北沢防衛相:武器輸出三原則見直し 「政治が風穴を」

2010年11月30日 19時37分 更新:11月30日 22時58分

北沢俊美防衛相=梅田麻衣子撮影
北沢俊美防衛相=梅田麻衣子撮影

 北沢俊美防衛相は30日、防衛省での防衛関連企業との会合で、原則すべての武器輸出を禁じる武器輸出三原則について「米国一国が生産を担う時代でなくなり、今は各国で共同生産している。平和国家の基本理念は大事にしつつも、政治が風穴を開けないといけない」と述べ、要件を緩和し、他国との国際共同開発を容認すべきだとの考えを強調した。

 日本だけの開発・生産では高コスト体質になり、生産・技術基盤も他国に遅れかねないとの危機感がある。会合では企業側からも前向きな意見が多かったという。ただし、政府・民主党内には「平和外交」の観点から見直しに慎重論も残る。【坂口裕彦】

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