ＡＫＢ４８ドメイン、ヤフオクで１０００万円！

ＡＫＢ４８．ｃｏｍのオークション画面

　超人気アイドルグループ「ＡＫＢ４８」を連想させるドメイン名「ａｋｂ４８．ｃｏｍ」が、インターネットの個人商取引サイト「ヤフーオークション」に１０００万円で出品されていることが２８日、分かった。取引中止を求めるＡＫＢ側に対し、ヤフーは「法的に問題ない」と静観している。

　「ヤフオク」を運営するヤフーによると、１０００万円の値がつけられた「ａｋｂ４８．ｃｏｍ」は、２４日午後６時５２分に出品された。落札期限は３０日午後６時５２分。２８日午後８時現在で入札はない。

　出品者名は「ｒａｔｏｃｄｖｄ」で、過去に出品したアイドルグッズなどへの落札者の評価は、４５人のうち４４人が「非常に良い・良い」に該当。「ａｋｂ４８．ｃｏｍ」の「商品の状態」は「中古」で、返品は不可となっている。質問コーナーでの「ドメイン名が不正競争防止法によって、取り消しとなった場合の金銭保証はあるのでしょうか」との問いには「一切承りません」と回答している。

　ＡＫＢ４８の運営会社ＡＫＳ（東京）は、２６日に事実関係に気づき、２７日夜に取引を中止させるようヤフーに申し入れた。ＡＫＳ関係者は「誤解を与える恐れがある。仮に落札された後で『ＡＫＢと関係ないじゃないか』とクレームをつけられても、どうしようもありません」と困惑している。

　要請を受けたヤフーの広報担当は「ドメイン名の取引は法的に問題ない。念のため、当社法務部で出品者について確認するが、直接問い合わせるなどの対応は予定していない」と静観。また、商品取得の経緯を出品者に聞く権限はないという。

　ネット上の住所表示とも言うべきドメイン名の取引は１９９９年の「ヤフオク」サービス開始時からあり、２８日現在も１３０件以上が出品されている。同カテゴリー内で、出品者と落札者の間でトラブルになったケースは過去にないという。

（2011年1月29日06時01分  スポーツ報知）

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