ｉＰａｄやキンドルに触れ電子書籍を体験、浮世絵や古典見られる企画展開催/横浜

2011年1月27日

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展示されているｉＰａｄなどを体験する来場者＝かながわ県民センター５階の生涯学習情報センター

　電子書籍に直接触れて関心を高めてもらおうと、横浜駅西口の県生涯学習情報センター（横浜市神奈川区鶴屋町）で、企画展「電子書籍を体験」が開かれている。「ｉＰａｄ（アイパッド）」など４種類９台の端末を操作し、実際に電子書籍を読むことができる。30日まで。

　県立図書館と県立川崎図書館の共催。普及が進む電子書籍を使用できる機会を設け、新しい読書の形を知ってもらうのが狙いという。来場者は「ｉＰａｄ」のほか「キンドル」「リーダー」、米国でしか販売されていない「ヌーク」といった端末で、文字の拡大やページのめくり方などを体験できる。

　見られるのは、県立図書館が所蔵する浮世絵のデジタル画像や、著作権が消滅した古典など。端末の購入を考えている小田原市の男性（67）は「実際に手にして重さや操作を体験できた。参考になる」と話していた。

　同時に、ネット上で本の貸し借りと電子データでの読書ができる「電子図書館」も体験できる。27、28日は午前10時～午後７時。29日は同５時まで、30日は同４時半まで。問い合わせは、県立図書館企画協力課電話０４５（２６３）５９１８。