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東京・上野の風俗店で韓国人の不法就労をあっ旋したとして、脱北者の女が逮捕されました。
脱北者の風俗店経営者・高弘蓮(コウ・ホンヨン)容疑者(54)は去年、韓国人女性4人を違法に店で働かせていた疑いが持たれています。警視庁によると、高容疑者は「フェイスマッサージの仕事がある」などと嘘をつき、23歳の韓国人女性を来日させていました。その後、逃げられないよう航空券を取り上げて、無報酬で性的サービスを強要したということです。警視庁は、高容疑者が国際的な人身取引に関わっていたとみて調べています。高容疑者は、女性が逃げようとすると「日本人は韓国人を拉致する」などと脅していたということです。
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210112045.html
こういうのはいやなニュースではあるけれども、ちゃんと取り上げておかないといけないので書きます。
脱北者の多くは女性であり、現実に、中国で様々な形で、強制結婚、人身売買、売春などの形で被害にあっています。その中には、ここで書きたくも無いほどの悲惨な話も聴いたことがありますが、逆に、北朝鮮で餓死するよりは、そのような形であれ生き、少しでもお金を稼いで北朝鮮の家族に届けたいという人もいます。また、自分自身がそういう生活に堪えるためもあるのでしょうが、むしろ、厳しい労働をするよりも、風俗営業方面の仕事のほうが速くお金が入ることに慣れてしまう人もいると、脱北者から直接聞かされたこともあります。
そして、中には、韓国に逃れた後も、中国で覚えた同じやり方で生計を立てようとする人もいると聴きますし、また、定着に失敗し、韓国籍で日本など外国に行き、不法在留や、この上記きじのような犯罪に身を染めている人もいることは事実です。ただ、このような事例は、基本的に日本が受け入れている脱北者(元帰国者)の問題として捉えられては困ります。このような事態が将来おきうることを考慮し対策を今から考えておくことは必要でしょうが、おそらくこの脱北者は、まず韓国にのがれ、そしてそこで一定の、少なくとも現在の日本よりは遥かに恵まれた定着支援をうけながらも定着できず、結局犯罪に走った人です。日本政府が受け入れている脱北者(元帰国者)も、勿論様々な問題を抱え、トラブルも起きてはいますが、このようなレベルでの犯罪を犯したことはありません。遥かに定着支援システムは少ない中、彼らは彼らなりに努力し、また少なくとも犯罪には走らず社会の片隅で静かに生きています。
勿論、今後このような事例が決して起こらないとはいえません。だからこそ定着支援や、社会教育を公的な制度で行うことが必要なのであり、このような危険性があるから一切脱北者を受け入れるべきではないとするならば、それを一番喜ぶのは北朝鮮と、脱北者を犯罪者、不法在留者とみなしている中国です。
金賢姫は純粋な「脱北者」ではありませんが、彼女や、姜チョルファン、安明哲、安明進、申東ヒョクらの脱北者の証言なくして、北朝鮮政治犯収容所の悲劇も、また日本人拉致も、私たちは知ることは無かったという現実は、このような犯罪が起きたからといって何ら汚されることではありません。その本質を見失わず、同時に、脱北者の方々にどのような教育をしていかなければならないのかを考えていかなければならないと思います。
しかし、「日本人が韓国人を拉致する」と脅していたというのは驚く。(三浦)
本日の講演会のお知らせです。
1月14日 戦略情報研究所
次回の戦略情報研究所講演会は下記の通り開催されます。奮ってご参加下さい。なお参加出来ない方もインターネットでの生中継を行う予定です。
1、日程 平成23年1月14日(金)18:30〜20:30
2、場所 UIゼンセン会館(東京都千代田区九段南4-8-16 Tel03-3288-3549) ※JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分(JR出口から靖国通りを靖国神社に向けて進み、三菱東京UFJ銀行の手前の道を右に入って直ぐ 日本棋院斜向い)
3、講師:川島高峰・明治大学情報コミュニケーション学部准教授
4、テーマ:「国際共産主義の動向と不法出入国の歴史」(仮題)
5、参加費 2000円(戦略情報研究所会員は無料)。
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北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会:本会は1959年から1984年までの帰国事業で北朝鮮に帰った在日朝鮮人(日本人配偶者等を含む)の生命と人権を守り、自由往来を実現し、被拘束者を解放し、犠牲者の名誉を回復することを目的とする。またその他の北朝鮮の人権問題にも重大な関心を向ける。