定年制で「若さ」アピール 民主、新人は60歳未満に
民主党は8日の常任幹事会で、次の衆院選に向けた新たな候補者選定基準として、公認内定時の年齢を新人は60歳未満、前・元議員は65歳未満とする「定年制」を導入することを決めた。
自民党が衆院比例代表に73歳定年制を適用していることを踏まえ、党の「若さ」をアピールするのが狙い。民主党は月内に前・元議員を中心に30-40人の第1次公認を発表する予定だが、新基準により先の衆院選で落選した石井一(71)、田中慶秋(67)、米沢隆(65)の各前議員らは公認対象外となる。
ただ現職についてはベテラン議員の反発を考慮し、衆院解散時に71歳以上なら原則として比例代表との重複立候補を禁じるとの規定を置いただけ。前原誠司代表は同日の記者会見で「100歳でも小選挙区で立派に勝ち得る人は戦ってもらう」と述べ、強い候補の擁立を最優先する考えを強調した。
【共同通信】
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