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茨城・取手の出産後出血死亡:損賠訴訟 病院に賠償命令--水戸地裁

 茨城県利根町の女性(当時32歳)が出産後の大量出血により死亡したのは医師が必要な措置を怠ったのが原因として、夫ら遺族3人が病院を経営する医療法人「緑生会」(千葉県我孫子市)と医師に計約8471万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で水戸地裁は27日、病院側の過失を認め計6959万円の支払いを命じた。窪木稔裁判長は「医師は出血状況を管理すべき義務を怠った」と指摘した。

 判決によると、女性は緑生会が経営する茨城県取手市の産婦人科病院で05年8月17日に男児を出産。子宮からの出血が多く別の病院に運ばれたが、4日後に播種(はしゅ)性血管内凝固症候群(DIC)で死亡した。【原田啓之】

毎日新聞 2011年1月28日 東京朝刊

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