米韓:合同軍事演習、黄海で始まる 朝鮮半島は緊張状態

2010年11月28日 15時9分 更新:11月29日 1時17分

延坪島中心部を見回る韓国軍兵士=韓国・延坪島で2010年11月28日午後3時29分、長谷川直亮撮影
延坪島中心部を見回る韓国軍兵士=韓国・延坪島で2010年11月28日午後3時29分、長谷川直亮撮影
米韓合同軍事演習の概要と北朝鮮の動き
米韓合同軍事演習の概要と北朝鮮の動き

 【ソウル大澤文護、延坪島(ヨンピョンド)(韓国西方)・西脇真一】北朝鮮による韓国領・延坪島砲撃事件の対抗措置となる米韓合同軍事演習が28日午前6時(日本時間同)、朝鮮半島西方の黄海上で始まった。これに対し、北朝鮮軍が演習開始後、地対艦ミサイルの発射態勢を取ったり延坪島北方の自国領内で砲撃訓練を実施するなど、韓国側への攻撃準備と受け取れる動きを見せたため、一時、延坪島住民や現地の取材記者らに緊急退避令が出るなど、朝鮮半島は緊張が続いている。演習は来月1日まで続く予定。

 韓国合同参謀本部によると、演習には米軍から原子力空母ジョージ・ワシントンやイージス駆逐艦などが参加。韓国軍からもイージス艦・世宗大王(セジョンデワン)などが加わった。

 これに対し、聯合ニュースは政府筋の情報として、北朝鮮側が延坪島北方約10キロの基地から北方内陸部に向け約30発の砲撃訓練を実施したなどと報じた。

 韓国の青瓦台(大統領府)は28日、李明博(イ・ミョンバク)大統領が29日午前、砲撃事件に関する国民向け特別談話を発表すると明らかにした。

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