3年前、京都府舞鶴市で女子高校生を殺害した罪に問われている男の裁判で、事件当日の夜、被告らしき人物を見たという男性が「女の子が呼び止められているようだった」と証言しました。
2008年5月、舞鶴市の雑木林で高校一年生だった小杉美穂さん(当時15)が殺害された事件は決定的な物的証拠がなく、警察は防犯カメラの映像などをもとに発生から11か月後に現場近くに住む中勝美被告(62)を逮捕しました。
中被告は一貫して無罪を主張していますが、27日開かれた2回目の公判では事件当日の夜、現場近くを車で通った際に中被告と小杉さんらしき人物を見たという男性が出廷し「女の子が男の人に呼び止められたような感じだった」と述べ、検察側から「法定内に似た人がいますか?」と問われると中被告を指さして「この人です」と述べました。
これに対して弁護側は「車を運転しながらでは人物を十分に特定できないため証言は信用性に欠ける」と指摘しました。 (01/27 12:30)
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