第三の隣人 中国朝鮮族

中国朝鮮族嫁の写真と私の中韓朝を斬る日中コラボブログです

北朝鮮国境地帯〜丹東

2007-05-07 20:21:23 | 二人の思い出
北朝鮮国境地帯〜丹東
 今回は、せっかく瀋陽に行くのだから北朝鮮の国境地帯である丹東も案内してくれと嫁に頼みました。実は北を眺められるところは、延吉から一時間ほどのトメンともうひとつはこの丹東しかないのです。だから日本や韓国のマスコミは情報収集には必ずここを使うことになっているのです。
丹東は小さい町であり、北と中国を結ぶ重要な交通の要所でところところではありますが、ハングルの看板もあります。もっともその度合いは、延吉や瀋陽よりも少ないです。
 ここの名所といえばただひとつで遊覧船に乗って北朝鮮を見ることだけです。トメンではあまり北朝鮮人民を見ることはできませんが、この丹東であればそれなりに人を見ることはできます。遊覧船にはいろいろランクがあるのですが貸切で一時間くらい乗るものですと一人当たり180元(二人だったので360元)とかなりの割高なのですが、あえて私はこれを選択しました。丹東と北朝鮮を比較してみたことは片や丹東はビルも立ち並び見た目にもその繁栄振りもわかるのですが、北朝鮮側は馬や牛も痩せていて大変な生活をしているなということも伺えます。ただし、北朝鮮人民を見ていると太っている子供もいたり、国境の町であるがゆえにそれほど困窮していないのかなとも思いました。船からいくつかスローガンを見ることもできまして、「21世紀の星 金正日将軍万歳」とか書かれているのは相変わらずで、興味深いのはある船のエンジンはヤマハの中古品を使っていたことです。
 私が、北朝鮮人民に大声で「アンニョンハセヨー」と言って手を振ると向こうも手を振っていたところを見ると昔の報道のような敵愾心は少ないのかなとも思いました。この時は嫁はあまりにも私が嬉しそうに手を振っているのを見て実は先祖は朝鮮人とからかっていましたが私の心中は一方で複雑でした。
 この後途中で韓国の修学旅行生とも会い、彼らはもっと心中は穏やかではないのかなと想像もしました。しかし、韓国人にとっては、北朝鮮との統一は重い課題であり、建前では願いは統一といいながらも、統一は莫大な費用がかかるため、本音は統一したくないという話は何遍も聞きました。韓国も格差社会であるとはいえ、今の繁栄を失いたくないというのは率直な気持ちでしょう。日本やアメリカに援助してもらいたいという虫のいい話もありますが、日米に対して普段の行いが芳しいとはいえない統一朝鮮に援助しようという機運が現れるかどうか疑問です。しかもこの話をよく持ち出す韓国人は反日家の方で彼らは日米が統一朝鮮を援助するのはさも当然という言い方で話を持ってくることも失笑モノです。
 私たちはこの狭い町を歩きましたが後に「骨董贋物工房」の場所を発見したり、北朝鮮レストランで食事をしました。その話はまた明日書きたいと思います。




この橋を渡れば北朝鮮です。
奥に見える橋が古い橋で昔アメリカ軍によって爆発されました。
手前の橋の三角の部分が中国で奥に見える平の部分が北朝鮮側です。


中国側は昔小学校の修学旅行で行ったときとは全然違いました。


北朝鮮側はあまり変わってません。
何か一軒屋見たいのがちらほら見えますが
人の気配は全くありません。とにかく暗いです。
川辺に止まってるさびった船は昔と変わりませんでした。


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よろしくお願いしますm( _ _ )m

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コメント

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楽しみです。 (あら座)
2007-05-08 03:50:50
「骨董偽物工房」のお話が。(笑)

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