運転手「歩道に似た2人連れ」舞鶴高1殺害で地裁公判
京都府舞鶴市で2008年5月、東舞鶴高浮島分校1年の小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた無職中勝美被告(62)の第2回公判が27日、京都地裁(笹野明義裁判長)であり、事件当夜、中被告や被告に似た人物を目撃したとする男女2人の証人尋問が行われた。
このうちトラック運転手の男性は検察側の質問に対し、08年5月7日午前1時20分ごろ、車の運転中に、被告に似た自転車の男と10代半ばの女性が遺体発見現場に至る途中の歩道で一緒にいるのを見たと証言した。
弁護側の「運転に注意しながら、歩道の2人連れの様子をよく見ることができたのか」という問いに、男性は「前後を走る車もなく、周りを見られる状況だった」と答えた。
また、現場から南西約3・5キロ離れた飲食店の女性店員も証言台に立ち、中被告が事件前夜に来店して同7日午前1時ごろに店を出たと説明し、「自転車で帰ると言っていた」と述べた。
中被告は先月21日の初公判で「私は無罪です」と起訴内容を否認している。
午後の公判では、現場から約300メートルの場所で目撃したという別の男性などが証言する。
起訴状では、中被告は08年5月7日未明、舞鶴市朝来(あせく)中の朝来川岸付近で、小杉さんに乱暴しようとして抵抗され、顔や頭などを鈍器で殴って失血死させたなどとしている。
【 2011年01月27日 13時51分 】
ソーシャルブックマークへ投稿: | Tweet | (ソーシャルブックマークとは) |