好評発売中のオリジナル発泡酒「とぅりば」を手にする宮古島マイクロブルワリーの高橋正規代表=宮古島市平良久貝の宮古島マイクロブルワリー
【宮古島】宮古島市内で唯一の発泡酒製造業「宮古島マイクロブルワリー」が、ミネラル分豊富な宮古島の水を使った発泡酒を製造している。同社は現在販売している「とぅりば」のスタンダードタイプに加え、1月からの出荷を目指して黒ビールタイプの仕込みを進めている。高橋正規代表(49)は「宮古島の果物を使って香りをつけた限定品も出したい」と意欲を燃やしている。
高橋さんは新潟県出身で、東京都の自動車部品製造会社に勤めていたが、妻美起さん(39)と何度か旅行で訪れた宮古島を気に入り、2008年4月に移住した。10年8月に発泡酒製造免許の交付を受け、これまでに約千リットルを出荷した。
高橋さんは、30代半ばごろにビールのうまさに目覚め、地ビール蔵を回っていた。移住の決意を固めた後、たびたび見学に訪れていた埼玉県の「麦雑穀工房マイクロブルワリー」の馬場勇さんから、ほかの製造者が廃業して設備を処分したがっていると聞き、タンクや冷蔵庫などを購入した。
果実などの副原料を使用する計画のため、法律上はビールでなく発泡酒となるが、同社の麦芽含有率は約80%と高い。エールタイプに適しているミネラル豊富な宮古島の硬水で造るため、まろやかな味わいになる。高橋さんは「昨年1年でいろいろと分かったので、ことしは1万リットルくらい出荷したい」と話した。
同社の発泡酒は市内の酒販店などで販売しているほか、醸造所に隣接したバーでも飲むことができる。
※注:高橋さんの「高」は旧漢字
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