第三の隣人 中国朝鮮族

中国朝鮮族嫁の写真と私の中韓朝を斬る日中コラボブログです

中国の教育事情

2007-05-09 12:31:47 | 社会
 中国人が一番頭を悩ましているのは、「結婚」以外では、子供の教育であることは間違いありません。昔、文化大革命の時代を取材していたときは、中国はよく学費は無料だと言っていましたし、また日教組の教師も中国や北朝鮮をはじめとする社会主義国は教育費は無料であり、社会主義の優位性の一つとして教育費が無料であることをよく宣伝していました。
 では現在の中国ではどのようなものでしょうか。朝鮮族や韓国人が教育熱心であることはよく知られておりますし、越境入学もしばしばあります。富裕層であれば、留学するのは珍しくもなく、また当然であるような風潮であります。彼らはお金についてまったく心配もないのですが、問題は中間層と下層階級です。
 結論から言うと、中国では子供に教育を施すのは義務なのですが、義務=無料ではありません。むしろ給料比較すれば高いといえます。下手すると給料の1/3か1/2までが学費に占めるといっても言い過ぎではありません。さらにいうと、教科書代金も有料で、ノートも学校から指定されるメーカーのものを使うため、一般のノートを買うよりも高くなっているというのが実情ともいえます。
 かといって中国の教師の給料が高いとはいえません。中国の親戚に教師の方も何人かいますが、取材をしてみると割のよい仕事とはいえません。中には教師の職を捨てて韓国に出稼ぎに行く人もいます。日本では割のよい仕事と言えますが、中国ではそうとはいえません。
 果たして今の中国を社会主義と呼べるのでしょうか。本来社会主義の目的というのは、世界から貧困と餓え、病を追放し、あらゆる人が平等に安全に安心して暮らせるということであったはずです。しかし、今の中国は富裕層が下層階級を搾取するという社会主義国で搾取が起きているという漫画のような状態であるのが今の中国と言えます。そしてそれを是正する役割を担う中国共産党はこれを完全に放置しているのです。党と資本家が癒着をするという明治・大正時代の下層階級を描いた横山源之助の「日本の下層社会」が現実に今起きていると言えます。明治時代に松原が執筆した「最暗黒の東京」などの世界は決して中国では絵空事ではないのです。


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