Ｘ　ＪＡＰＡＮ　米ＣＤデビューＸデーは３・１５

　人気ロックバンド「Ｘ　ＪＡＰＡＮ」は２７日、世界４大レコード会社の一つであるＥＭＩミュージックと、北米における３年間の専属契約（製造および流通）に合意したと発表した。３月１５日に第１弾シングル「ＪＡＤＥ」を発売し、活動拠点を置く米国で念願のＣＤデビューを果たすことになった。

　１９９７年に解散後、０７年に再結成したＸは、０８年１月に全編英語曲「Ｉ．Ｖ．」を全世界に向けて配信。その後はニューアルバム発売に向けて「ＪＡＤＥ」などの新曲を制作し、コンサートでも披露してきたが、国内外を含めてレコード会社との契約を交わしておらず、ＣＤの発売は未定の状態が続いていた。

　ところが、昨年８月に米シカゴで開かれた野外フェス「ロラパルーザ」への出演や、初の全米ツアーに現地メディアが一斉に注目。一気に契約の話が進んだ。リーダーのＹＯＳＨＩＫＩ（年齢非公表）は「やっとドアを開けた感じ。向こう（ロサンゼルス）に住んでますけど、デビューするのって大変だと思いました」としみじみと語った。

　さらに、今後のプランについて「『ＪＡＤＥ』の後にシングルを２枚出してからアルバムを発売したい」と今秋のアルバム発売を目指していることを明かした。第２弾、第３弾シングルには「Ｉ．Ｖ．」「Ｂｏｒｎ　ｔｏ　ｂｅ　ｆｒｅｅ」が候補に挙がっている。

　一方、北米ＥＭＩミュージックのドミニック・バンディシア副社長も「彼らはアメリカで本当のファンを作り上げている。私たちも彼らとともにもっとたくさんのファンをつくることをとても楽しみにしています」とコメント。日本を含むアジアや欧州諸国に関するレコード会社との契約は現在交渉中という。