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2011年1月27日(木) 19:32 |
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林原、来月2日に東京で債権者集会
事業再生ADRに向け、私的整理手続きに入った林原。 ADRの第三者機関、事業再生実務協会は、2月2日に、東京で金融機関を集めた初めての債権者集会を開く予定です。 再生計画案を早ければ4月頃までにもまとめる方針ですが、計画案は、債権者全員の同意が必要となるため、今後の債権者の動向から目が離せない状況です。 経営再建を目指す林原と取引のある会社や店舗などは、おおむね冷静に受け止めていますが、一部で心配する声も聞かれます。
岡山市北区で洋菓子の製造販売を行っている菓子工房る・ぷらんたんです。 この店では、ケーキやクッキーなどの焼き菓子に、林原の甘味料トレハロースや水あめなどを多く使用しています。 月に使うトレハロースの量は80キロほどということです。 今のところ供給面などで目だった混乱はありませんが、先行きには不安があると関係者は話します。 負債総額は、グループ全体で1400億円にのぼると見られる林原。 事業再生ADRによる負債の私的整理を行うことになっており、今後は、再生計画案を出し金融機関との話し合いが進められます。 林原は、今後も安心して使ってもらえる製品の供給や研究開発を進めるとコメントしています。 この店では、林原の事業再生ADRがうまくいくよう見守りたいと話しています。
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