Ｇ坂本　食生活見直す　契約社のサプリメントで栄養補助も

　巨人の坂本勇人内野手（２２）が２７日、好き放題だった食生活を見直し、栄養を補助するサプリメントを取りながらプロ５年目のシーズンに臨む考えを明かした。

　痛切な反省があった。昨年から始めた一人暮らしでは、栄養バランスを省みず「食べたいものを食べていた」。肉が中心の食生活で、栄養が脂質とタンパク質に偏りがちになっていた。その影響がどこかで出たのか、夏場に調子を落として打率が急降下。体調管理の難しさを思い知った。

　いかにベストコンディションを保つか。渡りに船とばかりに、今年から明治製菓のスポーツサプリメントブランド「ザバス」と契約。同社の栄養士と定期的に面談して、食生活を改善できる環境が整った。栄養士からは早くも「夏バテしにくい切れのある体をつくるために、果物や乳酸菌を多く取るように」との助言を受けているという。

　契約を結んだメリットはほかにもある。シーズン通してサプリメントの提供を受けられ、不足しがちな栄養素を無理なく補えるようになる。１月のグアム自主トレにはビタミンやプロテイン、グルコサミンなど５種類のサプリメントを持参。食事の合間に補給していた。

　この日は合同自主トレを終えた後、サンマリンスタジアム宮崎で行われた「ザバス」のＰＲ撮影に参加。「契約させてもらったので、プロとして意識を高く持って栄養の勉強をしたい」と意気込んだ。昨季３１本塁打を放つなど能力の高さは証明済み。高いレベルで体調を維持できたら、さらなる好成績を期待できる。　（永山陽平）