万世橋署と警視庁公安三課が何やらおかしな捜査を始めています。事の発端は、主権回復を目指す会の掲示板そのまま引用すると、次のとおりです(リンクは
こちら)。
”
万世橋署と警視庁公安三課は1月24日、主権回復を目指す会事務所と映像撮影を担当したデモ参加者である市民の自宅を「傷害」の名目で家宅捜査し、撮影機器などを押収した。これは昨年10月17日、秋葉原で当会が主催者団体として参加した「尖閣諸島と秋葉原をシナの侵略から守れ」と題するデモ行進に際し、一般参加者の市民が第三者に「傷害」を負わせたという根も葉もないでっち上げである。
【参照】http://www.shukenkaifuku.com/KoudouKatudou/2010/101017.html
とりわけ許し難いのは、デモ参加者の市民宅を捜査した警視庁公安三課の清水一人警部補が、このデモ参加者に向かって「家宅捜査をされたからといって万世橋署に(抗議で)押しかけるなよ」と言い放ったことである。これは明らかな恫喝であり、品性の欠片さえ投げ捨てた国家権力の横暴以外の何ものでもない。さらに、「傷害」など全く関知していないこのデモ参加者に、「猶予を与えるので、(犯行を)思い出したらすぐ連絡をするよう」にとのセリフまで吐いた。これは自白の強要と言っても過言ではなく、実に許し難い行為である。”
この捜査には2つのいぶかしげな点があります。第1は、暴行罪ではなく傷害罪での捜査だという点です。この小競り合いのどの動画を見ても、アンチの乱入者はピンピンとして彼方へ去っています。したがって、暴行罪という難癖は可能にしても、傷害罪はどう考えても無理でしょう。それをあえて傷害罪容疑で家宅捜索してきた意図がよく分かりません。
それから第2は、この小競り合いに無関係であることが断言できる「
デモ参加者である市民」に傷害罪容疑を科けてきた点です。この点は第1の点よりもっと分かりにくいことです。
実際、レックス君のこの動画(リンクは
こちら)を見ても、最初の方の小競り合いの場面で、この「
デモ参加者である市民」を視認することができるのは、13秒からです。しかし彼が自発的にこの現場に近づいたというより、彼がカメラを持って写真を撮っている方向に、警察がこのアンチの乱入者をガードしながら誘導したという方が適切です。18秒に再度写っている場面では、彼はむしろ自分から距離をおいて写真を撮っています。ちなみに上記の主権回復サイトの中のこの写真(リンクは
こちら)は動画に写っている彼の立ち位置からすると彼が撮ったものではないかと思われます。
警察もこの動画は見ているでしょうから、一体、いつの時点で彼が傷害行為を行ったとするのか全く理解できません。
さて、本件については、”
本日28日、主権回復を目指す会と「傷害容疑」で任意取り調べをうけている10・17秋葉原デモ参加者は、東京地方裁判所に対し、警視庁万世橋警察署と同公安部公安第三課によるデモ参加者と西村修に対してなした押収処分、並びにその前提となった捜索差押許可状の発布に不服があるので準抗告を申立た。”とあります。今後、起訴、逮捕までいくかどうかは分かりませんが、たとえいかなくても、すでに家宅捜索は行われています。この家宅捜索自体も不当なものですから、これについても可能なら国家賠償請求など何らかの責任追及をしていかなければならないと考えます。
- 2011/01/29(土) 19:26:17|
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