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オレオレ詐欺、県内で昨年76件 警察官かたる手口急増

2011年1月28日

 警察官や息子などをかたる「オレオレ詐欺」が県内では昨年76件認知され、前年より32件増えたことが県警捜査2課のまとめでわかった。被害額は6270万円で、前年より830万円増えた。

 内訳は、警察官をかたる手口が31件で、前年の12件から急増したのが目立った。捜査2課は「警察官が現金などの預かりを申し出ることはあり得ない」と呼びかけている。

 また、息子などをかたった不倫示談金の名目は21件、借金返済の名目は13件あった。

 同課によると、犯行グループが実際に被害者宅を訪ね、カードや現金を直接受け取る手口が増えた。指定口座に振り込ませる手口に比べ、被害者に顔を見られる危険はあるが、現金などを確実に受け取れるためらしい。

 「有料サイトの利用料の未払いがある」などとだます架空請求詐欺などを含めた「振り込め詐欺」全体の件数は115件(前年比11件減)に減少し、被害額も過去最低の1億2040万円(同7040万円減)に減った。

 架空請求詐欺の件数は33件(同1件増)で、被害額は5510万円(同4940万円減)。市職員などを名乗り、税金の還付名目で現金をだまし取る詐欺の被害は、09年は29件あったが昨年は認知されなかった。

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