかし結末はそうにはならなかった。ということはこれまでの彼女の言動全ては嘘だったかのような印象を受けますが、漱石が「無意識の偽善者」を書こうとしていたことを考えると、彼女は別に悪女でもなんでもないのでしょう。しかし、彼女が三四郎と初めて出会ったときの絵を描いてほしいと言ったりしていたエピソードを考えると…一体みねこは三四郎についてどう思っていたのか?と疑問を感じずにはいられません。
小説中ではみねこと結婚した男のことはほとんど書かれていませんので、三四郎の生活の裏ではみねこは他の男と交際していたのでしょうか。広田先生は彼女のことを「自分が好きな人物でなければ結婚しない女」と批評していたので、この結婚も恋愛結婚だったのでしょうか。三四郎があまりにも報われないような感じで、少し後味悪くこの世界は終わります。
小説中では3つの世界のほかにも興味深いことがいっぱいあります。与次郎が生み出す奇妙だが的を得たような言葉、「女が偉くなると僕たちのような独身者が沢山出てくる。独身者が出来得ない程度内において女が偉くなっちゃだめだね」なんていう独身者の言葉等々。特に後者の言葉は現代でも普通に通用しそうなほどに的を得ている感じがして好きです。でも今こんなこといったら叩かれるんだろうな…
感想書く前に、本当に全てを理解できたかどうか確認するためにネットでいろんな人の感想やら考察やら読むのを習慣にしているんですけど、この「三四郎」はやはり古いせいか夏目漱石の信条やら文体やらを考察しているばっかりで自分の望んでいるものが少ないです…
正直言うとこの本に出てくる全てのことを理解できたとは思っていません。そりゃまあ時代が違うわけですから地名や調度品や人物名がわからないのは当然ですが、登場人物の心理を完璧に理解出来なかったのは悔しいです。
ではまあ感想を。
あらすじとしては、主人公の三四郎は熊本から東京大学に入学するため東京へとやってきた学生。東京での新しい生活、出会った新しい人々、田舎に置いてきた母やその他の人々、多くのものと接触し生活していく上京学生ものとしてはかなりど真ん中のものです。三四郎の状況自体は現代でもよくあるものなので、明治時代の小説であろうと感情移入のしやすいものになっているでしょう。
三四郎は自分には三つの世界があると感じます。感想が書きやすいので感想文も3つに分けます。まず一つは「故郷」。二つ目は「東京と学生生活」。そして三つ目は「みねこを代表とする最も深厚な世界」。
一つ目の世界、三四郎の故郷について
小説の中ではしょっちゅう三四郎に故郷からの手紙がやってきます。内容は故郷でなんとかがあっただの、お金のことなど。三四郎も真面目に手紙の返事を書いたりしています。
言わば三四郎の過去の世界です。この世界が大きく物語に干渉してくることはありませんが、それでも三四郎の心理を考えるには重要な要素でしょう。
二つ目の世界、三四郎の生活について
上京した直後には三四郎はこう感じます。「劇的な変化を遂げている東京の中で、自分だけが取り残されているような感じがした。(要約)」これは現代でも田舎から都会にやってきた人が感じることでしょう。私も名古屋に来た頃は、人がたくさんいるのにみんながみんな自分とは関係ない世界を生きていると感じ、妙な孤独感にさいなまれたこともあります。それに電車で轢死にあった人の話も三四郎の生活の不安が表れているようで、人物の心理状態がわかって面白いです。少し間違えばこうなる…三四郎にそう語りかけているような漠然とした恐怖がありました。
しかし三四郎の生活が妙に暗いのはここ辺りまででしょうかね。その理由は、与次郎が登場したから。彼のおかげで三四郎の生活が若干能天気になった感じがあります。三四郎の問題は解決されていないのですが、与次郎の馬鹿みたいな行動力と発想力で雰囲気は少し明るくなったと思います。以降三四郎は与次郎に翻弄されるのですが、まあ舞台回しとして役に立っていたでしょう。
でもよく考えてみれば、この世界の中で動くのは与次郎だけであってその他の三四郎や与次郎の敬愛する広田先生や野々宮はほとんど自分からは動かないんですよね。私が読んだ文庫本に載っている解説でも、
という風に書いていますしね。もし与次郎がいなくなったら…おそらく彼らは鬱屈したものを抱えながら、静かに、そして何も変えようとせずに時を過ごしていくことになりそうです。この「世界」の色調は暗い。(中略)与次郎の明るさが逆に際立たせる陰影のようなものだ。
三つ目の世界について
三つ目の世界では三四郎のみねこへの思いが大半になっていると思います。ですのでここで三四郎が上京途中にあったかなり衝撃的な出来事が関与してくると思います。その出来事は、三四郎が女を宿に案内し同じ部屋に泊まっても何もなかったときに、女が言った言葉「あなたは余っ程度胸のない方ですね」
最初読んだときはこの出来事はかなり衝撃的だったので、後々の物語に大きく関与してくるんだろうな〜と思いましたが直接関与してくることはありませんでした。が、広い視野で大きく見てみるとこの言葉は三四郎の結末を表しているような…そんな気がします。
みねことの出会いや会話、みねこの素振りなんかを見ていると三四郎は彼女と結ばれるんだろうと思っていました。しかし結末はそうにはならなかった。ということはこれまでの彼女の言動全ては嘘だったかのような印象を受けますが、漱石が「無意識の偽善者」を書こうとしていたことを考えると、彼女は別に悪女でもなんでもないのでしょう。しかし、彼女が三四郎と初めて出会ったときの絵を描いてほしいと言ったりしていたエピソードを考えると…一体みねこは三四郎についてどう思っていたのか?と疑問を感じずにはいられません。
小説中ではみねこと結婚した男のことはほとんど書かれていませんので、三四郎の生活の裏ではみねこは他の男と交際していたのでしょうか。広田先生は彼女のことを「自分が好きな人物でなければ結婚しない女」と批評していたので、この結婚も恋愛結婚だったのでしょうか。三四郎があまりにも報われないような感じで、少し後味悪くこの世界は終わります。
小説中では3つの世界のほかにも興味深いことがいっぱいあります。与次郎が生み出す奇妙だが的を得たような言葉、「女が偉くなると僕たちのような独身者が沢山出てくる。独身者が出来得ない程度内において女が偉くなっちゃだめだね」なんていう独身者の言葉等々。特に後者の言葉は現代でも普通に通用しそうなほどに的を得ている感じがして好きです。でも今こんなこといったら叩かれるんだろうな…
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ファイナルファンタジータクティクス 感想
雑記
書きだめのもの更新
やりだめのものは在庫あり
書きだめのもの更新
やりだめのものは在庫あり
FFT 感想
これまでFFシリーズはそれなりにやってきましたが、それゆえにこの作品の異端さというものをよく感じました。まず第一に戦闘がかなり違うし、ストーリーもかなり違うっぽい。
最早「FF」の名前を冠する必要は無いのでは?とも思いましたが、FFってストーリーにおいてのシリーズ毎の共通性ってそんなにありませんから、まあ大丈夫でしょう。外伝ですしね。
タクティクスという名前がついているとおり、従来のFFで最も違うのが戦闘でしょうね。
FF初めてのシミュレーションゲームであり、私が始めてプレイしたシミュレーションゲームですので慣れるのに少し時間がかかりました。アークザラッドもシミュレーションゲームのような移動をしますが、敵はそんなに賢くないので先制攻撃を仕掛けるのは簡単でした。しかしFFTでは敵キャラはかなり頭がよく、無闇に向かってこないで後一歩のところに待機などするので、先制攻撃をよく食らってしまうことがありました。
それにCTというFFのATBのような時間があり、これによってさらに戦略性が増しました。呪文や技を発動するためには時間がかかるようになり、スピードが高いキャラはがんがん行動できる、あえて待機してCTを残しておくなど、これによってマップ上の3次元的な戦略だけでなく時間を含めた4次元的な戦略も必要になってきます。敵もCTを前提にして呪文を放ってきたりするので、イラついたり燃えたりしました。
上記のような、シミュレーションゲーム独特の戦略性がFFTの戦闘にあるわけですから普通のRPGのようにボタン連打で終わる戦闘はありません。それにモンスターも味方のレベルに反映されて強くなっていくわけですから、イベント戦闘以外で楽勝に勝てる戦闘というものもありません。
まあこんな感じですから、シミュレーションゲーム初心者は序盤痛い目に会う、ということを免れないでしょう。私もかなり苦戦しましたよ…
主に苦戦したところとその理由は
チャプター1
ドーター:弱ったキャラに欠かさず降ってくる弓!そしてとどめをさしてくるナイトが強敵。黒魔道士は相手の魔法の道連れに出来る。
風車小屋:ウィーグラフ最強。運が悪ければ彼のターンが回ってくるたびに一人倒される。
チャプター2
処刑場:反則技を持っているガフガリオンと数の多い敵、しかもかなりいい位置を取られていて味方は分散。
チャプター3
リオファネス城内:ウィーとの一騎打ち。初見は問答無用で倒される。しょうがないからネットで攻略法検索して倒す羽目に。
次は魔人戦。強力な技を放ってくるアルケオデーモン3体と魔人。魔人の「恐怖」で動きを止められ、魔法で倒され、それを治療している間にさらに死者が出る…
これ以外の戦闘でも全滅することは多々ありましたが、ここで挙げた戦闘は何回も全滅してようやくクリアできるレベルのものでした。他のFFに出てくる、ラスボスより強い敵との全滅回数よりも、これらの戦闘での一場所辺りの平均全滅回数のほうが多かったように思えます。
その分クリアしたときの喜びはひとしおなんですがね!
でも、後半あたりからは算術士使えるようになるからかなり楽になるんですよね〜。使わなければ大分苦労することになりますが…。
というか後半は全員のスピードが上がってくるので普通に呪文を詠唱していても追いつけない。高レベルな魔法ほど時間もかかるので余計に通常の魔道士を使う機会が減ってくるんですよね。同じ理由でクラウドもそんなに強くないし…
ストーリーはというと、多くの人間やいろんな勢力が出てくるので名前が覚えにくくて把握するのに苦労しますが、要は戦争が泥沼化していくのは全部、血を流させて聖アジョラを復活させようとした騎士団が仕組んだってこと?そしてそれを止めようとしたラムザとこの流れすべてを利用して全てを手に入れようとしたのがディリータってことかな?
EDではラムザ達が生きているかどうかわからないようなものでしたが、そこはこの「獅子戦争」の最大の謎として残しておくままでいいんじゃないでしょうか。歴史に謎はつきものですので、謎を残しておくことそのものが「歴史」っぽいしね。
ラムザが非情な現実に遭遇する中で多くの名言も生まれていたりしていますね。「家畜に神はいない!」なんてのは今でも普通に見かける言葉です。しかし欲を言えば少年期の「階級差別」というテーマをもっと掘り下げていってほしかったなあとも思いました。
少年期で思い出しましたが、ラムザって…かなりショタっぽい雰囲気があるような…。それに女騎士のアグリアスさんは結構有名で人気ですし…。ゲームの雰囲気の割には結構ソッチ方面にも人気があるのが笑えます。
やりこみ記録
・全アイテム入手(源氏シリーズ以外)
・全仕事成功&財宝・秘境発見
・全サウンドノベルクリアー
・ラムザレベル99&全ジョブマスター
・固有キャラ全員仲間
コンプリート!!
これまでFFシリーズはそれなりにやってきましたが、それゆえにこの作品の異端さというものをよく感じました。まず第一に戦闘がかなり違うし、ストーリーもかなり違うっぽい。
最早「FF」の名前を冠する必要は無いのでは?とも思いましたが、FFってストーリーにおいてのシリーズ毎の共通性ってそんなにありませんから、まあ大丈夫でしょう。外伝ですしね。
タクティクスという名前がついているとおり、従来のFFで最も違うのが戦闘でしょうね。
FF初めてのシミュレーションゲームであり、私が始めてプレイしたシミュレーションゲームですので慣れるのに少し時間がかかりました。アークザラッドもシミュレーションゲームのような移動をしますが、敵はそんなに賢くないので先制攻撃を仕掛けるのは簡単でした。しかしFFTでは敵キャラはかなり頭がよく、無闇に向かってこないで後一歩のところに待機などするので、先制攻撃をよく食らってしまうことがありました。
それにCTというFFのATBのような時間があり、これによってさらに戦略性が増しました。呪文や技を発動するためには時間がかかるようになり、スピードが高いキャラはがんがん行動できる、あえて待機してCTを残しておくなど、これによってマップ上の3次元的な戦略だけでなく時間を含めた4次元的な戦略も必要になってきます。敵もCTを前提にして呪文を放ってきたりするので、イラついたり燃えたりしました。
上記のような、シミュレーションゲーム独特の戦略性がFFTの戦闘にあるわけですから普通のRPGのようにボタン連打で終わる戦闘はありません。それにモンスターも味方のレベルに反映されて強くなっていくわけですから、イベント戦闘以外で楽勝に勝てる戦闘というものもありません。
まあこんな感じですから、シミュレーションゲーム初心者は序盤痛い目に会う、ということを免れないでしょう。私もかなり苦戦しましたよ…
主に苦戦したところとその理由は
チャプター1
ドーター:弱ったキャラに欠かさず降ってくる弓!そしてとどめをさしてくるナイトが強敵。黒魔道士は相手の魔法の道連れに出来る。
風車小屋:ウィーグラフ最強。運が悪ければ彼のターンが回ってくるたびに一人倒される。
チャプター2
処刑場:反則技を持っているガフガリオンと数の多い敵、しかもかなりいい位置を取られていて味方は分散。
チャプター3
リオファネス城内:ウィーとの一騎打ち。初見は問答無用で倒される。しょうがないからネットで攻略法検索して倒す羽目に。
次は魔人戦。強力な技を放ってくるアルケオデーモン3体と魔人。魔人の「恐怖」で動きを止められ、魔法で倒され、それを治療している間にさらに死者が出る…
これ以外の戦闘でも全滅することは多々ありましたが、ここで挙げた戦闘は何回も全滅してようやくクリアできるレベルのものでした。他のFFに出てくる、ラスボスより強い敵との全滅回数よりも、これらの戦闘での一場所辺りの平均全滅回数のほうが多かったように思えます。
その分クリアしたときの喜びはひとしおなんですがね!
でも、後半あたりからは算術士使えるようになるからかなり楽になるんですよね〜。使わなければ大分苦労することになりますが…。
というか後半は全員のスピードが上がってくるので普通に呪文を詠唱していても追いつけない。高レベルな魔法ほど時間もかかるので余計に通常の魔道士を使う機会が減ってくるんですよね。同じ理由でクラウドもそんなに強くないし…
ストーリーはというと、多くの人間やいろんな勢力が出てくるので名前が覚えにくくて把握するのに苦労しますが、要は戦争が泥沼化していくのは全部、血を流させて聖アジョラを復活させようとした騎士団が仕組んだってこと?そしてそれを止めようとしたラムザとこの流れすべてを利用して全てを手に入れようとしたのがディリータってことかな?
EDではラムザ達が生きているかどうかわからないようなものでしたが、そこはこの「獅子戦争」の最大の謎として残しておくままでいいんじゃないでしょうか。歴史に謎はつきものですので、謎を残しておくことそのものが「歴史」っぽいしね。
ラムザが非情な現実に遭遇する中で多くの名言も生まれていたりしていますね。「家畜に神はいない!」なんてのは今でも普通に見かける言葉です。しかし欲を言えば少年期の「階級差別」というテーマをもっと掘り下げていってほしかったなあとも思いました。
少年期で思い出しましたが、ラムザって…かなりショタっぽい雰囲気があるような…。それに女騎士のアグリアスさんは結構有名で人気ですし…。ゲームの雰囲気の割には結構ソッチ方面にも人気があるのが笑えます。
やりこみ記録
・全アイテム入手(源氏シリーズ以外)
・全仕事成功&財宝・秘境発見
・全サウンドノベルクリアー
・ラムザレベル99&全ジョブマスター
・固有キャラ全員仲間
コンプリート!!
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テーマ : ファイナルファンタジー - ジャンル : ゲーム
やっとネットできるだけの環境にはなった・・・
この夏は、帰省やら北海道旅行やら登山やらパソコンぶち壊れやらで、結構忙しかったです・・・
一応備忘録としてパソコンをいじった箇所を記しておきます。
一応備忘録としてパソコンをいじった箇所を記しておきます。
症状1
突然起動できなくなる。スクリーンには何も映らず、「ピピピピピピピピピピ・・・・」という風に延々とビープ音が鳴り続ける。
対処法1
ネットで調べるとマザーボードか電源かメモリに異常があるらしい。
まず最初に実家にある余った電源をこちらに送ってもらいパソコンにつけてみるが変化無し。
マザーボードについて調べると、私が使っていた古いマザーボード、GA−6IEMLというのは円柱型のコンデンサというものに異常をきたしやすいらしい。私のマザーボードのコンデンサもやはり膨らんでいたりしていたので、異常ありと判断。金の節約のため同じCPUを使いたいので、このマザーボードと同じソケットである興隆の815ETのマザーボードを購入。お値段約5000円なり。
CPUのグリスも購入し、早速取り付けるもやはり同じ症状。試しにSDRAMのPC133である256Mのメモリ2個の場所を変えてみるとなんとか起動までにたどり着いた。メモリをいろいろ試してみると、ひとつのメモリが壊れていたようだ。
症状2
起動しようとしても、最初の画面の後、黒い画面の左上にカーソルみたいなのが点滅している状態でそのまま動かない。
対処法
OSに異常かも?と思い新品のHDD(バックアップ用にしようとしていて忘れていたもの)を繋いでOSの再インストールを行おうとしてみる。
症状3
OS再インストール中にしょっちゅうブルーバックが出てくる。ファイルをコピーできないときもしょっちゅうある。エラーコードは、0x00000050、0x0000000A。おかげでOSの再インストールができない。
対処法3
症状2のときに試しにやったメモリテストに異常っぽいものがあったこと、エラーコードを調べるとハード的に問題あり、メモリのひとつが壊れていたことを機に新しい同じ性能のメモリを購入。その新しいメモリと古いメモリを交換すると無事にOS再インストールを行えた。
購入したマザーボードにLANケーブル接続口がなかったのでついでに購入。
症状4
古いHDDと新しいHDDを一緒に繋ぐと最初の画面でフリーズ。
対処法4
DVDドライブをはずしてそこに繋げてみると、無事に起動ができた。今はDドライブとして中のデータを拾えることも出来ている。slave設定をやろうとしたが、いろいろBIOSで試してみても出来ない。やりかたがわかっていないだけなのかもしれないので、もう少しネットで調査してみる。
そんなに複雑に設定を変えたりしておらず、パーツ購入などで問題は解決できましたが、パソコン自作初心者の私には大変な苦労でした・・・orz
それに貧乏性な私にとってはこんなにぽんぽんいろんなものを買うというのも、結構な苦痛みたいなもんでした。
後、パソコンに詳しい私の親父が相談に乗りまくってくれたので感謝。
突然起動できなくなる。スクリーンには何も映らず、「ピピピピピピピピピピ・・・・」という風に延々とビープ音が鳴り続ける。
対処法1
ネットで調べるとマザーボードか電源かメモリに異常があるらしい。
まず最初に実家にある余った電源をこちらに送ってもらいパソコンにつけてみるが変化無し。
マザーボードについて調べると、私が使っていた古いマザーボード、GA−6IEMLというのは円柱型のコンデンサというものに異常をきたしやすいらしい。私のマザーボードのコンデンサもやはり膨らんでいたりしていたので、異常ありと判断。金の節約のため同じCPUを使いたいので、このマザーボードと同じソケットである興隆の815ETのマザーボードを購入。お値段約5000円なり。
CPUのグリスも購入し、早速取り付けるもやはり同じ症状。試しにSDRAMのPC133である256Mのメモリ2個の場所を変えてみるとなんとか起動までにたどり着いた。メモリをいろいろ試してみると、ひとつのメモリが壊れていたようだ。
症状2
起動しようとしても、最初の画面の後、黒い画面の左上にカーソルみたいなのが点滅している状態でそのまま動かない。
対処法
OSに異常かも?と思い新品のHDD(バックアップ用にしようとしていて忘れていたもの)を繋いでOSの再インストールを行おうとしてみる。
症状3
OS再インストール中にしょっちゅうブルーバックが出てくる。ファイルをコピーできないときもしょっちゅうある。エラーコードは、0x00000050、0x0000000A。おかげでOSの再インストールができない。
対処法3
症状2のときに試しにやったメモリテストに異常っぽいものがあったこと、エラーコードを調べるとハード的に問題あり、メモリのひとつが壊れていたことを機に新しい同じ性能のメモリを購入。その新しいメモリと古いメモリを交換すると無事にOS再インストールを行えた。
購入したマザーボードにLANケーブル接続口がなかったのでついでに購入。
症状4
古いHDDと新しいHDDを一緒に繋ぐと最初の画面でフリーズ。
対処法4
DVDドライブをはずしてそこに繋げてみると、無事に起動ができた。今はDドライブとして中のデータを拾えることも出来ている。slave設定をやろうとしたが、いろいろBIOSで試してみても出来ない。やりかたがわかっていないだけなのかもしれないので、もう少しネットで調査してみる。
そんなに複雑に設定を変えたりしておらず、パーツ購入などで問題は解決できましたが、パソコン自作初心者の私には大変な苦労でした・・・orz
それに貧乏性な私にとってはこんなにぽんぽんいろんなものを買うというのも、結構な苦痛みたいなもんでした。
後、パソコンに詳しい私の親父が相談に乗りまくってくれたので感謝。
2009年北アルプス縦走 5日目&総括
雑記
私はいつも小指でエンターキーを押すのですが、そのせいで小指が痛くなってきました。
もともと私の小指少し変形していて、内側に向いているんです。
そしてその指にさらに内側に向けようとする力がかかると、痛くなるんです。
自分だけ?
私はいつも小指でエンターキーを押すのですが、そのせいで小指が痛くなってきました。
もともと私の小指少し変形していて、内側に向いているんです。
そしてその指にさらに内側に向けようとする力がかかると、痛くなるんです。
自分だけ?
5日目
4日目のテント内で、全く足の痛みが引かないなら下山、足の痛みが半分ほど引いたなら停滞と決めて5日目に起きてみると、全く足の痛みが引いてなかったので下山することに決めました。
まだ薄暗いうちから人の声と炊事の音が聞こえ始めていました。キャンプ場の人口密度としてはほとんどMAX状態に近かったので、かなり多くの人がいました。テントを撤収させて、今日は太郎平から折立に下山する予定。
自分が出発するときには同じ時間に出発する人がかなり多く、登山道を歩いているときは数珠繋ぎになって歩いていました。荷物が重いし足も痛いので前の人から離れすぎて後ろがつまらないように頑張って歩きました。こんなに人が多いんじゃあマイペースに歩くことも出来ない、やっぱり下山を決めてよかったです。後、歩いている人の話によると「この連休は夏のピークよりもお客さんが多い、と山小屋の人が言っていた」とのことです。だからキャンプ場はあんなに人が多かったのか。やっぱり下山決めてよかった。
太郎平小屋に着くと、そこから薬師岳や黒部五郎岳を目指している人で一杯でした。しかし折立へ降りる登山道ではほとんど人はおらず、快適な山行を楽しむことが出来ました。しかし樹林帯の中へ入るぐらいにまで進むと人も多くなって、初心者っぽい人から熟練者っぽい人まで、学生から老人までいました。大抵の人は私みたいな縦走装備ではなく、山小屋泊レベルの装備の人が多かったです。一体このときだけで何回「頑張ってください」とか「リュック重そうですね」とか言われたことか…。そんなに目立つほど大きかったかなあ?
ほとんどずっと下りの道をガンガンガンガン下っていくと、結構早く折立へと到着します。稜線上の砂利道のような道は一切無く、土の道ばかりですので歩きやすかったです。ガイドブックによると折立から富山駅までのバスがあるらしいのですが、そのバスは最盛期の夏以外は休日一日一本のみでした。しかし、その時間の1時間前にバス停にたどり着いていたので無事に乗ることが出来ました。
富山駅に着いてお土産買って、名古屋に帰る。
総括
今回のお土産は、「立山遊記 梅水まんじゅう」という和菓子。冷やすとおいしい。スーパーで売っている水饅頭よりは、むしろういろうに近い食感かも?
とりあえず今回の北アルプス縦走は…運動不足とデポなしで長い行程を重い荷物背負って行こうとしたのが間違いだった。
予定山行は10日で、予備食と非常食合わせると15日分の食料を持っていきましたからね…。しかもテントは山岳用ではなくツーリング用。薬師峠キャンプ場じゃあ、自分以外のほぼ全員が山岳用テントを持っていましたからかなり驚きましたよ。実際1kgほどしか違わないんですがね。
米もアルファ米ではなく普通の無洗米ですらない米。計算すると米だけで4kg近くになっていました。しかしおかずの野菜とかはちゃんと乾燥させたりして少しは減量したんですがね…。
後は文庫本とガイドブックをいくらか持っていったぐらいで、そんなに重いものを持っていっては無かったです。ということはやっぱり原因は食料かな…山行自体長かったからですね。
とりあえず今回の縦走はリタイアに終わりましたが、結果的にはこれでよかったのかも。なぜかと言うと、もしあのときリタイアしていなければ、足の痛さと登山客の多さで景色と山を楽しむことが出来なくなるし、キャンプ場も人で埋まって場所をとることが出来なくなるし。
それにぶっちゃけ、薬師辺りで北アルプスの景観がそんなにありがたみがあるように思えなくなったしね。やっぱり登山は短い山行を何回も行ったほうが楽しいのかもしれません。
1,2日目
3,4日目
まだ薄暗いうちから人の声と炊事の音が聞こえ始めていました。キャンプ場の人口密度としてはほとんどMAX状態に近かったので、かなり多くの人がいました。テントを撤収させて、今日は太郎平から折立に下山する予定。
自分が出発するときには同じ時間に出発する人がかなり多く、登山道を歩いているときは数珠繋ぎになって歩いていました。荷物が重いし足も痛いので前の人から離れすぎて後ろがつまらないように頑張って歩きました。こんなに人が多いんじゃあマイペースに歩くことも出来ない、やっぱり下山を決めてよかったです。後、歩いている人の話によると「この連休は夏のピークよりもお客さんが多い、と山小屋の人が言っていた」とのことです。だからキャンプ場はあんなに人が多かったのか。やっぱり下山決めてよかった。
太郎平小屋に着くと、そこから薬師岳や黒部五郎岳を目指している人で一杯でした。しかし折立へ降りる登山道ではほとんど人はおらず、快適な山行を楽しむことが出来ました。しかし樹林帯の中へ入るぐらいにまで進むと人も多くなって、初心者っぽい人から熟練者っぽい人まで、学生から老人までいました。大抵の人は私みたいな縦走装備ではなく、山小屋泊レベルの装備の人が多かったです。一体このときだけで何回「頑張ってください」とか「リュック重そうですね」とか言われたことか…。そんなに目立つほど大きかったかなあ?
ほとんどずっと下りの道をガンガンガンガン下っていくと、結構早く折立へと到着します。稜線上の砂利道のような道は一切無く、土の道ばかりですので歩きやすかったです。ガイドブックによると折立から富山駅までのバスがあるらしいのですが、そのバスは最盛期の夏以外は休日一日一本のみでした。しかし、その時間の1時間前にバス停にたどり着いていたので無事に乗ることが出来ました。
富山駅に着いてお土産買って、名古屋に帰る。
今回のお土産は、「立山遊記 梅水まんじゅう」という和菓子。冷やすとおいしい。スーパーで売っている水饅頭よりは、むしろういろうに近い食感かも?
とりあえず今回の北アルプス縦走は…運動不足とデポなしで長い行程を重い荷物背負って行こうとしたのが間違いだった。
予定山行は10日で、予備食と非常食合わせると15日分の食料を持っていきましたからね…。しかもテントは山岳用ではなくツーリング用。薬師峠キャンプ場じゃあ、自分以外のほぼ全員が山岳用テントを持っていましたからかなり驚きましたよ。実際1kgほどしか違わないんですがね。
米もアルファ米ではなく普通の無洗米ですらない米。計算すると米だけで4kg近くになっていました。しかしおかずの野菜とかはちゃんと乾燥させたりして少しは減量したんですがね…。
後は文庫本とガイドブックをいくらか持っていったぐらいで、そんなに重いものを持っていっては無かったです。ということはやっぱり原因は食料かな…山行自体長かったからですね。
とりあえず今回の縦走はリタイアに終わりましたが、結果的にはこれでよかったのかも。なぜかと言うと、もしあのときリタイアしていなければ、足の痛さと登山客の多さで景色と山を楽しむことが出来なくなるし、キャンプ場も人で埋まって場所をとることが出来なくなるし。
それにぶっちゃけ、薬師辺りで北アルプスの景観がそんなにありがたみがあるように思えなくなったしね。やっぱり登山は短い山行を何回も行ったほうが楽しいのかもしれません。
1,2日目
3,4日目
| アルプス登山ガイド―北アルプス/中央アルプス/南アルプス〈2009全面改訂版〉 (山と高原地図PLUS) (2009/06) 不明 商品詳細を見る |
2009年北アルプス縦走 3,4日目
雑記
足が痛くて山にいけない。秋や冬はツーリングばっかりになるかも。
足が痛くて山にいけない。秋や冬はツーリングばっかりになるかも。
3日目
ものすごく疲れた昨日に比べれば、今日の山行は楽なはずでした。実際半分ほどまではかなり順調でした。
今日の山行は、昨日に比べて山行時間も短いし、荷物の重さも多少は減らしたので体にかかる負担も少なくいので大丈夫だ、と考えていましたが疲労を考慮していなかった…。いつもなら一日たっぷり寝ていれば9割ぐらい体力は回復するんですが、今回は7割ほどしか回復していないような気がしていました。しかも、筋肉痛でかなり足が痛く、テント内では手で足を動かしていたほどでした。
北海道に行ってから筋トレを全くしていなかったのが原因の一つですので、非は自分にありますからろくに文句も言えません。重い足をひきずって今日の山行を開始します。
今日は五色ヶ原からスゴ乗越小屋キャンプ場まで行きます。五色ヶ原から薬師平までは下山ルートがありません。スゴの小屋の主人はどうやって荷物を運んでいるんだろうか…。やっぱりぼっかなんだろうか。さすが山男です。
今日の天気も快晴で、五色ヶ原は雲に覆われることは無く大変気持ちが良かったです。
五色ヶ原内ではずっと木道の上を歩いていくことになります。木道にしてはかなり長い距離歩くことになり、地図に書いてある鳶山までほとんどずっと木道です。私が歩いたときは朝露で若干湿っていたので、木道の上はかなり滑りやすいこともありました。しかし枕木もちゃんと付いているので、それを上手く利用していけば快適に歩いていけることが出来るでしょう。
キャンプ場から1時間ほどで見晴らしの良い鳶山に着きます。ここからだと五色ヶ原にある山荘も見えたり、東西の切れ落ちた谷越しにいろんな山も見ることが出来ます。
鳶山から急降していってコルまで来ると、今日の山行のターニングポイントである越中沢岳が見えてきます。鳶山と越中沢岳の間のコルからはかなり緩やかな道が続きます。岩でゴロゴロしていますが、基本的に歩きやすく傾斜も一定なのであまり疲れることなく一気に上っていけます。傍から見ると本当に山を登っているような感じなので、登山の醍醐味を楽しめます。
越中沢岳にやってくると、標高が高いだけあってかなりの展望を楽しめます。が、着いてすぐに西側からガスで覆われ始めて寒くなってくる始末。
もうここまで来ると五色ヶ原もかなり遠くに感じ、五色ヶ原山荘も点のように小さく感じます。まだこの辺りでは疲労は感じますが、それ以外の体の異変はほとんど無かったのですが…。
越中沢岳を南側に降りるのは、北側に比べて傾斜が急です。砂利気味の道ですのでスリップもしやすくてかなり肝を冷やしました。地形図ではただ急な傾斜なだけの道だと書いてあるのですが、実際は少し登ったりします。しかも鎖のついた結構危険なトラバース道もあり、油断をしていたら痛い目に会う可能性があります。私も危険な場所があることを予期していなかったので、身体的にも精神的にも余分に疲れました。
何とかスゴの頭まで来るともうここから樹林帯の中にあるスゴ乗越小屋の赤い屋根が見えてきます。しかしこの時点で右足の付け根がかなり痛くなってきて、ストックで右足をかばいながらでないと足が痛みで勝手に反応してしまうようになっていました。地形図ではここからはあまり昇り降りをしないように書いてありましたし、実際健康時にはあまりきつい道でもなかったのですが、このときの自分には大変でした。おそらく予定時間の2倍はかかったかもしれません。
文字通り重い足を引きずるような形でキャンプ場についた時は歓喜しましたよ…。キャンプ場は小屋の北側にあり、50mほど離れています。料金は500円。トイレは小屋内と小屋の外にあり、トイレットペーパーは付いてあります。水は小屋の玄関近くにあります。
キャンプ場に泊まっていたのは自分以外にもう一人いるだけ。樹林帯の中にあるだけあって、かなり山の中にあるような感じのするキャンプ場でした。
4日目
朝起きてキャンプ場から小屋のトイレに行こうとすると、まだ足が痛い!しかも足の痛みが昨日と比べてほとんど変わっていませんでした。ここまで重い荷物を持ってやってきたけど、次のキャンプ場に泊まってもまだ足の痛みが全く変わっていなかったらリタイアだな…と感じました。こんなことになるなら、もう少し山行日程短くして荷物も少なくして体への負担を小さくしておけばよかった…。
今日の山行予定は、スゴ乗越から薬師岳を通って薬師峠キャンプ場まで行きます。ガイドブックによると今日は昨日の山行に比べて1時間早い5時間ほどで着くはずだったんですけど、この足じゃあ絶対無理です。
昨日の前半は順調だったので休憩入れてもコースタイム通りにいけたのですが、後半ではコースタイムの2倍ほどかかりましたからね〜…。
スゴ乗越から出発してまず間山を目指します。もう歩き出した時点で足が痛くなったのですが、ここは我慢して、8時間でも10時間でもかかっていいから薬師峠を目指します。間山までは登りが続きますが、少し歩くと足の痛みが引いてきました。しかし、歩き出して2時間ほどたつとまた足が痛くなって、それ以降ずっと足が痛くなりっぱなし。
歩いている間はつらいですが、少し止まって辺り見渡すと山肌には雲がかかって雲海がよく見えました。西側を見てみると、山間部にのみ雲があり富山市街辺りの平野ではほとんど雲が見られませんでした。見ていて結構面白かったです。
間山までは見晴らしの良い道を歩いていきます。ハイマツと高山植物が申し訳程度にあるだけですので、稜線上では気持ちのいい風が肌を撫でて通り過ぎていきます。通っている人もほとんどいないので、静かでかつ冒険している感じが味わうことが出来ました。
間山は名前がありますし三角点もあるのですが、北側から見ると山に見えるだけでその場所が周囲よりも高い山になっているというのではありませんでした。つまり、間山に来てもまだまだ登りが続きます。
登っていると、途中から大きな岩がゴロゴロ転がっている道になってきます。あまり平らでない岩も多くあるのでバランスをとりながら進まないといけないので、距離の割には体力と時間がかかります。地形図には標高のある小ピークが描いてありますが、一体どこだかわからないほど地形も少しわかりづらいです。
ガイドブックでは、薬師岳は北アルプスらしからぬ緩やかで大きな山なので北アルプス入門者にも最適、と書いてあったのですがなぜこんなに険しいんだ…。イメージどおりの北アルプスの道でしたよ。岩とハイマツと砂利で覆われた切り立った稜線の上を歩いていくなんて、マジの北アルプスですよ。
疲労困憊状態だったので北薬師岳間近ではてっきり、もう北薬師岳は過ぎてしまってこれが薬師岳かと思っていたら、本当は北薬師岳だったときは本当にがっかり。さらに身体的にも精神的にも疲れてしまいました…。
北薬師岳から薬師岳まではかなり切れ落ちた稜線を歩くことになります。最早薬師岳のイメージなんて遥か彼方に飛んでいって、手を使いながらよじよじ登ったり下ったりして薬師岳に近づいていきました。北薬師岳からはまあまあ近いように薬師岳が見えたのですが、普通に1時間半ほどかかりました。薬師が緩やかなんて詐欺レベルだ!
しかし頑張って薬師岳(2926m)頂上まで行きました。頂上まで行くと南側から登ってくる人が多く見えました。頂上にもそれなりに人はいましたし。
そういえばこの日は9月のゴールデンウィーク初日の土曜日。だから人が一杯いたんでしょう。これまでほとんど人に会いませんでしたから、いきなり人が増えて驚きです。
薬師岳南側はガイドブックどおり緩やかな道で、遥か遠くの道まで見えるほど視界も開けていました。砂利と石で斜面は覆われており、登山道はその斜面をぐねぐねしながら伸びています。段差は一切ありませんので、少し駆け足気味に降りても足を痛めることなくガンガン降りられます。足の痛さも降りているときは気にならなかったので、結構早く降りていけました。
薬師岳近くの薬師岳山荘では、コーヒーやカレーなどを頼めるちょっとした飲食店にもなっていました。ここからは薬師岳の圏谷群というのがよく見えることで有名らしいです。カメラ持った多くの人が東側斜面の写真を撮っていました。
山荘から下っていくと愛知大遭難ケルンというかなり大きなケルンが、薬師平に建っています。ここからは小さな沢を下っていくことになり、急で段差も多くて狭いので注意が必要です。しかし木々の間から薬師峠キャンプ場で泊まってあるテントが見えてくるので気分も高揚してきました。
薬師峠キャンプ場に着くと、連休初日のこの日に折立から登ってきたと思われる登山者がものすごく多くいました。まだ着いたときは3時半ぐらいでしたが、ほぼ全部の平らな場所はもう取られており設営地を探すのにかなり苦労しました。私のテントは山岳用ではないので前室が大きいのですが、今回は狭いので自己流で前室無しで設営しました。一応ハイマツの中に一人用のテントが立てられるほどのスペースがあったからよかったです。
キャンプ場は水、トイレありでサイトは石が多いので整地が必要です。しかしこんなに人が多いとは思いませんでしたよ…。
1,2日目
5日目&総括
今日の山行は、昨日に比べて山行時間も短いし、荷物の重さも多少は減らしたので体にかかる負担も少なくいので大丈夫だ、と考えていましたが疲労を考慮していなかった…。いつもなら一日たっぷり寝ていれば9割ぐらい体力は回復するんですが、今回は7割ほどしか回復していないような気がしていました。しかも、筋肉痛でかなり足が痛く、テント内では手で足を動かしていたほどでした。
今日は五色ヶ原からスゴ乗越小屋キャンプ場まで行きます。五色ヶ原から薬師平までは下山ルートがありません。スゴの小屋の主人はどうやって荷物を運んでいるんだろうか…。やっぱりぼっかなんだろうか。さすが山男です。
今日の天気も快晴で、五色ヶ原は雲に覆われることは無く大変気持ちが良かったです。
キャンプ場から1時間ほどで見晴らしの良い鳶山に着きます。ここからだと五色ヶ原にある山荘も見えたり、東西の切れ落ちた谷越しにいろんな山も見ることが出来ます。
越中沢岳にやってくると、標高が高いだけあってかなりの展望を楽しめます。が、着いてすぐに西側からガスで覆われ始めて寒くなってくる始末。
越中沢岳を南側に降りるのは、北側に比べて傾斜が急です。砂利気味の道ですのでスリップもしやすくてかなり肝を冷やしました。地形図ではただ急な傾斜なだけの道だと書いてあるのですが、実際は少し登ったりします。しかも鎖のついた結構危険なトラバース道もあり、油断をしていたら痛い目に会う可能性があります。私も危険な場所があることを予期していなかったので、身体的にも精神的にも余分に疲れました。
文字通り重い足を引きずるような形でキャンプ場についた時は歓喜しましたよ…。キャンプ場は小屋の北側にあり、50mほど離れています。料金は500円。トイレは小屋内と小屋の外にあり、トイレットペーパーは付いてあります。水は小屋の玄関近くにあります。
キャンプ場に泊まっていたのは自分以外にもう一人いるだけ。樹林帯の中にあるだけあって、かなり山の中にあるような感じのするキャンプ場でした。
4日目
今日の山行予定は、スゴ乗越から薬師岳を通って薬師峠キャンプ場まで行きます。ガイドブックによると今日は昨日の山行に比べて1時間早い5時間ほどで着くはずだったんですけど、この足じゃあ絶対無理です。
スゴ乗越から出発してまず間山を目指します。もう歩き出した時点で足が痛くなったのですが、ここは我慢して、8時間でも10時間でもかかっていいから薬師峠を目指します。間山までは登りが続きますが、少し歩くと足の痛みが引いてきました。しかし、歩き出して2時間ほどたつとまた足が痛くなって、それ以降ずっと足が痛くなりっぱなし。
間山までは見晴らしの良い道を歩いていきます。ハイマツと高山植物が申し訳程度にあるだけですので、稜線上では気持ちのいい風が肌を撫でて通り過ぎていきます。通っている人もほとんどいないので、静かでかつ冒険している感じが味わうことが出来ました。
登っていると、途中から大きな岩がゴロゴロ転がっている道になってきます。あまり平らでない岩も多くあるのでバランスをとりながら進まないといけないので、距離の割には体力と時間がかかります。地形図には標高のある小ピークが描いてありますが、一体どこだかわからないほど地形も少しわかりづらいです。
疲労困憊状態だったので北薬師岳間近ではてっきり、もう北薬師岳は過ぎてしまってこれが薬師岳かと思っていたら、本当は北薬師岳だったときは本当にがっかり。さらに身体的にも精神的にも疲れてしまいました…。
しかし頑張って薬師岳(2926m)頂上まで行きました。頂上まで行くと南側から登ってくる人が多く見えました。頂上にもそれなりに人はいましたし。
薬師岳南側はガイドブックどおり緩やかな道で、遥か遠くの道まで見えるほど視界も開けていました。砂利と石で斜面は覆われており、登山道はその斜面をぐねぐねしながら伸びています。段差は一切ありませんので、少し駆け足気味に降りても足を痛めることなくガンガン降りられます。足の痛さも降りているときは気にならなかったので、結構早く降りていけました。
山荘から下っていくと愛知大遭難ケルンというかなり大きなケルンが、薬師平に建っています。ここからは小さな沢を下っていくことになり、急で段差も多くて狭いので注意が必要です。しかし木々の間から薬師峠キャンプ場で泊まってあるテントが見えてくるので気分も高揚してきました。
キャンプ場は水、トイレありでサイトは石が多いので整地が必要です。しかしこんなに人が多いとは思いませんでしたよ…。
1,2日目
5日目&総括
| 立山・剱岳・大日岳・五色ガ原・薬師岳 (ヤマケイYAMAPシリーズ) (2002/07) 佐伯 郁夫佐伯 克美 商品詳細を見る |
2009年北アルプス縦走 1,2日目
2009年の北アルプス縦走記録をつけます。
予定では立山から穂高まででした。
予定では立山から穂高まででした。
1日目
電車で名古屋から富山まで行って、そこから地方鉄道で立山へ。北アルプスは人気があるので交通機関が整備されていいですね。料金は、まあそれなりにかかりますが山に行ってからは金なんてほとんど使わないので結果的には少しの金で長い間楽しめます。でも、もう少し早い時期に一行っていれば青春18切符が使えたのに…
立山駅からは美女平までロープウェイがあり、一気に高原にたどりつけます。もうそこからは山の上にいる感じがしてきます。山の間から日本海が見えるほどです。
美女平から室堂までの道には弥陀ヶ原の上を高原バスが走っており、カーブの多い道を登っていくことでさらに標高を稼ぐことが出来ます。途中称名滝の見える滝見台があり、そこから離れていますが落差日本一の称名滝の全景を見ることが出来ます。
室堂バスターミナルは観光客の集まる屈指の観光スポットと言ってもいいです。お土産や食事などのいろんなことが出来ます。バスターミナルから出ると、雄大で美しい立山連峰が迎えてくれます。
バスターミナル前は最も人が多く、ツアー客やトレッキング客が立山を背景に写真を撮ろうと集まっています。そんな中をすり抜けながら、でかい荷物を背負って今日のキャンプ場、雷鳥沢キャンプ場を目指します。
整備されている道が多く、手すりの付いた階段や岩が敷き詰められた道を歩いていきます。途中にはミクリガ池という色が濃い池を見ながら、あちこちに立てられた標識を頼りにキャンプ場を目指します。
キャンプ場へはガスの吹き出る地獄谷を通っていくことになりますが、この立山の地獄谷は北海道の登別の地獄谷よりもガスが濃く、硫黄臭で息がしにくいほどです。私のときはガスの注意報が出ていましたが、もっとガスが濃くなると警報が出るそうです。もしそうなったら通行禁止になるかもしれません。
地獄谷を抜けるとすぐに雷鳥沢キャンプ場です。キャンプ場は広いですが連休前にもかかわらずそれなりに人がいました。清潔なトイレと生水の水場あり。生水といってもそのまま飲んでも大丈夫だと思います。サイトはほとんど平らで、ところどころに岩もあるのでペグを引っ掛けておくことも可能。料金は500円。
晩飯は家から持ってきた賞味期限が切れそうな卵と玉葱で作った、親無し親子丼もしくはカツ無しカツ丼。卵はコッヘルに入れていたのですが、一つは完璧に破裂、一つはヒビと液漏れ、一つは無傷でした。やっぱり卵を持ってくる場合は専用のものを持ってきたほうが良かった。
2日目
朝起きるとものすごく寒かったです。白い息なんて普通にでますし、北海道ツーリングで着ていた服と同じ枚数着てやっと震えが止まるほどです。キャンプ場は山の西側ですので朝日も遮られて気温が上がるのが大変遅いです。
テントを片付け糞重いザックを背負って出発です。ちなみに高原バスに乗った時に荷物の重さを量ると、25kgでした…。水を入れると28kgです。人生で持った荷物の中で一番重いです。後々これが失敗だったと気づくわけで…。
今日の山行予定は、大走りコースから登り始めて立山最高峰の大汝山と雄山を通り、五色ヶ原まで稜線上を通っていきます。
大走りコースはちゃんとした道があるのでそれに沿っていきましょう。私は少し迷って歩きにくいガレ沢を通ってしまい、無駄な体力を使ってしまいました…。尾根の麓(?)からは傾度も大きくなりますが、ジグザグの道があるのでゆっくり登っていけば順調に登ることが出来ます。高度を稼ぐにつれて背後にある室堂や雷鳥沢キャンプ場を俯瞰することが出来てきます。
大走りコースを登っている途中、これまでの人生の中でも見たことが無いような霜を見ました。実家にいたころの真冬でも、霜なんて土に薄く広がっているぐらいだったんですが、9月中旬のこのときでも霜を見ました。それだけでも驚きなのに、さらに驚きなのが霜の長さが2,3cm程もあったこと。
本当にすごいですよ。土が浮き上がっているな〜と思っていたら霜が立って土を持ち上げているし、その上を歩くとバリバリ音がしますからね。かなり面白かった反面、昨日の夜は一体何度まで下がったんだ…と思って北アルプスの恐ろしさを実感しました。
登っていると200名山の奥大日岳が目線の高さほどになってきます。実際奥大日岳の標高は2600mちょいですから、立山の最高峰とは400mも違うわけです。200名山とは言っても立山と比べれば標高は全く違うんですね〜。
稜線に乗れば、日の光が一気に差し込んできて体感気温も上がります。もちろん稜線上には霜なんて一切ありませんでした。しかし東側斜面にも少し雪渓が残っているところがありました。この辺りからは人も増えてきてすれ違いも多くなってきます。
稜線に乗ってからは、まず富士の折立という見るからに険しそうな山がありますが直に登っていくことは無く迂回ルートがあります。もしあったらこの時点で足痛めそう…
富士の折立からは歩きやすく、室堂の全景を眺められるほど視界も開けています。稜線歩きの醍醐味をそのまま味わうことが出来ます。
大汝山に近づくと、大汝山休憩所があります。ここまで来るともう後ほんの少しなので、いったんここで荷物を置いてから頂上に行くのもいいでしょう。私は頂上への分岐辺りに邪魔にならないようにザックを置きましたが。
立山最高峰、大汝山(3015m)にたどり着くと全方位の視界が開けます。遠くの槍ヶ岳だろうが、剣岳だろうが、日本海だろうが、全て見渡せることが出来ます。ここまで見渡すことが出来たのはひとえにここまで天気が良かったからです。秋に入ると秋雨前線もやってくるので、今回の山行はあまり天気に期待していなかったのですが、ここまで晴れてくれて超ラッキーでした。
立山エリア自体には人がかなりいましたし、トレッキングしている人も多かったのですが頂上はほとんど人がいませんでした。まだ朝早かったからかな?
大汝山からは今回の山行予定のコースをほぼ全て見渡すことが出来ます。ちなみに標高高くて有名な山は大抵岩か砂利が頂上にあって緑がないので一目でわかります。
大汝山から少し歩くと雄山に着きます。これから先は岩と石に覆われた道を急降していきますから、足に負担がかかってきます。この雄山から一の越えには人がかなり多く、みんなぜーはーぜーはー言いながら必死に登っていました。自分も必死に下っていましたが。
一の越えから五色ヶ原までの道から一気に人が少なくなり、遂に本格的な縦走が始まる予感がしてきます。まず富山大学研究所まで登ってから少し休憩。
研究所から五色ヶ原はよく見えますが、全く近いように思えないので少しげんなり。でもまあ実際歩いてみたら近かったということもよくある。
鬼岳、獅子岳辺りは普通の少しごつごつした登りや下りです。人も少ないのでかなり冒険している感じがします。獅子岳からザラ峠まで降りるときはかなりガスってきて視界が悪くなり寒くなってきました。しかし少し歩くと五色ヶ原キャンプ場と山荘の分岐点にやってきます。ガイドブックにはキャンプ場に水場があると書いていましたが、分岐点に「キャンプ場に水場無し。山荘でもらってください」という看板がありました。もうこのときはかなり疲労がたまっていたので、まずキャンプ場にザックをおいてからもらいにいくことに決定。五色ヶ原では木道の上を歩くことになります。
キャンプ場に着いて、少し休憩してから財布とポリタンクを持って山荘に歩いていきます。10分以上かかるので水をもらいにいくのは1回で済ませましょう。山荘で水をもらうときにキャンプ場の受付をしました。料金は500円。キャンプ場に戻ってテントを建てて、就寝。この日はかなり疲れたので爆睡しました。やっぱり荷物重すぎたなあ…。一の越からの時間がガイドブックに載っている時間の1,5倍ほどかかってしまったしね…
3,4日目
5日目&総括
立山駅からは美女平までロープウェイがあり、一気に高原にたどりつけます。もうそこからは山の上にいる感じがしてきます。山の間から日本海が見えるほどです。
室堂バスターミナルは観光客の集まる屈指の観光スポットと言ってもいいです。お土産や食事などのいろんなことが出来ます。バスターミナルから出ると、雄大で美しい立山連峰が迎えてくれます。
整備されている道が多く、手すりの付いた階段や岩が敷き詰められた道を歩いていきます。途中にはミクリガ池という色が濃い池を見ながら、あちこちに立てられた標識を頼りにキャンプ場を目指します。
地獄谷を抜けるとすぐに雷鳥沢キャンプ場です。キャンプ場は広いですが連休前にもかかわらずそれなりに人がいました。清潔なトイレと生水の水場あり。生水といってもそのまま飲んでも大丈夫だと思います。サイトはほとんど平らで、ところどころに岩もあるのでペグを引っ掛けておくことも可能。料金は500円。
晩飯は家から持ってきた賞味期限が切れそうな卵と玉葱で作った、親無し親子丼もしくはカツ無しカツ丼。卵はコッヘルに入れていたのですが、一つは完璧に破裂、一つはヒビと液漏れ、一つは無傷でした。やっぱり卵を持ってくる場合は専用のものを持ってきたほうが良かった。
2日目
テントを片付け糞重いザックを背負って出発です。ちなみに高原バスに乗った時に荷物の重さを量ると、25kgでした…。水を入れると28kgです。人生で持った荷物の中で一番重いです。後々これが失敗だったと気づくわけで…。
大走りコースはちゃんとした道があるのでそれに沿っていきましょう。私は少し迷って歩きにくいガレ沢を通ってしまい、無駄な体力を使ってしまいました…。尾根の麓(?)からは傾度も大きくなりますが、ジグザグの道があるのでゆっくり登っていけば順調に登ることが出来ます。高度を稼ぐにつれて背後にある室堂や雷鳥沢キャンプ場を俯瞰することが出来てきます。
本当にすごいですよ。土が浮き上がっているな〜と思っていたら霜が立って土を持ち上げているし、その上を歩くとバリバリ音がしますからね。かなり面白かった反面、昨日の夜は一体何度まで下がったんだ…と思って北アルプスの恐ろしさを実感しました。
稜線に乗れば、日の光が一気に差し込んできて体感気温も上がります。もちろん稜線上には霜なんて一切ありませんでした。しかし東側斜面にも少し雪渓が残っているところがありました。この辺りからは人も増えてきてすれ違いも多くなってきます。
富士の折立からは歩きやすく、室堂の全景を眺められるほど視界も開けています。稜線歩きの醍醐味をそのまま味わうことが出来ます。
大汝山に近づくと、大汝山休憩所があります。ここまで来るともう後ほんの少しなので、いったんここで荷物を置いてから頂上に行くのもいいでしょう。私は頂上への分岐辺りに邪魔にならないようにザックを置きましたが。
立山エリア自体には人がかなりいましたし、トレッキングしている人も多かったのですが頂上はほとんど人がいませんでした。まだ朝早かったからかな?
大汝山から少し歩くと雄山に着きます。これから先は岩と石に覆われた道を急降していきますから、足に負担がかかってきます。この雄山から一の越えには人がかなり多く、みんなぜーはーぜーはー言いながら必死に登っていました。自分も必死に下っていましたが。
一の越えから五色ヶ原までの道から一気に人が少なくなり、遂に本格的な縦走が始まる予感がしてきます。まず富山大学研究所まで登ってから少し休憩。
鬼岳、獅子岳辺りは普通の少しごつごつした登りや下りです。人も少ないのでかなり冒険している感じがします。獅子岳からザラ峠まで降りるときはかなりガスってきて視界が悪くなり寒くなってきました。しかし少し歩くと五色ヶ原キャンプ場と山荘の分岐点にやってきます。ガイドブックにはキャンプ場に水場があると書いていましたが、分岐点に「キャンプ場に水場無し。山荘でもらってください」という看板がありました。もうこのときはかなり疲労がたまっていたので、まずキャンプ場にザックをおいてからもらいにいくことに決定。五色ヶ原では木道の上を歩くことになります。
キャンプ場に着いて、少し休憩してから財布とポリタンクを持って山荘に歩いていきます。10分以上かかるので水をもらいにいくのは1回で済ませましょう。山荘で水をもらうときにキャンプ場の受付をしました。料金は500円。キャンプ場に戻ってテントを建てて、就寝。この日はかなり疲れたので爆睡しました。やっぱり荷物重すぎたなあ…。一の越からの時間がガイドブックに載っている時間の1,5倍ほどかかってしまったしね…
3,4日目
5日目&総括
| 剱・立山北アルプス 2009年版 (山と高原地図 36) (2009/01) 不明 商品詳細を見る |
2009年北海道ツーリング 14日,最終日&総括
雑記
冷蔵庫の中のやばそうなものや行き場の無い食材は全て、カレーの中へ。
これ、真理なり。
油揚げカレーうめえwwwww
冷蔵庫の中のやばそうなものや行き場の無い食材は全て、カレーの中へ。
これ、真理なり。
油揚げカレーうめえwwwww
14日目
今日は仙台で「いしかり」から「きたかみ」に乗り換え。仙台での乗り換えのときは時間がかなりありましたが、ほとんど待合室で暇を潰す。ちょうど小説の「伊達政宗」を読んでいたから仙台にはかなり興味あるんですけど、こんな状況じゃあおちおち観光なんて出来ない。いつか絶対に観光に来ちゃる。
フェリー「きたかみ」はやはりいしかりとは内装が異なり、新鮮な気分で時間を過ごせました。このときの船内演奏は、ピアノと名前を忘れたけどキーボード型のいろんな音が出る電子機器の演奏でした。やはり生の演奏は音の迫力と広がりが違うのでかなり良かったです。特にピアノの早弾きにはものすごく興奮しましたよ。
飯は初めてディナーバイキングにしました。2000円で食べ放題です。ステーキ、寿司、ふかひれスープやケーキなど、全ての種類のものを食べるだけで腹いっぱいになりそうなぐらいあります。しかし2000円の元手を取るべく食って食って食いまくった結果、おそらく人生で初の食いすぎで腹が痛くなる、というあほらしい結果を招いてしまいました…。やっぱり貧乏人はバイキングは向いてないよ。
少し愚痴ですが、私の泊まった2等和室には愛知県民が多くてですね。なぜかそいつらが群れて部屋で宴会していたのがかなり癪に障りました。この部屋飲食禁止ですし、隣に(私以外の)寝ている人がいるというのに全く遠慮が無いのが大人気ないです。しかもそいつらの一部が、まだ朝の5時ぐらいに起きてほとんどの人が寝ているのに大きな声で喋っていたりするのがね…もう本当に、愛想が尽きたというか、愛知県民全員嫌いになりそうなほど嫌悪感が湧いてきました。
15日目
今日は名古屋港から自分の家に戻るだけ。信号で停まっていると、横断歩道を歩いている人からものっそいジロジロ見られたり、話しかけられたりしました。やっぱり珍しいのか…。
名古屋はかなり暑かったです。あんなに涼しかった北海道が夢のよう。この温度差が夢の世界と現実の世界を表しているように感じました。
総括
今回のお土産は、まりもっこりとキタキツネのストラップ、小樽の雫型のガラス細工、キャラメルクレープケーキ、鰊の昆布巻き、白い恋人、宗谷岬の昆布餅でしたー!
白い恋人は言わずもがな。キャラメルクレープケーキは6つしか入っていませんが、ケーキの中のキャラメルと上に載ったクレープと生クリームによりかなり美味しいものとなっていました。宗谷岬の昆布餅は餅というより団子の味に近く、こういう素朴な味が大好物の自分にとってはかなり満足。鰊の昆布巻きは鰊が丸々1本入っていますが、骨を含む全ての部位が魚の缶詰のようにやわらかくなっているので本当に丸々全部食べられます。頭の部分を食べるには少し勇気を振り絞りましたが、意外に美味かったです。
今回持っていたものは、いつものキャンプ道具の他、洗濯バサミ、バスタオル、着替え、米12合、缶詰レトルトカレー味噌汁などの保存食、コーヒー、ココア、救急セット、塩、コショウ、醤油、油、めんつゆ、上着4枚、サンダル…ぐらいですかね。
コーヒーとココアは持ってきて大正解、北海道にコーヒーとココアを飲みに来たと言ってもいい。調味料はもうちょいあったほうが料理の幅が出るかも。米12合は半分以上残ったけど、非常食としてはまあこんなもん?着替えはパンツとTシャツと靴下が各1枚ずつしか持って来ていませんでしたが、靴下はもっとあったほうがいい。はき古しの靴下から生ごみの臭いがした………靴下も腐るんですね!
今回ほしいと思ったのは、ヘルメットかぶっていても音楽の聴けるイヤホン、望遠鏡と星座表、風を通さないようなジャケット(ほとんどカッパ着っぱなしだった…)、感度のいいラジオぐらいですか。特にイヤホンが欲しい。ツーリングのときに同じ曲を聞いていたら、後になってその曲を聞くとツーリングを思い出したりしそうですからね。実際高校生のときにバイト帰りに聞いていた音楽を今聞くと、真っ暗な中自転車こいでいた自分を思い出して感傷的になりますから。
人生で初の北海道旅行&ツーリングでしたので新鮮なものがありまくりでした。ただ道を走っているだけなのに、凍結防止の砂が道脇に置いてあったり、頭上には矢印みたいなのが延々と続いていたりと、自分の住んでいる場所とは気候も常識も違っているということを目の当たりに出来ました。
もうなんというか、北海道の魅力全てを言葉で表すなんて不可能!まだまだ自分の行っていないところはあるしやってないこともある、食べていない食材もありまくる。また北海道ツーリングをいつかする!これは絶対に、絶対です!!
1〜3日目
4,5日目
6,7日目
8,9日目
10,11日目
12,13日目
今日は仙台で「いしかり」から「きたかみ」に乗り換え。仙台での乗り換えのときは時間がかなりありましたが、ほとんど待合室で暇を潰す。ちょうど小説の「伊達政宗」を読んでいたから仙台にはかなり興味あるんですけど、こんな状況じゃあおちおち観光なんて出来ない。いつか絶対に観光に来ちゃる。
フェリー「きたかみ」はやはりいしかりとは内装が異なり、新鮮な気分で時間を過ごせました。このときの船内演奏は、ピアノと名前を忘れたけどキーボード型のいろんな音が出る電子機器の演奏でした。やはり生の演奏は音の迫力と広がりが違うのでかなり良かったです。特にピアノの早弾きにはものすごく興奮しましたよ。
飯は初めてディナーバイキングにしました。2000円で食べ放題です。ステーキ、寿司、ふかひれスープやケーキなど、全ての種類のものを食べるだけで腹いっぱいになりそうなぐらいあります。しかし2000円の元手を取るべく食って食って食いまくった結果、おそらく人生で初の食いすぎで腹が痛くなる、というあほらしい結果を招いてしまいました…。やっぱり貧乏人はバイキングは向いてないよ。
少し愚痴ですが、私の泊まった2等和室には愛知県民が多くてですね。なぜかそいつらが群れて部屋で宴会していたのがかなり癪に障りました。この部屋飲食禁止ですし、隣に(私以外の)寝ている人がいるというのに全く遠慮が無いのが大人気ないです。しかもそいつらの一部が、まだ朝の5時ぐらいに起きてほとんどの人が寝ているのに大きな声で喋っていたりするのがね…もう本当に、愛想が尽きたというか、愛知県民全員嫌いになりそうなほど嫌悪感が湧いてきました。
15日目
今日は名古屋港から自分の家に戻るだけ。信号で停まっていると、横断歩道を歩いている人からものっそいジロジロ見られたり、話しかけられたりしました。やっぱり珍しいのか…。
名古屋はかなり暑かったです。あんなに涼しかった北海道が夢のよう。この温度差が夢の世界と現実の世界を表しているように感じました。
総括
白い恋人は言わずもがな。キャラメルクレープケーキは6つしか入っていませんが、ケーキの中のキャラメルと上に載ったクレープと生クリームによりかなり美味しいものとなっていました。宗谷岬の昆布餅は餅というより団子の味に近く、こういう素朴な味が大好物の自分にとってはかなり満足。鰊の昆布巻きは鰊が丸々1本入っていますが、骨を含む全ての部位が魚の缶詰のようにやわらかくなっているので本当に丸々全部食べられます。頭の部分を食べるには少し勇気を振り絞りましたが、意外に美味かったです。
今回持っていたものは、いつものキャンプ道具の他、洗濯バサミ、バスタオル、着替え、米12合、缶詰レトルトカレー味噌汁などの保存食、コーヒー、ココア、救急セット、塩、コショウ、醤油、油、めんつゆ、上着4枚、サンダル…ぐらいですかね。
コーヒーとココアは持ってきて大正解、北海道にコーヒーとココアを飲みに来たと言ってもいい。調味料はもうちょいあったほうが料理の幅が出るかも。米12合は半分以上残ったけど、非常食としてはまあこんなもん?着替えはパンツとTシャツと靴下が各1枚ずつしか持って来ていませんでしたが、靴下はもっとあったほうがいい。はき古しの靴下から生ごみの臭いがした………靴下も腐るんですね!
今回ほしいと思ったのは、ヘルメットかぶっていても音楽の聴けるイヤホン、望遠鏡と星座表、風を通さないようなジャケット(ほとんどカッパ着っぱなしだった…)、感度のいいラジオぐらいですか。特にイヤホンが欲しい。ツーリングのときに同じ曲を聞いていたら、後になってその曲を聞くとツーリングを思い出したりしそうですからね。実際高校生のときにバイト帰りに聞いていた音楽を今聞くと、真っ暗な中自転車こいでいた自分を思い出して感傷的になりますから。
人生で初の北海道旅行&ツーリングでしたので新鮮なものがありまくりでした。ただ道を走っているだけなのに、凍結防止の砂が道脇に置いてあったり、頭上には矢印みたいなのが延々と続いていたりと、自分の住んでいる場所とは気候も常識も違っているということを目の当たりに出来ました。
もうなんというか、北海道の魅力全てを言葉で表すなんて不可能!まだまだ自分の行っていないところはあるしやってないこともある、食べていない食材もありまくる。また北海道ツーリングをいつかする!これは絶対に、絶対です!!
1〜3日目
4,5日目
6,7日目
8,9日目
10,11日目
12,13日目
| 北海道の歩き方 2010 (地球の歩き方ムック) (2009/03) 不明 商品詳細を見る |
2009年北海道ツーリング 12,13日目
雑記
人生について考えると、本当に「夢中」でいる状態はかなりすばらしいことだと思います。生きることは本当に意味が無い、死ねば自分の感覚と記憶と感情と人格全てが失われ無に帰る。夢中になればそんなことを考えることも無くなり、悩み事が無くなる。夢中って本当に夢のような状態だ。
DSに香水をかけているラブプラスプレイヤーを見て、そんなことを思った。
人生について考えると、本当に「夢中」でいる状態はかなりすばらしいことだと思います。生きることは本当に意味が無い、死ねば自分の感覚と記憶と感情と人格全てが失われ無に帰る。夢中になればそんなことを考えることも無くなり、悩み事が無くなる。夢中って本当に夢のような状態だ。
DSに香水をかけているラブプラスプレイヤーを見て、そんなことを思った。
12日目
帰る日は明日なのでまだまだ時間がある。ですのでバイクツーリングというより観光地巡りで時間をつぶしていくことにしました。
曙公園で夜を過ごし、朝になりましたが天気は前の日と同じで曇り。バイクに乗って出発。この日は洞爺湖の火山と室蘭散策が目的。宗谷岬に行った日と比べるとかなり短い行程ですが。
まず西山火口という、最近噴火した場所に行くことにしました。
西山火口には無料の駐車場があり、観光バスも停まれるほど広くトイレもあります。西山火口散策路入り口近くには売店が並び、アイスクリームや焼き芋が売っていますがこのときはまだ朝早いので開いているところはありませんでした。
西山火口は本当につい数年前に噴火したらしく、なぜか私はそのことを全く知りませんでした。散策路を歩いて一番最初に目に付いたのが、道路が階段状になったもの。地層がずれてこうなったそうです。
噴火場所はちょうど国道の辺りらしく、今でも標識が以前のまま残っています。国道で噴火したので現地の人の避難に危険があったのではないか、と思いましたがこのときの噴火はほぼ完璧に予測できたおかげで噴火の時にはもうすでに避難が終わっていたので最悪の結果は免れたそうです。今はもう代わりの国道は出来、前の国道は観光地化されたってわけだそうです。
今でももくもくと煙をあげている箇所は多く、そういう場所には展望地がありそれ以上は進めなくなっています。噴火した場所は地面を吹き飛ばして凹み、そこに雨が降って水がたまるが地熱によって蒸発して煙をあげるっていう感じになっているんでしょうね。
道は木道になっていますが木道の脇の地面を手で触ってみるとかすかに暖かいです。火傷するほど熱くは無いので触ってみるのも面白いですよ。火山のエネルギーを直に体験できます。
この噴火で壊れた建物はもちろんあり、散策路からは痛ましい姿になった建物を見ることが出来ます。火山岩と火山灰などによって完璧に壊された姿を見ると火山のエネルギーのほかに恐怖も感じてしまいます。
西山散策路を歩き終えて、次に洞爺湖ビジターセンターに行きました。ここは無料の洞爺湖周辺の自然と火山の出来方などの展示と入館料600円で入れる火山科学館があります。展示物を見てから火山科学館に入りました。
火山科学館ではほぼ全て洞爺湖周辺の火山の噴火のことで一般的な火山のことについてはありません。ですがつい最近の噴火のことを詳しく紹介していたり、映画のように大迫力な映像や建物の中に入っての噴火体験などがあってかなり面白かったです。
映画によると有珠山の噴火はかなり正確に予想できた特異な例で、これからの火山の研究にも役立ったそうです。科学が自然に勝ったような感じでなかなか燃えましたよ。
噴火体験は映像と音で噴火の迫力が味わえます。「ゴゴゴゴ…」という感じではなく「ズゴゴゴゴ!!」という感じかな?実際行ってみないとわからないですが、お子様は泣くレベルの迫力があるので大人でも少し注意しないといけません。
次はyou&Iの街室蘭に向かいますが、途中伊達市という場所があり伊達政宗が祭られていたりしていました。なんでこんなところに伊達政宗が?と思って調べてみると、明治時代に伊達家がこの辺りを開拓したからっぽいですね。道の駅では毎週金曜には刀剣製作もしているそうです。
室蘭の白鳥大橋近くには展望台があり、そこからだと(多分)駒ケ岳や噴火湾がよく見えます。白鳥大橋はもちろん見えます。近くの看板によると、この橋は関東で最大のつり橋だそうですが明石海峡大橋をよく見ている自分にとっては、まあこんなもんかって感じでした。
白鳥大橋を渡ると近くには道の駅がありそこで白鳥大橋についての展示がされています。でも私がこのとき求めていたのはお土産が売っている道の駅なんだよ…もうそろそろ帰るし。
国道を外れて観光道路を通って地球岬を目指していましたが、この地域は複雑な地形になっているので道もカーブが多かったり坂があったり砂利道があったりして少し大変。でもその分室蘭の名のある断崖のほとんどを行くことが出来ました。
地球岬に着くとそこには展望台、トイレ、売店などがあり展望台からは灯台や室蘭の町並み、そして広がる海が見えました。この地球岬が今回の北海道ツーリング最後の岬になるのか…と思うと少し哀愁を感じました。もう今日の行くべき場所はほとんど終わりなので地図を見ながら少しゆっくりしました…。
しようと思っていましたが、地球岬は恋人が来るような場所らしくカップルが増えてきたのでやっぱりすぐに出発しました。
次は渚100選の鳴り砂海岸に来ました。ここは砂の上を歩くと音がするらしく、全国的にもかなり珍しい砂浜だそうです。しかし私が歩いたときは何も音がしなかったように思いましたが…少し湿っていたからか?
今日の晩飯のおかずを買うためスーパーに寄りました。北海道らしく生ホタテやすじこはもちろん、ジンギスカンやようかんパンもやはり売っていました。でもやっぱり一人前の食材は少ないので、どこでも売ってるような無難な食材を選ぶことになりました…。
今日のキャンプ場は室蘭岳山麓総合公園自由広場。無料、水、トイレ、かまどありの樹林帯のサイトです。室蘭岳登山口もあるので駐車場も広いです。
この日が最後のテントの中で寝る日なので、存分にラジオ聞いたり飯を少し凝ったものにしたりして北海道最後のキャンプを悔いの無いようにしました。でもやっぱり時間がたっぷりあったので暇でしたが。しかも結構寒いし。
13日目
遂にこの日の夜19時、太平洋フェリーに乗って名古屋へと帰ることになります。朝早くに起きて、今日は登別の地獄谷を散策して苫小牧に行ってフェリーを待つことにします。
室蘭から苫小牧までの道は久しぶりに建物がずっと続く道になっており、なんとなく北海道ツーリングも終わりだな、と感傷に浸りました。国道から県道に入り、登別を目指すと急にかなり大きい旅館やホテルが立ち並ぶようになります。かなりハイレベルな温泉街です。真冬でも札幌辺りから温泉目当てに金持ちがやってくるんだろうか。
駐車場は広く、いくつもあるのでピーク時以外なら普通に駐車出来ると思います。バイクの駐車料金は確か100円。かなり安いです。地獄谷と大湯沼の駐車券はいっしょなのでどちらかで払えばどちらでも駐車できます。
地獄谷は木道の上を歩いて進むことになります。もくもくと煙を上げている箇所がいくつもあり、かなり硫黄臭いです。しかもかなり暖かい。地獄の名にふさわしい並外れた環境です。
もちろん植物なんて一切生えてなく、なんとも奇怪な光景だけが広がります。もし夜に来れば月面世界のように見えるんだろうか。ちょっと見てみたいなあ〜。
間欠泉もあるようですが、このときは噴出を見ることは出来ませんでした。周期とかないんだろうか。ちなみに間欠泉をのぞきこむと、ものすごいいぼいぼで気持ちが悪いです。温泉に入ったときこれのようなイボイボが岩に付着しているのをみたことはありますが、おそらく熱湯に溶けたカルシウムなどの成分が水面近くで冷やされて固体として結晶化したものだと思います。温泉でも水面にしかイボイボは無いしね。
次は少し離れた大湯沼まで歩くことになります。
大湯沼までは土の道を歩きますが、その脇にはかなりへんてこりんな植物が生えていて面白いです。この植物はコケの一種だと思いますが、コケが色つきの花を咲かすなんて聞いたこと無いし、それにコケは精子で繁殖するので花なんて咲かすことなんてありえないとは思うんですが。もしかして花じゃなくて胞子嚢とか?
大湯沼に歩いていくまではいくつかクイズがあり、登別のことについて勉強できます。初めて知ったんですけど、ハイマツってただ寒いところに生えるんじゃなくて総合的に植物にとって厳しい環境に生えるらしい。ですのでこの近くや硫黄山にはハイマツが生えているらしいです。
この地域は有数の硫黄の産出地で、昔はそれで栄えていたこともあったそうです。今は完璧に温泉街となっていますが。
大湯沼までたどり着くとかなり大きな煮えたぎった沼を見ることが出来ます。蒸気が多いせいか硫黄臭さも激しいです。この辺りでも足湯が出来そうな水路がありましたが、ほんの少ししか流れていなかったので出来ませんでした。というかタオル持ってくるの忘れた…足湯ができねえ…
大湯沼には駐車場もあるので行き帰りに歩くのが面倒な人でも大丈夫です。
奥の湯沼という大湯沼の近くに小さな沼があるのですが、こちらは大湯沼よりもかなり熱そうで硫黄臭いです。湯気も多くて見るのが少しつらい。成分が濃いせいか、岸にはどろどろのセメントのような、海に流出したオイルのようなでろでろの物質が付着していました。
次は天然足湯とついでに大正地獄に行こうとしましたが、大正地獄を「ついで」レベルに甘く見ていたのがいけなかった…。大正地獄への道に差し掛かるとき、急に「ズゴゴゴ!」という洞爺湖の火山科学館の噴火体験レベルの轟音が鳴り響きました。もしかして噴火か!?、と思った私は腰がひけたまま走り戻ろうとしました。
轟音のほうを見ると蒸気で先が見えないほどになり、轟音が終わって冷静に大正地獄へと行ってみることにしました。噴火ではなくただの噴出レベルだったので少し安心しながら行くと、大正地獄展望台近くには先ほどの噴出によりあちこちに液が飛んで雨のように滴り落ちていました。足元には泥が。とりあえず写真を撮ろうとしましたが、湯気で何も見えないので試行錯誤していたら、またもや噴出が!そして噴出が終わるともう一度大正地獄を覗き込み、そしてまた噴出。
かなり面白かったので、とりあえず天然足湯に行ってもう一度ゆっくり見ることに決めました。
足湯はもんのすごい濁っており、透明度0%の泥水のような感じでした。湯温は手で触ってみるとそんなに熱くなく、ちょうどよかったです。タオルを忘れたので入れませんでしたけど!
もういちど大正地獄に行くと、係員の人がやってきて展望台立ち入り禁止になっていました。話によると大正地獄が噴出しているから。私はしょっちゅうあるものなんだろうなと思っていましたが、あまりないことのようでした。月に3度ほどしかないらしい。係員によると、係員が来る前に大正地獄の噴出を体験できたのはものすごいラッキーなことらしい。ここにきて運を使うとは!複雑な気分だけど、噴出を生で見れたのは人生初なのでものすごくラッキーでした。
地獄谷の駐車場まで歩いて戻り、バイクに乗って出発。これにて北海道ツーリング最後のプログラムが終了です。お疲れ様でした。
苫小牧に着いたのは正午ごろ。乗船時刻までかなり時間があり暇なので、昼飯を食べることに。苫小牧まで有名な飯所と言えばマルトマ食堂!マルトマ食堂は港のすぐそばにあり、店構えも漁師をメインターゲットにしているとわかるような、かなりごちゃごちゃした小さい食堂でした。本当に店というより「食堂」な感じ。しかしそれでもここに来た有名人はかなり多いらしく、店の壁はほぼ全てサインや写真で埋められていました。とりあえず私は苫小牧の主要産物のホッキを使ったホッキ丼を頼みました。値段は800円でしたが、味噌汁と漬物とごま油を付けた明太子(ぶっきらぼうなお婆ちゃんから急にもらった)が付いていたのでちょっとした定食のようです。味はもう何も言うこともないレベル。
フェリー乗船時刻まで売店で土産を買ったり休憩所で本を読みまくって暇を潰していました。時刻が近づくと客の数も増えていましたが、目に付いたのが自衛隊がかなり多くいたこと。外を見ると自衛隊車両が大量にあって驚きましたよ。
フェリーは台風の影響で仙台で乗り換えになる羽目に。おかげで半日帰るのが遅くなりましたが、欠航よりははるかにマシなので別にいやな気分にもなりません。フェリー内ではあんなにいた自衛隊とは出会いませんでした。どこかの部屋を貸しきっていたんだろうか。
1〜3日目
4,5日目
6,7日目
8,9日目
10,11日目
14,15日目&総括
曙公園で夜を過ごし、朝になりましたが天気は前の日と同じで曇り。バイクに乗って出発。この日は洞爺湖の火山と室蘭散策が目的。宗谷岬に行った日と比べるとかなり短い行程ですが。
まず西山火口という、最近噴火した場所に行くことにしました。
西山火口は本当につい数年前に噴火したらしく、なぜか私はそのことを全く知りませんでした。散策路を歩いて一番最初に目に付いたのが、道路が階段状になったもの。地層がずれてこうなったそうです。
道は木道になっていますが木道の脇の地面を手で触ってみるとかすかに暖かいです。火傷するほど熱くは無いので触ってみるのも面白いですよ。火山のエネルギーを直に体験できます。
西山散策路を歩き終えて、次に洞爺湖ビジターセンターに行きました。ここは無料の洞爺湖周辺の自然と火山の出来方などの展示と入館料600円で入れる火山科学館があります。展示物を見てから火山科学館に入りました。
映画によると有珠山の噴火はかなり正確に予想できた特異な例で、これからの火山の研究にも役立ったそうです。科学が自然に勝ったような感じでなかなか燃えましたよ。
噴火体験は映像と音で噴火の迫力が味わえます。「ゴゴゴゴ…」という感じではなく「ズゴゴゴゴ!!」という感じかな?実際行ってみないとわからないですが、お子様は泣くレベルの迫力があるので大人でも少し注意しないといけません。
室蘭の白鳥大橋近くには展望台があり、そこからだと(多分)駒ケ岳や噴火湾がよく見えます。白鳥大橋はもちろん見えます。近くの看板によると、この橋は関東で最大のつり橋だそうですが明石海峡大橋をよく見ている自分にとっては、まあこんなもんかって感じでした。
国道を外れて観光道路を通って地球岬を目指していましたが、この地域は複雑な地形になっているので道もカーブが多かったり坂があったり砂利道があったりして少し大変。でもその分室蘭の名のある断崖のほとんどを行くことが出来ました。
しようと思っていましたが、地球岬は恋人が来るような場所らしくカップルが増えてきたのでやっぱりすぐに出発しました。
今日の晩飯のおかずを買うためスーパーに寄りました。北海道らしく生ホタテやすじこはもちろん、ジンギスカンやようかんパンもやはり売っていました。でもやっぱり一人前の食材は少ないので、どこでも売ってるような無難な食材を選ぶことになりました…。
この日が最後のテントの中で寝る日なので、存分にラジオ聞いたり飯を少し凝ったものにしたりして北海道最後のキャンプを悔いの無いようにしました。でもやっぱり時間がたっぷりあったので暇でしたが。しかも結構寒いし。
13日目
室蘭から苫小牧までの道は久しぶりに建物がずっと続く道になっており、なんとなく北海道ツーリングも終わりだな、と感傷に浸りました。国道から県道に入り、登別を目指すと急にかなり大きい旅館やホテルが立ち並ぶようになります。かなりハイレベルな温泉街です。真冬でも札幌辺りから温泉目当てに金持ちがやってくるんだろうか。
地獄谷は木道の上を歩いて進むことになります。もくもくと煙を上げている箇所がいくつもあり、かなり硫黄臭いです。しかもかなり暖かい。地獄の名にふさわしい並外れた環境です。
もちろん植物なんて一切生えてなく、なんとも奇怪な光景だけが広がります。もし夜に来れば月面世界のように見えるんだろうか。ちょっと見てみたいなあ〜。
次は少し離れた大湯沼まで歩くことになります。
大湯沼に歩いていくまではいくつかクイズがあり、登別のことについて勉強できます。初めて知ったんですけど、ハイマツってただ寒いところに生えるんじゃなくて総合的に植物にとって厳しい環境に生えるらしい。ですのでこの近くや硫黄山にはハイマツが生えているらしいです。
大湯沼までたどり着くとかなり大きな煮えたぎった沼を見ることが出来ます。蒸気が多いせいか硫黄臭さも激しいです。この辺りでも足湯が出来そうな水路がありましたが、ほんの少ししか流れていなかったので出来ませんでした。というかタオル持ってくるの忘れた…足湯ができねえ…
大湯沼には駐車場もあるので行き帰りに歩くのが面倒な人でも大丈夫です。
次は天然足湯とついでに大正地獄に行こうとしましたが、大正地獄を「ついで」レベルに甘く見ていたのがいけなかった…。大正地獄への道に差し掛かるとき、急に「ズゴゴゴ!」という洞爺湖の火山科学館の噴火体験レベルの轟音が鳴り響きました。もしかして噴火か!?、と思った私は腰がひけたまま走り戻ろうとしました。
かなり面白かったので、とりあえず天然足湯に行ってもう一度ゆっくり見ることに決めました。
もういちど大正地獄に行くと、係員の人がやってきて展望台立ち入り禁止になっていました。話によると大正地獄が噴出しているから。私はしょっちゅうあるものなんだろうなと思っていましたが、あまりないことのようでした。月に3度ほどしかないらしい。係員によると、係員が来る前に大正地獄の噴出を体験できたのはものすごいラッキーなことらしい。ここにきて運を使うとは!複雑な気分だけど、噴出を生で見れたのは人生初なのでものすごくラッキーでした。
地獄谷の駐車場まで歩いて戻り、バイクに乗って出発。これにて北海道ツーリング最後のプログラムが終了です。お疲れ様でした。
フェリー乗船時刻まで売店で土産を買ったり休憩所で本を読みまくって暇を潰していました。時刻が近づくと客の数も増えていましたが、目に付いたのが自衛隊がかなり多くいたこと。外を見ると自衛隊車両が大量にあって驚きましたよ。
フェリーは台風の影響で仙台で乗り換えになる羽目に。おかげで半日帰るのが遅くなりましたが、欠航よりははるかにマシなので別にいやな気分にもなりません。フェリー内ではあんなにいた自衛隊とは出会いませんでした。どこかの部屋を貸しきっていたんだろうか。
1〜3日目
4,5日目
6,7日目
8,9日目
10,11日目
14,15日目&総括
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2009年北海道ツーリング 10,11日目
雑記
今までモニターについていたスピーカーで我慢していたけど、1000円弱のELECOMのスピーカーを買ってみた。やっぱり「ブウウウ…」というノイズは出るけどスピーカーから耳を離して音量大きくすると結構気にならない。
今までモニターについていたスピーカーで我慢していたけど、1000円弱のELECOMのスピーカーを買ってみた。やっぱり「ブウウウ…」というノイズは出るけどスピーカーから耳を離して音量大きくすると結構気にならない。
10日目
もうこの日辺りからは北海道ツーリングも終盤。もう苫小牧が射程距離に入っています。
函館の朝市を堪能するため、朝露のついたテントを片付けて出発!
函館はやはり都会、小樽並みに車が多く建物も多いです。函館の街に着くと、朝市近くにバイクを置いて朝飯を食べに行きます。函館の朝市は、かなり人多く客引きすごい!呼び止められまくりで、朝っぱらからすごいパワーがあります。ついでに何か買ってみようかと思いましたが蟹やらウニやらばかりなのでライダーの自分には少々荷が勝ちすぎです。
とりあえず飯を食えるところを探し、500円の海鮮丼を頼んでみました。流石に500円ですので高級食材は使われていませんでしたが、具の種類と量が多く、新鮮で美味しかったのでかなり満足しました。流石北海道三大市場だぜ!
次の函館観光スポットは五稜郭!土方歳三最後の場所として有名ですし、星型という少し変わった要塞としても有名ですね。小樽同様歴史のある街だからなのか、五稜郭内には修学旅行生がたくさんいましたわ。
五稜郭内の建物はこのとき改修中で中に入れないのが残念でしたが、ポカポカ暖かい広々とした公園として散策できたのが満足です。
実は函館に来てもう一つ食いたいものがあって、それはラッキーピエロという函館のみのチェーン店!函館のみで流行っているなんて、根室のエスカロップみたい。とりあえずこれは食っとくべきだろう。ちゅうわけでラッキーピエロに行って定番らしいチャイニーズチキンバーガーを頼んでみる。メニューを見るとハンバーガー以外にかなり多くのものを扱っているようです。で、そのチャイ(略)を食べてみると、パンの間に挟んでいるものはチキンとレタスとマヨネーズ系の味をするドレッシング。チキンはてりやき味のとりももを揚げたような味か?感想は、素直に美味い!でした。もっといろんなもの食いたいのに函館しかないなんて…まあマクドですら最近全く行っていないから、まあいいか。
函館を出発して次は百名山の羊蹄山に向かいます。途中、恵山や駒ケ岳が美しく見えていました。でも何で北海道の山ってこんなに目立つんだろう…小さい山と平野が多いせい?
ひたすら北上していると道路に大量の自衛隊の車が!名古屋では自衛隊の車なんて一切見られないからかなり新鮮でしたよ。しかも3,4台ではなくて何台も通るし。まあほとんど普通の兵員輸送車のような車ばかりで、装甲車なんかを見れなくて残念でしたがその分輸送車がどんな装備や構造しているのかをじっくり研究できてよかったです。
国道を外れて真狩の方を目指す。とりあえず今日の晩飯のおかずを求めてコンビニ行くと、冷凍食品まで売っていてびっくりです。でもここは無難にレトルトの辛口カレーを選びました。
で、そのコンビニ辺りから山を見るときれいに見えたので写真に撮っておきました。雲の笠かぶっているのが面白いです。
今日のキャンプ場はもう決めてあるので、キャンプ場に向かう前にまっかり温泉に行きました。温泉には露天風呂がありそこから羊蹄山がきれいに見えます。休憩所も居心地よく、暇つぶしにここでぼ〜っとしました。料金500円。
自然公園真狩の受付は確か16時ぐらいまでで、危うく受付できない羽目になりそうでした。料金は1200円で北海道としては割高ですが、羊蹄山登山口に最も近くて標高高いのでまあこれぐらいは別にいいでしょう。
水、トイレ、ゴミ捨て場完備でテントサイトも芝生で平らですのでキャンプ場としては申し分のないものかもね。ただ、少し蚊がいたのがウザかったです。気持ちのいいサイトなのでたまには外で飯を食おうかなと思っていたんですけどね。
とりあえず今日は明日の登山に備えて、登山の準備と朝飯の用意をして早めに就寝。
11日目
朝起きると、もう登山に出発している人がいました。山頂のほうを見てみると雲で笠かぶっていたので大丈夫かな〜と朝は心配していましたよ、ええ、朝はね。
缶詰と飯一合をかきこんでテントほったらかしで出発。登山者に関してはテントの撤収は下山してからでいいらしい。登山口を通るともう下山してくる人とすれ違いました。マジでまだ薄暗い時間に下山してきたのか!もしかしてご来光見るために夜間登山したんだろうか。もしそうならかなりすごいです。しかもお婆さんだし。
この山は阿寒岳と違い、植生はあまり冷帯地域っぽくなく、針葉樹林以外にも普通に照葉樹林もありました。阿寒岳はよく噴火するから植生がひ弱だったのかな?
山頂へはずっとトラバースしながら登っていくことになります。ですのでずっと登っている間は真狩の町並みを見ることになります。だんだん自分が高いところにあがってきているのがわかる…ならいいんですがある程度まで来ると高度が上がったかよくわからなくなってくる。
途中、休憩しながらしたりして登ってくるとだんだん植生も変わってきて、照葉樹林は皆無になりほとんど針葉樹林になってきます。さらに進んでいくと少し高山植物も現れ植物の背丈も低くなってきます。ハイマツはところどころにはありますが阿寒岳のような大群落は形成していません。
植物の背丈が低くなると、もうそろそろ外輪山に近づいた証拠です。見上げると空と接した稜線が見えるので励まされます。ていうかここまで来るのは地味に疲れるし長かったしね。延々とトラバースだったのでボーっとしながら登りましたが。
流石に山頂に近づくと高度感も出てきて自分の歩いてきた道がどんなに長かったかが見られます。写真じゃあわからないですが実際は昨日泊まったキャンプ場も見えるんですよ?
草原を見てみると、若干色づいているように見えます。ハイマツ帯はないので高山植物も見られ、運がよければ花が見えます。もうこの日辺りは9月に近づいたからか、花を見ることは出来ませんでしたが若干の紅葉が見られたので儲けもんです。
外輪山に登ると超迫力の父釜を見ることが出来ます。一体ここから父釜の底はどのぐらい高さが違うんだろうか…。覗き込むのが少し怖いぐらい父釜の底への坂は急で危ないです。しかしガイドブックによると残雪期にはこの父釜の底に滑り降りる猛者がいるんだそうな…。っていうか降りたらどうやって登って来るんだよ!ものすごい大変だろ!それでも滑りたいのか!
ここから山頂へは二つのルートがあります。険しいが近い北西側を行くか、なだらかだが遠い南東側を行くか…まあどうせ私は外輪山一周するつもりなのであまり悩まずに南東側ルートを選びます。


西側ルートは険しい岩ばかりですが、ちゃんと登山道が作られているのでルートファインディングを誤らなければすんなりいけそうです。私は無闇に岩に登ったりして苦労しましたが!
西側ルートからはもちろん西のほうの地域が見えます。南にある洞爺湖もはっきり見えるし留寿都や真狩の町並みもよく見える。というか朝は笠かぶっていたのに登ってみると晴れとるがな!かなりラッキーです。自分が登ったときだけ山頂曇るなんてザラだったのに…これは阿寒が曇ったからバランスとったんだな!誰かが。


羊蹄山頂(1898m)は岩が多いですが岩に座って休憩できるので気持ちがいいです。人は多く、別の登山道から登ってきたようでした。ここに来たときはかなり運がよく、山頂曇らないでしかも雲海が見えました。不安にさせておいて実は最良の結果を残してくれるなんて…アイヌの神の仕業か!
しかし独立峰なだけあって風がよく通り、気温も低い。おそらく雲の水分で空気も冷やされてんだな!なのであまり休憩せずに歩き出すことに。


外輪山の北西側はじゃりじゃりした小石の多い道で歩きやすいです。しかも下りなのでこういう地面はクッションになって足を痛めにくい。北アルプスのような感じがあります。
雲は北東側だけにあったので北西側は雲も少なく、山の間から寿都辺りの海が垣間見えました。こういう火山型の山はいったん外輪山に登っちゃうとどこからでも絶景が見えるのがいいんだよな。
この時間辺りからは人の出入りも激しくなって、どこかを見ても人が見えるようになってきました。
下山を開始しましたが、今回の北海道ツーリングには登山靴で来ていなく、普通の靴で来ました。ですので下山していると少し足が痛くなってきました。靴底が登山靴に比べて薄いから衝撃が大きいんだろうか、いつもはふともも辺りが痛くなるのですが今回は足の裏が重点的に痛くなりました。北海道で本格的に登山するときはちゃんと登山靴を持ってこよう…そう誓った自分であった…
下山が終わるとテントを片付け、バイクに乗って出発。足は痛いですがバイクに乗ってたら気になりません。
もうそろそろ自分の決めた北海道のチャックポイントは終わったので、予約していた太平洋フェリーの日まで近くの観光地をのんびり散策です。
とりあえず羊蹄山から近くてキャンプ場がある洞爺湖に来ました。まずは洞爺湖水の駅で腹ごしらえ。そこにはなんと自分の大好物のぶっかけうどん!があったので、迷わず大盛りを頼むことに。このときすでに閉店時間が近かったので具のおまけをしてもらいました。どうしてこんなところにぶっかけうどんがあるのかというと、北海道開拓時代に讃岐人がここらへんに移住したからだそうです。
キャンプ場を探していると洞爺湖湖岸にテントを張っている人が多かったので、自分もその中に入ることに。
湖岸のキャンプ場は曙公園というらしく、料金は500円で、回ってくる係員に支払うシステムになってます。水、トイレ、ゴミ捨て場あり。地面は砂地ですが風は少ないのでペグはあまり刺さらなくても大丈夫です。テントはほとんどどこにでも建てていいです。
自分が来たときは人で一杯だったんですが時間がたつにつれてどんどん人もいなくなっていました、が、自分の隣のテントは今日やってきて泊まる予定のようでした。何で自分はこんなに運が悪いんだ!しかも隣若者だし!自分も若者の部類だけど!
曇りでしたが雨は降ってないし蚊はほとんどいない、ですので久しぶりにランプをつけて外でまったりすることに。こうやって時間を気にせずにボーっとして、コーヒーすするのは最高に気持ちがいいです。洞爺の街からはロングラン花火という4月から10月まで毎日花火を打ち上げる、ものすごい費用対効果を考えてしまうイベントもあるのですが、実際見てみるといいもんですね。ここから遠くでやっているので迫力はあまりありませんが、遠いおかげで花火の形がわかりやすい。
はあ〜っ、なんか人生考えてしまうわ。
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14,15日目&総括
函館の朝市を堪能するため、朝露のついたテントを片付けて出発!
函館はやはり都会、小樽並みに車が多く建物も多いです。函館の街に着くと、朝市近くにバイクを置いて朝飯を食べに行きます。函館の朝市は、かなり人多く客引きすごい!呼び止められまくりで、朝っぱらからすごいパワーがあります。ついでに何か買ってみようかと思いましたが蟹やらウニやらばかりなのでライダーの自分には少々荷が勝ちすぎです。
次の函館観光スポットは五稜郭!土方歳三最後の場所として有名ですし、星型という少し変わった要塞としても有名ですね。小樽同様歴史のある街だからなのか、五稜郭内には修学旅行生がたくさんいましたわ。
実は函館に来てもう一つ食いたいものがあって、それはラッキーピエロという函館のみのチェーン店!函館のみで流行っているなんて、根室のエスカロップみたい。とりあえずこれは食っとくべきだろう。ちゅうわけでラッキーピエロに行って定番らしいチャイニーズチキンバーガーを頼んでみる。メニューを見るとハンバーガー以外にかなり多くのものを扱っているようです。で、そのチャイ(略)を食べてみると、パンの間に挟んでいるものはチキンとレタスとマヨネーズ系の味をするドレッシング。チキンはてりやき味のとりももを揚げたような味か?感想は、素直に美味い!でした。もっといろんなもの食いたいのに函館しかないなんて…まあマクドですら最近全く行っていないから、まあいいか。
ひたすら北上していると道路に大量の自衛隊の車が!名古屋では自衛隊の車なんて一切見られないからかなり新鮮でしたよ。しかも3,4台ではなくて何台も通るし。まあほとんど普通の兵員輸送車のような車ばかりで、装甲車なんかを見れなくて残念でしたがその分輸送車がどんな装備や構造しているのかをじっくり研究できてよかったです。
で、そのコンビニ辺りから山を見るときれいに見えたので写真に撮っておきました。雲の笠かぶっているのが面白いです。
今日のキャンプ場はもう決めてあるので、キャンプ場に向かう前にまっかり温泉に行きました。温泉には露天風呂がありそこから羊蹄山がきれいに見えます。休憩所も居心地よく、暇つぶしにここでぼ〜っとしました。料金500円。
水、トイレ、ゴミ捨て場完備でテントサイトも芝生で平らですのでキャンプ場としては申し分のないものかもね。ただ、少し蚊がいたのがウザかったです。気持ちのいいサイトなのでたまには外で飯を食おうかなと思っていたんですけどね。
とりあえず今日は明日の登山に備えて、登山の準備と朝飯の用意をして早めに就寝。
11日目
缶詰と飯一合をかきこんでテントほったらかしで出発。登山者に関してはテントの撤収は下山してからでいいらしい。登山口を通るともう下山してくる人とすれ違いました。マジでまだ薄暗い時間に下山してきたのか!もしかしてご来光見るために夜間登山したんだろうか。もしそうならかなりすごいです。しかもお婆さんだし。
山頂へはずっとトラバースしながら登っていくことになります。ですのでずっと登っている間は真狩の町並みを見ることになります。だんだん自分が高いところにあがってきているのがわかる…ならいいんですがある程度まで来ると高度が上がったかよくわからなくなってくる。
植物の背丈が低くなると、もうそろそろ外輪山に近づいた証拠です。見上げると空と接した稜線が見えるので励まされます。ていうかここまで来るのは地味に疲れるし長かったしね。延々とトラバースだったのでボーっとしながら登りましたが。
草原を見てみると、若干色づいているように見えます。ハイマツ帯はないので高山植物も見られ、運がよければ花が見えます。もうこの日辺りは9月に近づいたからか、花を見ることは出来ませんでしたが若干の紅葉が見られたので儲けもんです。
ここから山頂へは二つのルートがあります。険しいが近い北西側を行くか、なだらかだが遠い南東側を行くか…まあどうせ私は外輪山一周するつもりなのであまり悩まずに南東側ルートを選びます。
西側ルートは険しい岩ばかりですが、ちゃんと登山道が作られているのでルートファインディングを誤らなければすんなりいけそうです。私は無闇に岩に登ったりして苦労しましたが!
西側ルートからはもちろん西のほうの地域が見えます。南にある洞爺湖もはっきり見えるし留寿都や真狩の町並みもよく見える。というか朝は笠かぶっていたのに登ってみると晴れとるがな!かなりラッキーです。自分が登ったときだけ山頂曇るなんてザラだったのに…これは阿寒が曇ったからバランスとったんだな!誰かが。
羊蹄山頂(1898m)は岩が多いですが岩に座って休憩できるので気持ちがいいです。人は多く、別の登山道から登ってきたようでした。ここに来たときはかなり運がよく、山頂曇らないでしかも雲海が見えました。不安にさせておいて実は最良の結果を残してくれるなんて…アイヌの神の仕業か!
しかし独立峰なだけあって風がよく通り、気温も低い。おそらく雲の水分で空気も冷やされてんだな!なのであまり休憩せずに歩き出すことに。
外輪山の北西側はじゃりじゃりした小石の多い道で歩きやすいです。しかも下りなのでこういう地面はクッションになって足を痛めにくい。北アルプスのような感じがあります。
雲は北東側だけにあったので北西側は雲も少なく、山の間から寿都辺りの海が垣間見えました。こういう火山型の山はいったん外輪山に登っちゃうとどこからでも絶景が見えるのがいいんだよな。
この時間辺りからは人の出入りも激しくなって、どこかを見ても人が見えるようになってきました。
下山が終わるとテントを片付け、バイクに乗って出発。足は痛いですがバイクに乗ってたら気になりません。
もうそろそろ自分の決めた北海道のチャックポイントは終わったので、予約していた太平洋フェリーの日まで近くの観光地をのんびり散策です。
キャンプ場を探していると洞爺湖湖岸にテントを張っている人が多かったので、自分もその中に入ることに。
自分が来たときは人で一杯だったんですが時間がたつにつれてどんどん人もいなくなっていました、が、自分の隣のテントは今日やってきて泊まる予定のようでした。何で自分はこんなに運が悪いんだ!しかも隣若者だし!自分も若者の部類だけど!
はあ〜っ、なんか人生考えてしまうわ。
1〜3日目
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6,7日目
8,9日目
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