「全日本」(2月6日、後楽園ホール)
破壊王子に英才教育だ。武藤敬司(48)がゼロワンの大谷晋二郎(38)と組んで船木誠勝(41)、AKIRA(44)組と対戦し、橋本大地(18)が武藤組のセコンドに付くことが26日、都内で発表された。
武藤は「親父たちと同じ時代のオレたちはこういうプロレスだったんだよ、と伝えることができたら」と、試合への思いを明かした。
このカードは武藤、蝶野正洋(47)と闘魂三銃士としてマット界をけん引した故・橋本真也さんの長男で、ゼロワンの3・6両国大会でデビューする大地が「武藤さんにごあいさつにうかがいたい」と熱望したことがきっかけで実現。大地に「グッとくるものも感じる」という武藤は「同期の背中を見せてやる」と、同期の船木、AKIRAとともに橋本さん世代のプロレスを間近で伝えることを約束した。
大地のデビュー当日は全日本も後楽園ホールで試合があるが、武藤は「前向きに考えます」と、時間をやりくりして見届けるつもり。「あまりおやじを意識しすぎても良くない」と、アドバイスも送っていた。