2011年 1月 27日
大学生の就職内定率過去最低
岡山県内の大学生の先月末の就職内定率が過去最低の水準となりました。岡山市では新卒者の就職を支援する会議が開かれ、支援の強化を申し合わせました。会議には行政や経済団体学校関係者などから14人が出席し、来月16日の合同就職面接会の開催や学生への個別支援など、学生が卒業する3月までの間支援策を強化していくことを確認しました。今年春、大学を卒業する岡山県内の大学生の就職内定率は過去最低の58.9%、香川県内の大学生は58%で依然として厳しい水準です。学生の就職支援の切り札として期待されているのが「大卒ジョブサポーター」です。企業の元人事担当者などが学生の相談をはじめ、企業訪問による求人の掘り起こしなどを行っています。ハローワーク岡山の管内では去年4月には1人だった大卒ジョブサポーターを12人に増員し対応しています。学生たちにとって卒業までに残された時間はわずか。様々な支援策を活かすことも内定をつかみ取る鍵となりそうです。

チボリ跡地の商業施設着工
倉敷チボリ公園跡地に開業する大型商業施設の本体工事が27日始まりました。出店するイトーヨーカ堂と三井不動産が明らかにしたものです。店舗面積は合わせて約3万6500平方メートルでショッピングセンターには食品館イトーヨーカドーを核に約100店舗が入ります。また中国地方初出店となる三井アウトレットパークは、国内外の有力ブランド約110店舗で構成されます。オープン予定日は今年11月11日です。

私立高校入試始まる
岡山県内のほとんどの私立高校で選抜1期の入学試験が始まりました。岡山県内では27日、23の私立高校のうち21校で試験が行われました。出願者数は2万3720人で平均倍率は4・25倍と過去7年で最も高くなっています。このうち、岡山市の明誠学院高校では普通科の4つのコースで合わせて2203人が試験に挑みました。中でも特別進学コースV類は募集定員10人に対して939人が出願していて倍率は県内で最も高い93・9倍となっています。試験は一部の学校で28日も行われ、合格発表はほとんどの高校で来月3日に行われます。

船穂スイートピー記念日制定式
倉敷市船穂町特産のスイートピーを広くPRしようと1月27日を「船穂スイートピー記念日」と定める式典が倉敷市で行われました。この記念日は出荷シーズンの1月と「い〜ふなお」の語呂合わせにちなんで定められたものです。式典では日本記念日協会の加瀬清志代表からJA岡山西船穂町花き部会の井上学会長に認定証が手渡され、地元の保育園児らも加わってい〜ふなお宣言が行われました。岡山県産スイートピーの出荷量は年間約1074万本で全国2位。このうち船穂産が全体の約9割を占めています。地区の名前のついた花の記念日は全国でも初めてで、関係者は船穂スイートピーを全国にアピールして行きたいと話しています。

全国うまいもの大会
B級グルメや人気の駅弁など全国各地のグルメを一堂に集めた物産展が高松市のデパートで始まりました。もちもちした麺に油かすをまぶしたB級グルメの定番、静岡の富士宮やきそばに、ジューシーな肉とうどんの食感が特徴の大阪の高槻うどんギョーザ、この他、会場の高松天満屋には有名駅弁や空弁、バウムクーヘンなどのスイーツまで全国から61の店が軒を連ね、約800の商品が販売されています。しっとりとやわらかい、広島・八天堂のクリームパンには開店と同時に長い列ができるなど初日の27日は大勢の買い物客が訪れています。この物産展は来月8日まで高松天満屋で開かれています。

鳥取県の観光PR
年末年始の記録的大雪の影響で観光客が減少している鳥取県が元気になった鳥取をPRしようと岡山市で観光キャンペーンを行いました。JR岡山駅で行われたキャンペーンには鳥取県のキャラクター「トリピー」も登場し、利用客らに鳥取の冬の魅力をPRしました。鳥取県は皆生温泉や三朝温泉など温泉地も多く、冬の味覚松葉ガニが楽しめるなど例年この時期は多くの観光客が訪れますが今年は年末年始の大雪が影響し、宿泊のキャンセルが相次ぐなど客足が伸び悩んでいるということです。PR隊によりますと現在は交通への雪の影響はほとんどないということで、「大勢の観光客に来てもらいたい」と話していました。