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デート商法容疑で4人逮捕 被害1億円か 2人一部否認

 電話アンケートなどを装って親しくなった相手をデートに誘い、高額なネックレスなどを販売したとして、宮城県警生活環境課などは26日、特定商取引法違反の疑いで、仙台市青葉区花京院2丁目の宝飾品販売会社「Art(アール)」の役員水落祐樹容疑者(30)=青葉区広瀬町=ら社員4人を逮捕した。県警は同容疑で、社長の20代男の逮捕状も取り、行方を捜している。
 生活環境課によると、同社は2008年に設立され、被害は東北地方の20代女性を中心に約200人、約1億円に上るとみられる。1人の最高被害額は165万円で、複数回にわたり被害に遭うケースもあったという。
 他に逮捕されたのは、いずれも従業員の青葉区荒巻神明町、荻原敦史(25)、青葉区台原6丁目、木村直走(25)、青葉区米ケ袋2丁目、鈴木豪(23)の3容疑者。
 逮捕容疑は、4人は共謀し09年10月〜10年2月、うその電話アンケートなどで知り合った山形県の会社員女性(22)ら3人を仙台市内のファミリーレストランに呼び出し、宝飾品の販売目的を隠して同社営業所に連れ込み勧誘した疑い。荻原、木村、鈴木の3容疑者はそれぞれ女性にネックレス(計150万円)を販売した際、契約書面を交付しなかった疑い。
 県警によると、荻原、鈴木両容疑者は「宝飾品販売の目的は告げた」と容疑を一部否認しているという。
 県警によると、東北各地の女性の自宅に電話をかけ、携帯電話の番号やメールアドレスを入手し、「仙台を案内するから出ておいで」などと誘い出していた。夜遅くまで何時間も勧誘することもあった。宝飾品は仕入れ値の約10倍の値段で販売したとされ、現金で払えない場合は消費者金融で借金させたり、ローンを組ませたりしていたという。


2011年01月27日木曜日


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