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【サッカー】香川離脱も、藤本、柏木がいる あす豪州と決勝2011年1月28日 紙面から 【ドーハ松岡祐司、原田公樹】サッカーのアジア・カップ準決勝の韓国戦で右第5中足骨を骨折した日本代表MF香川真司=ドルトムント=が27日、所属クラブでの治療のためチームを離脱し、当地からドイツへ向けて出発した。松葉づえ姿の香川はドーハ国際空港で取材に応じ「最悪のケース。すごく悔しい」と無念の表情。29日夜の決勝・オーストラリア戦を控えるチームに対しては、「絶対に優勝してくれると思う」とアジア制覇への思いを託した。チームは27日午後、アルアリ競技場で調整した。 不完全燃焼のまま、「背番号10」のアジア杯は強制終了となった。実力がないならあきらめもつく。でも…。頂へと通じる道は突然、何の前触れもなく閉ざされた。 「最悪のケースだと思う。すごい悔しいけど、チームは決勝まで行ったし、優勝してくれると信じている」 想定外のアクシデントは韓国戦の後半途中に訪れた。右足をグッと踏み込んだ際にバランスを崩した直後、激痛に襲われたという。「衝撃がすごくあった。危ないかなと感じた」。後半42分に退き、故障箇所をアイシング。勝利した瞬間も、痛めた右足を浮かせ、仲間の肩を借りながら喜んだ。 2009年11月に同じ場所を痛め、手術している。だから、予期していたのかもしれない。ロッカールームに戻ると、劇勝の余韻が残る中、香川1人だけが落ち込んでいたという。原博実強化担当技術委員長は「本人はショックを受けていた。声をかけられる感じではなかった」。重傷の診断は本人にとっては“想定内”だった。 アジア杯で強烈な足跡を残せなかったことに香川は悔恨を抱いたままの帰国となる。 「代表の中での位置付けはまだ(11人の中の)1選手にすぎない。もっともっと存在感を出せる、結果を出せる選手になるためには、まだまだ成長する必要があるとあらためて感じた。早くけがを治して、代表でも自分の位置を築いていけるようにしたい」 26日の夕食時にチームに思いを託し、別れを告げた。誓い合ったアジア制覇の志は消えない。 「チーム一丸となって厳しい戦いを乗り越えてきた。最後は楽しんで自分たちのサッカーをしてほしいし、決勝は大丈夫だと思う」 チームを離れても、その魂はドーハに残り、仲間に受け継がれた。香川のためにも、アジアの頂点への歩みを止めるわけにはいかない。「真司の分まで」。それが、日本代表の決勝での合言葉になる。 (松岡祐司) PR情報
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