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2011年1月27日(木) 19:32 |
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県産デニムを海外メーカーに売り込め
岡山県産のデニム生地を海外でもっと使ってもらおうと、アメリカやカナダの衣料品メーカーの仕入れ担当者を招いて商談会が開かれています。
海外で日本デニムが成功する秘訣とは何なのか、 商品を目の前にして熱の入ったやりとりが交わされます。 倉敷市児島で、26日開かれた商談会の1日目です。 参加したのは、アメリカやカナダの衣料品メーカー5社の仕入れ担当者で、26日は岡山県内のデニムメーカーなど10社がサンプルの展示を行いました。 日本国内のジーンズ市場は、低価格の製品が主流を占め、児島で作る高級ジーンズは頭打ちの状態です。 そこで、海外のメーカーに売り込もうと言うのが今回の商談会の狙いです。 高級生地を作ることで知られるショーワです。 商談会2日目の27日、アメリカのメーカーのデザイン担当者が訪れました。 しかし、このメーカーが求める生地の価格と、ショーワの価格が折り合わず、販売には結びつきませんでした。 一方で、デザイン担当者はアメリカの消費者が、現在求めている素材や色合いなどの情報を示すなど、児島のメーカーが今後海外展開で成功するためのヒントになるような話しも出ていました。 値段の安いファストファッションの流行や、長引く円高など輸出環境は決して良いとは言えない状況です。 そうした中、児島のデニムがどのように海外市場に食い込んでいくのか、売り込みは今後も続きます。
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