【NQNニューヨーク=横内理恵】26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小反発し、前日比8ドル25セント高の1万1985ドル44セント(速報値)で終えた。2008年6月19日以来の高値水準となる。前日夜にオバマ大統領が一般教書演説で法人税率の引き下げ方針などを示したことが、米景気や企業活動の回復を下支えするとして好感された。ダウ平均は取引時間中として約2年7カ月ぶりに1万2000ドルを上回る場面があったが、指数が心理的な節目付近に達したことで市場では高値警戒感も強まった。利益確定売りが出て、ダウ平均は引けにかけて伸び悩んだ。
米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で米国債購入を予定通り進める方針を維持したことで、当面は潤沢な投資資金が株式市場に流入するとの見方も相場を支えた。昨年12月の新築住宅販売件数が市場予想を大きく上回る伸びとなったことを手掛かりに買いが膨らむ場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、同20.25ポイント高の2739.50(同)で終えた。
オバマ、ダウ工業株30種平均、FRB、FOMC
日経平均(円) | 10,478.66 | +76.76 | 27日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 11,985.44 | +8.25 | 26日 16:30 |
英FTSE100 | 5,980.79 | +11.58 | 27日 14:10 |
ドル/円 | 82.76 - .78 | +0.62円安 | 27日 23:04 |
ユーロ/円 | 113.71 - .74 | +1.41円安 | 27日 23:04 |
長期金利(%) | 1.250 | +0.020 | 27日 17:43 |
NY原油(ドル) | 87.33 | +1.14 | 26日 終値 |
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