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ネックの役割
[2007年03月19日(月)]

MASDAファクトリーに行っていろいろ見せてもらった中で、ビジュアル的にも一番インパクトがあるのがこのクラブなんじゃないかと思います。

どうですかこのロングネック。重心位置はおそらくフェース上に来ないんじゃないでしょうか。重心高がどうとかいう問題ではありません。

こんな無茶なクラブで球を打ったらどうなると思いますか?

これは素振り用のクラブとかではなく実際に使える物ですからネックの重量分ソールとバックフェースを削り倒してます。
ただルール上はネックの長さにも規定がありルール違反になり試合では使えませんが。

これはウェッジですが、実は5番アイアンでも同じクラブを作ってました。それは残念ながら横浜から鎌ケ谷に引っ越してくることに紛失してしまったそうです。

その5番アイアンも超ロングネック、ソール幅は5ミリ程度しかないというものです。重心位置は測定不能なほど高重心だと思います。さてそんなクラブで球を打ったらどうなるでしょうか?打球は上がるのでしょうか?

このウェッジは実際に打たせてもらいました。
結果からいうと芯(?)にしか当たりません!ネックの重量がプレーンを作ってくれるのかすごく打ちやすく、普通のウェッジと比べても遜色ないどころかこっちの方がいいかなと思うくらいです。
ヘッド単体で計った重心位置といわゆるクラブの芯とはまったく別の物だということがよくわかります。

雄二さんが5番を実際に打ってみたところ打球は上がりすぎるくらい上がってしまったということです。「低重心」と言われているクラブよりもフェース面に重心位置が来ないような超高重心アイアンの方が球が上がるんです。この超ロングネックでアイアンセットを作ってもまったく問題なく使えるんですよ。
よくヘッド単体の重心位置を測定して性能を比較することがありますがそれが無意味、とまでは言えないまでも実態を反映していないのがよくわかりますね。ヘッド単体の測定結果は「目安」にもなっていないのかもしれません。

その理論で作られたのがこのプロトタイプアイアンです。これは市販してます。見たとおり超ロングネック。小振りなフラットバックですがこれがまた打ちやすいんですよ。重心高を測定するとフェース面のかなり高い位置に来ます。

それだけ見たらとてもじゃないがロングアイアンなんか打てないだろうと思ってしまいますけどね。たぶん大型のチタンフェースアイアンよりこのプロトタイプの方が球が上がるんじゃないでしょうか?

つづく
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http://blog.golfdigest.co.jp/user/eliot/archive/436
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