佑　隠密外出？　完全オフ満喫　さぁ鎌ケ谷ラス投だ

　日本ハムの斎藤佑樹投手（２２）＝早大＝はキャンプ前最後の休日となった２７日、練習は行わず完全休養日に充てた。２８日にも千葉・鎌ケ谷で新人合同自主トレ最後のブルペン投球を行う予定。開幕１軍入りなら即札幌行きとなるだけに、早くも“鎌ケ谷ラス投”となる可能性もある。

　前回の休日だった２３日はドラフト３位新人の乾（東洋大）とともに午前７時前から体を動かしたが、この日は早朝トレはなし。報道陣の前には姿を現さなかったが、午前１０時ごろには目隠し付きのジャンボハイヤーで出掛けたとみられる。「最後の休みなのでゆっくりしたい」と話していた通り、食事などを楽しんでリフレッシュしたもようだ。

　１２日のスタート以来、１２日間で３万４１００人を動員している新人合同自主トレも残り３日間。２９日はキャンプの荷出し、最終日の３０日は軽めのメニューが予想されるため、２８日が最後のブルペン投球になる。キャンプの参加メンバーの振り分けも発表され、新人では唯一の１軍入りが正式決定した。沖縄での練習試合やオープン戦で結果を出して札幌行きの切符をゲット。２軍施設の鎌ケ谷には戻らないというのが“最良”のシナリオだ。

　１６日の歓迎式典では「来て早々申し訳ないが、早く北海道に行きたい」と鎌ケ谷脱出宣言をぶち上げていた斎藤。空前のフィーバーを巻き起こした鎌ケ谷で最後の調整を行い、いよいよキャンプ地の沖縄・名護に乗り込む。　（臼杵秀之）