アントニオ猪木(67)が26日、福岡市内でデイリースポーツの取材に応じ、2・5福岡大会を起点に団体の枠を超えた闘魂流“非常識軍団”結成の構想を明かした。
大相撲の幕内力士・黒海と臥牙丸のガラス破損騒動について、猪木は「一般人とは違う世界で飯を食っている人間を優等生みたいに、しゃくし定規にはめるのは面白くない」と主張。大麻事件で角界を去った元幕内若麒麟の鈴川真一を引き取り、IGFで育成中の猪木は「世の中全体が“常識”というウソにがんじがらめにされ、その中で善悪が判断されている。もっと自由に人間らしく生きようよ」と“非常識のススメ”を説いた。
猪木は「尖閣諸島の問題で中断していた中国側との交渉が再開した」と明かし、中国人戦士のデビューが8月にも実現。「思い切った発想の転換と意表を突く行動を!2・5福岡では大きな波が来るきっかけを作りたい」と誓った。
北朝鮮にも目を向けた。「来年4月は金日成の生誕100周年。平壌で大きな格闘技イベントが行われ、俺も招待されるでしょう。この1年で北朝鮮は大きく変わる」と予告。猪木が育て国境を超えた“非常識”格闘軍団が殴り込む可能性も出てきた。
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